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  • from: クマドンさん

    2017年03月28日 14時26分10秒

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    私もそうでしたよ

    杖をついて歩けるようになった。
    痛みはまだ足に残っているが、座れるようになった。
    たったさっき、友がぎっくり腰になったとのメールが届いた。

    昨夜、送別会があったので、車で送ってもらって参加した。
    1カ月ぶりの外出だった。
    杖をついて歩く。
    階段はとてもとても難儀なものだと感じた。
    座敷で正座はできなので、椅子を用意してもらいそこに座った。
    御膳は、小さなテーブルの上に乗せてもらった。

    不自由な日常生活を毎日強いられている。
    「不住であっても不幸にはならない」とのヘレンケラーの言葉。
    ただ、この痛みと歩けぬことへのストレスは、
    どうにかしてくれと言いたかった。

    これからどうなるのかは、身体に聴いてくれだった。

    私の生活が一変した。
    怪我や病は、その日から、前日までの生活をすっかり変えるものだ。
    こうして寝たきりの生活から、
    私は、寝たきりの不自由な生活をしているだろう人たちへの、
    同情と共感とをやっと持つことが出来たような気がした。

    脳梗塞等で、突然身体が不自由になり、
    リハビリをしているオールドの人たちに出会うことがあった。
    可哀想になぁ。よくなるといいがなぁと、他人事の感想だった。
    でも、今は、本当にその辛さが私には身に沁みて分かる。

    身体が不自由な人で、もし、家族の居ない独り暮らしだったら、
    どんなにか心細く、寂しく、辛いことだろうとも想像できる。
    買い物へも行けず、料理をすることもできず、インスタントの食品だけ。
    私もカップラーメンのお世話になるが、
    その人たちは、どんな気持ちで日々を暮らしているのだろうか。

    事故の後遺症で半身不随となり、車椅子での生活の人が居る。
    私は二階のこの部屋で暮らし居るが、
    もし、私がそうだったら、どうやって下に下りるのだろう。
    また、外に出るためにも、段差ばかりで、
    自力での移動は全く不可能だ。
    そんなことを想定するだけでも、
    どれだけ生活すること自体が難しいことか、よく分かる。

    痛みは、孤独だ。
    身体の障害は、孤独だ。
    病は、孤独だ。

    しかし、やっとそうした同じ痛みと不自由さの中で生きている、
    その人たちのことが、我がことのようにして感じられるようになる。
    それは、まだ想像上のことでしかないが、
    友からのメールがそうだったように、
    私は、「ぎっくり腰、大変でしたね」とは、前のようには返信できなかった。
    私も布団の中で寝たままで、その痛みと切なさがよくよく感じられるからだった。
    「その痛み、よく分かります。大事、大事にしてください」は、
    何か祈りのような言葉になっていた。
    彼は、私だ。

    そう考えると、こうした痛みと病とは、私を孤独のどん底に落としながらも、
    実は、会ったことのない、でも、同じ痛みと不自由さを感じている人たちと、
    深い深いところでつなげてくれているようにも感じている。

    もし、治って、また歩けるようになったら、
    きっとオールドな皆さんのお宅を訪問し、声をかけるその声が、
    きっと違っていると私は想っている。
    想いしか相手に伝わらないものだ。
    「こんにちは、いかがですか。私もそうでしたよ」と、
    そんな同情と共感とが伝わってくれたら、
    きっとこの痛みと不自由な生活の意味が在るのだと、私は想っている。

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