こうなりますか・・・・。と、自分の置かれた状況に落胆する。
生きているということは、難しさと辛さの中を生きることかも。
だから、どうしますか？
その問いに絶句する。

普通なんかどこにもない。
普通の雑草・普通の花とは、どれのことを言うのだろうか。
本当に一つとして同じものはなく、
みんなみんな違っている。

自然とは、全く同じものは創らないものだ。
コピーができるのは、人間の技だけ。
それだけ、一つ一つの存在を大事にしていることだとも想う。
普通はどこにも存在しない。
１人１人の違った生き方や物語だけがここにある。

だから、マニュアルはない。
問いが生まれる。
そして、考える。
どうしたらよいのか考える。
その答えが腑に落ちない内は、いつもいつも心苦しい。
私は、またあの問いの中に追い込まれた。

自分だけの物語だから、その問いは自分だけのものだ。
似た立場で同じような問いを求められた人は数知れないことだろう。
でも、その問いに応えられるのは、私だけだ。
そして、その答えを私が腑に落ちるために、
こうして次々と人生は、私に問いが生まれる状況に追い込んでいく。

「どうして私なんですか」
「まさか、こんなことが私に・・・・」
それは、この私と言う物語を生き抜くための試練であり、宿命でもある。

「あなたは、本当に人の心が分からない人だ」と、言われた。
私は、それが辛くて、落ち込んだまま、朝を迎えた。