昨日、２カ月ぶりの東区ボーイズだった。
久しぶりなので、部屋に入るのが少々恥ずかしかった。
入ったら、先生から拍手をもらった。
待っていてもらえることの在り難さだった。

楽譜を開いて歌を歌う。
これも久しぶりの快感だった。
歌うことの楽しさを、私は人生で味わうことができた。
合唱団には２０代の前半から入って歌っている。
それも天からの恵みだと感謝している。

音程に集中し、ハーモニーを聴きながら歌っていると、
いつの間にか無心になっている。
たかが歌ではなく、身体が熱くなり、汗も出る。
歌いながら、その歌声が慣れ、変わっていくことも感ずる。
歌いながらの自己発見だった。

２時間の稽古で、くたくたになってしまう。
本当に昨日はいろいろとあり、精神的にもくたくただった。
とにかく休ましてください。
それでも、やっぱり２カ月ぶりの合唱に来た。
しかし、そうしてくたくたでも行きたい場所があることの幸せだった。

いつも稽古の前には、太威で担々麺を独り食べる。
この深くて濃厚な味わいには、何も語る言葉がなかった。
私は、黙って味わい、その味の深さを堪能する。
味わうとは、まさにこのことだった。
味わうことの至福が、この一杯の担々麺には存在していた。

くたくただから歌を歌う。
くたくただから担々麺を味わう。
それは、くたくたのどうにもならない私の蘇生の力となってくれる。
くたくただからお休みする。
それもいい。
でも、くたくただから、大好きなことに無心になる。
それもありだなぁと、昨日は感じた。