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  • from: クマドンさん

    2017年01月15日 06時32分10秒

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    よきサマリア人に

    大雪になった。
    今もこの風の音。断続的に雪は降り積もっている。
    昨日、我が家の玄関前とガレージ前の雪のけをした。
    小千谷のSさんにところでは、雪堀だそうだ。
    Sさんは、昨日の朝、さっそく屋根に上り、一回目の雪下ろしだった。
    私は、新潟市。
    まだまだそれから比べたら少ない雪でありがたい。

    長男に手伝ってもらった。
    実は、お腹を縦に真っ直ぐ30センチ近く縫い合わせた部分が固く、
    今でもしっかりと繋がっていないようなのだ。
    だから、重い物をもったり、無理して腹筋に力をかけると、
    バーストする危険性があった。
    今朝、そんな悲惨なる夢をみたばかりだった。

    だから、スノーダンプをゆっくりと押す。
    幸い雪が軽かったので助かった。
    そろそろとダンプの雪を持ち上げて、山にする。
    またまた、雪との格闘の日々が始まったようだ。
    長男は、黙って、さっさと終わらせようとダンプを動かしていた。
    二人でやれば、早さは4倍。疲れも4分の1だった。
    何よりも彼と一緒にこうして雪のけしていることが、何だか親としては嬉しかった。

    雪のけのよさは、仕事の跡が明確なことだ。
    どんだけその時間汗をかいて頑張ったか、一目瞭然にその仕事ぶりが見える。
    だから、私は、雪のけが嫌いではなかった。
    気合を入れて一気にやることの快感が、この仕事にはある気がする。

    我が家が終わったら、近くの叔母さんが住む家の玄関前の雪のけに向かった。
    叔母さんは75歳。独り暮らしだ。
    彼と二人で玄関から道路までの道をつけた。
    すると、叔母さんが顔を出し、「ありがとね、ありがとね」だった。
    ご褒美は、私にはプレミアビール3本。彼には小遣いだった。
    何だか申しわけなく、ありがたく家に帰った。

    そうだよなぁ。この雪の中で、独り暮らしのお年寄りはどうしているんだろうか。
    私は、昨日はどこにも出かけなかった。
    ただ、家に籠って映画「ターミネーター3」を観て、
    夕方風呂に入って、夕食はタラ鍋をいただき、菊水一番搾りを飲んだ。
    それからは、延々とお笑い演芸館とやらを観て、大笑いだった。

    でも、独り暮らしのお年寄りは、買い物どころか、
    玄関から道路までの道もつけられず、閉ざされた家の中で、
    心細い生活をしているのではないかと、ふと感じた。
    私たちは、そうした地域におけるお年寄りの存在を忘れているなぁと、
    何だかふと寂しくもなった。

    よきサマリア人の譬えが聖書には出ている。
    よき隣人になれとのことだ。
    しかし、その隣人がそこに住んでいること、そこで生活していること、
    そして、そこで独りで暮らして寂しく孤独を感じていることを、
    私は、忘れて生活している。
    それは、隣人にすらなれない生き方ではないだろうか。

    叔母さんがあれだけ喜んでくれたのは、
    本当に助けてもらって嬉しかったからだと想う。
    叔母さんは、親戚の私たち家族が30メートル程の距離に住んでいる。
    しかし、誰も知り合いもなく、助けてももらえず、
    そして、私のように無理のできない老いの身体であったら、
    この雪に閉ざされた生活は、何とも辛く、心細く、哀しい生活となるだろう。

    でも、その人にも隣人は居るはずだ。
    お互いが老人と老人では難しいが、もし余力のある隣人ならば、
    ちょっとお隣の前の雪ものけることができるのではないだろうか。
    そのことは、余計なおせっかいどころか、
    やっぱり感謝される仕事となると私は思っている。

    私は、大雪になるとガレージの向かいのTさんの家の雪のけもした。
    彼女は90歳近くで、独り暮らしの人だった。
    道路の雪を全部きれいにのけた後、Tさんの家の玄関前をきれいにした。
    ここから先は、私の家の責任ではないではなかった。
    まだ暗く寝静まっているTさんの家の前の雪は、
    私が担当する責任のある場所だった。
    だから、「さっさ」とやった。
    それだけだ。
    今は、Tさんは施設に入り、孫が新たに家を建てて住んでいる。

    大雪になると思い出す。
    大雪の時こそ、お互いによきサマリア人・よき隣人になりたいものだ。

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