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  • from: クマドンさん

    2017年05月20日 05時44分20秒

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    花を買う。花を植える。

    第四銀行の前に出来た花屋さん。
    こんな所で商売ができるんたろうかと想っていた。
    私は、いつもその店の前を通るたびに、
    ポットに入った花たちを観る。

    マリーゴールド・インパチェンス・なでしこ等、
    昨日は大きめのカーネーションの鉢が500円で売られていた。
    私は、高い花は買わない。
    いつも100円か150円の花だった。
    そして、買う時は色を選ぶ。
    個性的なこんな色もあるんだねという色の花を選んでいる。
    それを小さな籠に入れる。

    400円の買い物だった。
    でも、花の400円には、この値段以上の価値がある。
    この花はプランタに植えられると、
    その時から、その土に立って生き始める。
    まさに、この花の人生がそこから始まるからだ。

    私は、毎朝夕に水をやる。
    その度に、少しずつ少しずつ変化が見える。
    生きる力とでも言うのだろうか、
    こんな細やかな花であっても、
    茎を伸ばし、葉を茂らせ、花の数を増やしていく。
    生きるとは、変わるということだ。

    そんな当たり前の摂理を、この花たちは教えてくれる。
    知りたいことは、全てこの花に在る。
    後は、その花からの言葉を聴く心があるかどうかだ。

    少し暑くなって来たら、さっそく庭の草花の風情が変わった。
    その季節の到来を喜んでいるかのように茂り始めた。
    「生きるぞ」「伸びるぞ」「茂るぞ」だった。
    そんなわいわいという声がにぎやかに庭では聴こえる。

    縁側でワインを飲んだ。
    夜、グールドのバッハを聴きながら、黙って庭に向かった。
    胡坐をかいてそこに座っているだけで、
    何だか深い落ち着きだった。
    私も、自然の1つにしかすぎないんだ。
    ここに働いている見えない働きに、
    私もまた生かされている。

    小さな花を植えるということは、
    庭を観るということだった。
    そして、その花を愛でるということは、
    その花の声を聴くことだった。
    そして、庭に出て黙って酒を飲むことは、
    その花たちのいのちの働きを、
    無心になって感ずることだった。

    あの花屋さんは、美しい女性ばかりだ。
    レジに花を持って行くとき、
    あのときめきも嬉しい感じだ。
    花屋さんには、花たちを愛する美しい人が居る。

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