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  • from: クマドンさん

    2017年05月09日 05時58分52秒

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    花を買う。花を植える。

    今年は、腰を落ち着けて庭仕事をしている。
    少しずつ少しずつだが、手を入れることで蘇って来ることを感ずる。
    枝を剪定している時に感じたことは、
    向こうから「ここだよ」と声をかけてくれることだ。
    「ここにもあるよ」と、声をかけられた枝を切った。
    するとすっきりとして、明るい庭になった。

    野草の下でほったらかされていた芝たちも、
    小さな緑の葉を伸ばし始めていた。
    忘れていても、生きるものは生きているのだ。
    緑の濃さが濃い芝もあり、まばらな芝もあり、枯れ葉のままの芝もある。
    本当に自然にあるものは、一つとして同じものはなかった。

    こんな所に花が咲いたね。
    黄色く小さな花が、ちょこんと咲いて朝の挨拶だった。
    「ようこそ、ここに」って、誰かの歌の歌詞にあったな。
    でも、そんな感じて、毎日庭に出ての発見だった。
    自然は、いつもいつも私の予想を超えた物語を見せてくれる。

    急に温かくなったせいか、その温度を敏感に草花は体感して、応えている。
    ポットに植えた向日葵の種が、にょきにょきと芽を出した。
    あの首を曲げたまま、種の殻を被って起き上がる姿が可愛いのだ。
    ここに一つの命の目覚めがあった。
    この命は、途切れることなくずっとずっとある瞬間から続いた命だ。
    ここには、そんな命がいっぱいに溢れている。

    昨日、医者の帰りに、銀行に寄った。
    それから、山ノ下に出来た花屋さんに寄った。
    散歩の度に店が開いていたら、花を見ている。
    そこで、花の名前を覚え、その季節の旬の花を知ることができる。
    季節がら、カーネーションの鉢がたくさんあった。
    同じようでいて、一つとして同じものは存在していなかった。

    お金があると、どうしょうもなく花を買いたくなる。
    中年の白髪の親父が、背広のままで花を愛でている。
    やっぱり買おうと、カーネーションを買い、幾つかの花を買った。
    私は、それを夜の庭で、プランタに置き、吟味していた。
    夜の庭。その上に満月に近い月が輝く。

    花たちがいてくれてよかった。
    月があってよかった。
    何だかそんな単純、素朴な中で毎日を生きているようだ。
    これから、庭に出て、花たちを植えることにする。
    新しい私の家族たちだ。

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