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  • from: クマドンさん

    2017年06月11日 05時58分26秒

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    「無心ということ」鈴木大拙著

    土曜日の朝、だるい身体を持て余しながら、
    じっと庭で椅子に座って、空を観ていた。
    雀がちょこんと飛んで来る。
    花壇にもぐりこみ、餌をついばんでいる。
    無心に餌を食べている。
    いつの間にか、私のほんの足元までやって来る。

    私は、自分をここで無くする。
    私を、消し去る。
    その人としての私の気配を感じさせないようにする。
    雀の無心に、私の無心。
    雀は、それでも私のすぐ近くでついばんでいられたら、
    私は、きっと無心になっているのだと、ふと感じた。
    そしたら、この庭には、「無心」だらけだった。

    「無心」が在る。
    それっておかしな表現だけれど、
    確かに、ここには「無心」ばかりなんだな。
    「心」があるのは私だけ。
    でも、ここにも「心」は確かに存在しているが、
    それは、「心無心」「心非心」の「心」だった。
    「木石のようになる」
    「身心脱落 脱落身心」

    とは、ここにある全ての野草であり、花であり、樹木であり、
    ダンゴムシであり、ナメクジであり、雲であり、空であった。
    人である私だけは、「無心」にならねばならない人だった。

    全てのことを任せて生きると、大拙さんが語っている。
    そうだなぁと、ふと私のことを包み込んでいる全ての在り方を見た時、
    へぇーっと感じた。そうなんだと合点だった。
    そうやってみんなは、われわれとしてここに生きているではないか。
    なんだ、これでいいんだ。

    「莫作妄想」
    勝手に欲を出して、妄想をこさえることはないんだ。
    受動態とも語っていた。
    私がどこにもいないから、ひっかからないし、腹も立たない。
    倒されたら倒されたままで、
    怒鳴られたら怒鳴られたままで、
    そこに微塵にもこだわらず、止まらず、感情を動かさずだ。

    なんだ、この百日紅はそうやって生きているぞ。
    「溪声山色」みんな仏様。

    門の横の砂地がいつも乱れて、気になっていた。
    そこで、カラーのブロックを並べて、
    砕いた小さな赤い石をその周りに広げた。
    その上に、買って来た花を丸い小さな鉢に寄せ植えをした。
    その鉢を、そのブロックの中央に置いた。
    見事に変わった。

    あの荒れたいつも野草のはえる砂地が、
    本当に見違える場所になった。
    「整える」ということは、こういうことだったのかもしれない。
    荒れたままにしない。
    そこをきれいに整える。
    すると、確実に何かが変わるものだ。

    次に、花壇用のブロックを並べて囲いをつくり、
    その中に培養土を8袋入れた。
    そして、大きな腐葉土2袋入れて丹念にかきまわし、
    最期に有機石灰をいれて整えた。
    畳み一畳分の大きさの花壇の出来上がりだった。

    何を植えるかは、考えていない。
    枝豆の種だけは、買っておいた。
    後は、家に在る使っていない種を総動員したい。

    へとへとたったのは、この作業のせいでもあった。
    2時にはどうにもならないので、昼寝した。
    大拙さんの「無心ということ」がなかなか進まなかった。

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