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  • from: クマドンさん

    2017年03月26日 10時13分04秒

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    ちょっとの知り合い・グレーゾーンの仲間たち

    語り合える人がいない。
    こうして独りで自宅療養をしていて思ったことだ。
    人と話をする。
    人の居るその場所に居る。
    そんなに深いお付き合いが無くても、何気ない会話ができる。
    それってとても大事なことだったんだと、ふと感じた。

    職場に居れば、それは黙っている方が少ないだろう。
    何だか余計なことや、冗談まで、語っている私だった。
    話をすることが好きだった。
    人付き合いは苦手で、自分からは進んでお付き合いをする方ではない。
    でも、何だか気心が知れたり、話を聴いてくれそうな人のことは感ずる。
    その人に対しては、自由自在に話していることもある。

    松浜の「宮沢賢治を語る会」に入れてもらった。
    何とも大先輩の女性に交じっての、読書会だった。
    そのつど読む童話を決めて、その物語を分担してリーディングする。
    これがとても私には心地よかった。
    人の声には、その人の人生や生き様、性格が現れる。
    声ってとても不思議な存在だった。

    また、ここで独り独りが感想を話されるとき、
    その人の意外な一面に触れることもある。
    70年近くも生きていると、それはそれなりに深いものがある。
    それぞれがそれぞれの家族や職場、地域での激動を乗り越えて来た人だった。
    そうしたいかに生き抜くかの実践的な智慧を身に着けた人たちの集まり。
    その深い人たちが、深い声で、賢治の童話を読んでいる。
    そこには、全くこれまで気付かなかった発見に満ちていた。

    だから、この会の時間は、あっと言う間に過ぎて行く。
    私が全く知らない人たちばかりだった。
    みなさんも、私のことなんぞ全く知らない。
    その知らない者同士が、こうして賢治を語りながら、
    いつの間にか自分自身を語っている。そのことが嬉しいのだった。

    今年で、60歳になるという。
    友達の少ない私。
    年をとればとるほど、何だか話せる人が何人かだけに、限られた。
    妻ともっともっと語ればいいのだが、何せ信頼を失っている私。
    根気強く、愛をもって、こちらには生涯取り組もうとは想っている。

    私が言いたいのは、そうではなくて、
    この一過性のグレーゾーンの人たちのことだ。
    そんな大親友とは言わない。それでいて、赤の他人とも言わない。
    「ああ、あの人ね」と言う、ちょっとの知り合い。
    このちょっとの知り合いが、これからの余生には大切なのだとふとふと想った。
    特に、この長期の監禁状況の自宅療養だ。
    語る人が誰も居ない。
    小千谷のSさんは、時々平日の日中に電話で話してもらえた。
    後は、誰も居ない。

    このことを何とかしないとと、辺に焦りのようなものを感じた。
    ただ、戦略がないわけではない。
    私のような寂しさと孤独とを感じているお年寄りは、たくさんいるからだ。
    だから、前にも書いた「お茶の間」をこの町で創ろうと想った。
    私自身が、その必要感をひしひしと感じたからだ。
    そこで、ちょっとの知り合いを少しずつ増やしていく。
    そして、何かむあったらその知り合いにお知らせしたり、連絡をとったりすればいい。
    そんなグレーな関係が、お互いに重荷にならずにいいではないだろうか。

    「親父たちよ」で始まったこのメッセージだが、
    今では、「シルバーたちよ」に変わりつつある。
    現役を引退してから、いかにして豊かな地域暮らしをしたらよいのか。
    そんな視点に立って、考え始めている私がここに居る。
    そこで、「ちょっとの知り合い・グレーゾーンの仲間たち」だった。

    中地区のまちづくりセンターに、とても素敵な混成合唱団があると知った。
    また、昔のように書道を習いたいとも想っている。
    楽器では、バイオリンが無理なら、サックスを吹いてみたい。
    山には初心に還って、低山から山旅を始めたいと願っている。
    そのためのトレーニングが大事なので、またジョグとジムに通おうと思う。
    やりたいことは、たくさんある。
    その場、その場で、きっとたくさんのちょっとの知り合いができることだろう。

    それでいいのだ。
    足の痛みがまだまだなのに、勝手にそんなことを考えているクマだった。

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