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  • from: クマドンさん

    2017年08月30日 06時16分22秒

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    道のど真ん中を歩いている私

    「仏道を修業する者は、先ず須らく仏道を信ずべし。
     仏道を信ずる者は、須らく自己本より道中にあって、
     迷惑せず、妄想せず、顚倒せず、増減なく、誤謬無きことを信ずべし。
     是の如きの信を生じ、是の如くの道を明らめ、
     よってこれを行ず。乃ち学道の本基なり。」  
                            「学道用心集」 道元

    「仏道を信ずる者は、須らく本より道中に在る」とは、
    どう生きたって、どう生きていたって、道のど真ん中から離れられない、
    道のど真ん中の中に生かされているということだ。

    人の迷いなんか、どうあってもたかが知れている。
    どんだけ迷っていても、ど真ん中。

    妄想に苦しみ、その欲に惑わされて、生きていたとしても、
    そんなこと絶対にたいしたことはない。
    どうあがいたって、どんなにみっともなく生きていたって、ど真ん中。

    迷っても、迷っても、この道を出ることはない。
    だから、どんなに失敗して、どんなに絶望して、どんなに死にたくなっても、
    その道を出ることはなく、ど真ん中だ。

    つまり、何をやっても、どうあっても、
    私たちは、この道のど真ん中を歩いているということ。

    そう気付けば、増減はなく、正邪もなく、正義もなく、悪もなしだ。
    どうあがいたってど真ん中なのだから、
    そのど真ん中を生かされている、その真実をただ信ずればいい。

    「大丈夫。大丈夫」と、言っている声無き声が聴こえないだろうか。
    ずっとずっと、その声は、私が生まれる前から、発せられている声である。
    その声に始まりはなく、その声には終わりがない。
    始まっていないものに、終わりはあるわけはないからだ。

    だから、道元は言う。
    その真っただ中の道というものが分かれば、
    その道しか歩けないんだと気付いたら、
    ただ、その道を行ずることだと。

    あるいは、ちゃんとその道があることを、
    私の生き方そのもので、ここに現すべきなのだと。
    それが、「修証」だった。

    道のど真ん中に生かされているからこそ、「発心」し、
    「求道」の心が生まれるのだと、鎌田さんは言っている。

    「道」のど真ん中にあって、「道」修証する。

    それが「信」なんだと、道元は言う。

    ああ、そうだった。そうなんだ。
    私は、どうあろうと「ど真ん中」を歩いているんだし、それしかないんだ。

    見ることは、現すことだ。
    これも深い深い気づきとなった。

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