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  • from: クマドンさん

    2017年01月27日 06時04分22秒

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    足を踏んづける人

    さてさて、どうにもならない自分を感じている。
    やってきてしまったことは、どうにもならないことだった。
    そのことを今から、変えようとしても、それは無理だ。
    本当に人生は、一回こっきりの一方通行の旅だった。
    忘れ物をしたからと言っても、もうそこには戻ることはできないんだ。

    そのために、もっともっとよく考えて生きればいいのに、
    なかなかそうもいかないのも生きるということらしい。
    その時は、それしかなかったという選択であり、決断であっても、
    後から考えたら、どうしてそんなことを・・・と思うことも多い。
    振り返ると、「それでいい」と、想える日も来るだろうが、
    今は、「どうして?」と自分自身に問うことのほうが多い。

    「足を踏まれている人には痛みが分かりますが、
     踏んでいる人には痛みが分かりません」と、阿部寛さんが語っていた。
    そうだなぁと、本当にそうだなぁと、痛く感ずる。
    そんな気持ちはなかったとしても、
    何も考えていなかったとしても、
    それでいいと勘違いしていたとしても、
    人の足を踏んづけていることには変わりはないのだ。

    踏まれている人の痛みは、踏んでいる人には分かりようがない。
    何故なら、踏んでいるという自覚が本人には全くないからだ。

    「結婚はどちらかが必ず相手より少しだけ我慢しているもの」
    しかし、もし少しどころか、一方的な我慢を強いていたとしたらどうだろう。
    それは、子どもたちにもそうだった。
    私が、こうした私であるために、
    私がわからずやで、感じられなかったために、子どもたちの心を傷つけ、
    寂しい想いにさせていたとしたら。
    そのことは、もう取り返しのつかない事実なんだなぁ。

    「恋妻家宮本」という映画の台詞だそうだ。
    「正しいことより、優しいことのほうが大事じゃないですか」と。
    私も、きっとそう想って、そう信じて生きて来たつもりだ。
    しかし、そう想っていたとしても、その行動や言葉が、足を踏む人であったとしたら、
    そして、踏んづけている私自身が、その自覚すらなく生きて来たとしたら、
    私は、いったい何ともどうにもならない人間であったということだろう。

    今、ひしひしと感ずる寂しさがある。
    そうなんだろうなぁ。
    きっとそうだったんだよなぁと、その寂しさは私に静かに語ってくれる。
    この「親父たちよ」を始めた13年前から今日まで、
    いったい私は、何をしてきたのだろうかと、
    ふっと感じて、昨夜は夜中の2時半に目が覚めて、
    心が冴えて眠れなくなってしまった。

    私も、きっとこの世とサヨナラする時は、
    たとえどんな状況であろうとも、あのバルジャンの最期の時のように、
    亡くなっている愛する魂に迎えられて、旅立つことを信じている。

    しかし、どうしてこの途中の人生の旅というものは、
    どうにもならない失敗と、後悔と、取り返しのつかない罪を繰り返しながら、
    そのことに気付かず、気付いた時にはすで遅いことになっているのだろうと、
    いつも感ずるものだった。
    その時には、わからない。
    後になって、そのことがわかる。

    だから、愚かな私は、正しさで生きることはできないのだ。
    私は、この台詞のように優しさを大事に生きる道を、
    迷いつつ、立ち止まりつつ、自分自身に溜息をつきながら、
    歩くことしか、道はないと、今は、想う。

    この映画の主題歌は、吉田拓郎さんが歌っているそうだ。
    「私は今日まで生きてみました」
    「そして明日からもこうして生きていくだろう」と。

    「いろいろなことがあって、反省することもいっぱいあったけれど、
     とりあえず今日まで生きてきて、明日も生きて行く。
     生きていっていいんだ、という自分への肯定感と優しさがあって、
     初めて人にも優しくできるんじゃないでしょうか」と、阿部寛さん

    本当にどうにもならない私です。
    それでも、今日も、明日も、生きてみる。だな。

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