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  • from: クマドンさん

    2017年05月19日 05時54分45秒

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    風邪を引いた。それでも、歌う。

    風邪をひいたらしい。
    季節の変わり目には、必ずのようにして風邪をひく。
    今年もそうだった。
    鼻水が出る。身体がだるい。何よりも疲れが抜けない。
    どうなったのか、夕方になるとぐったりと疲れが出て来る。
    ばたんとその場で倒れてしまいたい。
    そんな疲れだった。

    それでも、自分で自分自身を励まして何とか終業時刻を迎える。
    いつもなら、さっと帰れたのに、
    ここ二週間は、いろいろと仕事が重なっての残業だった。
    提出する書類の期限が重なっていたり、
    突発的な問題が起こり、それに対処したり、
    担当の仕事がその時期に集中したりだった。

    ただ淡々とそれを熟した。
    目の前にあるものは、少しの時間を見つけて、少しずつ進めた。
    一気にやってしまおうとは想わない。
    この15分間には、ここだけを書こう。
    この30分間には、この書類の半分だけでも仕上げよう。
    明日とは言わずに、締め切り一日前の今日、提出して帰ろう。

    すると、ぐったりと浸かれたままの帰宅となってしまう。
    帰ったら風呂に入る。
    350mlの缶ビールを一本。菊水一番搾りを一本。
    それに柿の種にかっぱえびせん、いもけんぴだ。
    そんな日々の連続の中、昨日は東区ブラザーズだった。
    疲れても、歌は歌う。
    その前に、太威の担々麺を食べに行く。

    店長はお休みだった。
    美人の彼女がせっせと働いていた。
    「お休み?」と聞くと、「はい、交代で休みます」とのこと。
    「そう言えば、このお店定休日はいつですか?」と聞くと、
    「お休みはないんです」とのこと。
    驚いた。「だから、交代で休んでいます」
    「稼ぐねーー」と言ったら、「そんなことありませんよ」と笑っていた。
    すごい人たちだ。
    本当に拉麺を作ってお客さんに食べてもらうこの仕事が好きなんだ。

    だから、休みなく毎日厨房に立って汗を流し、
    注文を受けて、声をかけ、極上の拉麺を魂込めて一杯一杯作っている。
    見習うべきは、この人たちだった。
    仕事が好きだということが何よりだろう。
    私も、私の仕事は大好きだ。
    だから、風邪でも、疲労困憊しても、あの場所に立てるのだった。

    やっぱり、こうして本物の生きている人たちの姿を目の当たりにすることと、
    その人たちの真摯な仕事ぶりを体感することが、
    なによりものカンフル剤なのだともやっぱり想った。

    こうして仕事に打ち込んでいる人が居てくれる。
    それは、同じく仕事をする私とっては、とてもとても在り難く、
    尊いことだと感謝している。

    担々麺の深い深い味わいには、仕事をする人の哲学が滲みだしていた。

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