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  • from: クマドンさん

    2017年02月24日 06時02分57秒

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    何だか諦めることに慣れて来た

    何だか諦めることが多くなった。
    そうすると、仕方ないかと、肚も立たない。

    朝食の時、突然妻から怒鳴られた。
    仕方ないことだ。
    こうやって否定されて、それでも黙ってご飯を食べた。
    胃の辺りが、少しむかむかとしたが、
    諦めている。黙っている。そのまま食べている。

    左足が痛かった。
    ズボンを脱ぐことも、はくことも痛くてかなわなかった。
    かごめない。曲げられない。
    何と臀部から、左もも脇、ふくらはぎまで痛みが電気のように走って行く。
    どうしたんだと、何だかとても心配になった。
    その原因が分からなかったからだ。

    ところが、仕事していて、夕方になってはたと分かったことがあった。
    昨晩、酔っぱらってヘッドホーンでリヒャルト・ストラウスだった。
    私は、椅子の上でいつの間にか眠ってしまった。
    気が付いたら夜中の12時。
    そこから床に入りぐっすり眠った。
    その椅子だった。
    背もたれのあるその椅子にきっと変な格好で眠っていたに違いない。
    その屈折した圧力が、この電気のような神経の痛みとなったのだ。
    仕方ない。仕方ない。
    心配してくれた同僚に、呆れて、笑われた。

    夜は、東区ボーイズの合唱だった。
    図書館で本を借り、それから、腹ごしらえに太威に向かった。
    お店に入って、いつものカウンターに座ったら、無いのだ。
    私の大事に大事にしていたマフラーが。
    クラブワールドカップで勝ったレアルマドリードのマフラーだった。
    とろうとしたら、していないことに気付いた。
    しかし、どこでいったい脱いだと言うのか。
    私は、その脱いだことすら忘れている自分自身に愕然としてしまった。

    合唱は腰の痛みと、失われた大事なマフラーのことで全く元気が出なかった。
    何だかとてもとても疲れている自分を椅子の上に置いていた。
    いつもならでかい声で歌う私が、ほんの細やかな声しか出なかった。
    やっぱり、途中で帰ることにした。
    帰りに太威にもう一度寄ったけれど、マフラーの忘れ物は無いとのこと。

    何だろうねぇ。人生とは。
    自分に起こる出来事も、まさに自然そのまま。
    私が考えてどうこうできるものではないと言うこと。
    そうした自然の最中に生かされ、自然そのものに晒されて、翻弄される。
    だから、この年になると「仕方ない」と「諦め」られる。
    自分はいらないのだから、肚を立てることもない。
    「ああ、そうですか」と、さーっと通り過ぎるのを待つだけだ。

    帰ってから、遅い夕飯をまた食べていたら、
    ここでもやっぱり妻に怒鳴られてしまった。
    朝晩と、否定され、怒鳴られている。
    私が、悪いのだ。
    それはそれで、やっぱり仕方のないことだった。

    今朝、こうしてキーを打っていながら、やっぱり左足は全体に痺れている。
    マフラーのことは全く思い出されない。
    きっとまた、朝食で怒鳴られるだろうなぁ。

    それでも、いいことがあった。
    夢で、亡くなった桜井さん・敏栄さん・お父ちゃん・お母ちゃんと一緒だったんだ。
    みんなが自転車を引きながら人ごみの中をやって来た。
    私は、みんなが来るのを待ちながら、これから行くはずの山古志のことを考えた。
    「あの自転車で、あの山道を登れるだろうか」と。
    そして、私が自転車を忘れて来たこに気付いた。
    そこで、自転車をとりに家に帰るために、従兄の誠に声をかけた。
    「あそこのスポーツ店で、何か飲み物買って待っていてよ」と。

    私は、自転車を取りに人ごみに戻ったら、
    何と不思議なことに、後ろ向きのままドロップハンドルの自転車に乗っていた。
    「なぁんだ。自転車、あるじゃないか」
    ここで、きっと目が覚めた。

    こんな情けなく、どうにもならない私のことを、
    みんなはきっとあそこで待っていてくれるんだなぁ。
    本当に、つい今しがたまで、私は、そこで笑っていたんだ。

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