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  • from: クマドンさん

    2017年10月30日 06時10分06秒

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    介護職員初任者研修12回目

    介護職員初任者研修が12回目だった。
    全部で毎週土曜日の15回。
    よくよく通ったものだと、感心している。
    あの胆石の高熱によって、一日お休みをしてしまった。
    その日の講義は必ず受けていないと、修了試験を受験できない。
    まあ、なかなか厳しい条件だった。
    だから、やっぱり頑張っていると、自分でも想っている。

    まず、学ぶ立場に立って、本当に実感したことがある。
    それは、先生の質ということだった。
    教科書をタダ読み、書いてあることをそのまま説明する人がいた。
    教科書すら予習もしてこなくて、面白くもない無駄話の人もいた。
    なのに、とにかく情熱を持ち、経験豊富で、
    自分が介護職として伝えたいことをしっかりと理解して、
    親切丁寧に語って聞かせてくれる先生もいた。

    学ぶ側の意欲も、興味関心も、やっぱり教える先生次第だった。
    何も教科書を読みにここに来たのではない。
    先回の「看取り」を話してくれたT先生は、
    実際彼が出会った人たちのことを語りながら、
    看取りについての深い示唆に富むお話をしてくれた。

    先生ってのは、生徒の前に立つ時、
    いかに人生を生きているかが、
    まっさらに晒されていることを理解しているのだろうか。
    特に、こうした大人たちに教える立場の人は、
    深いところでの気付きを実体験をもった人でなければ、
    ここに立って教えてほしくはないと、私は想っている。

    学ぶとは、何かが自分の中で変わるということだ。
    学ぶとは、新たな視点や気付きを与えられるということだ。
    そうすると、「来てよかった」「学んでよかった」と、深々と頭が下がる。
    その学びは、その先生の実感と実体験から語られた時生まれた。

    確かに、たくさんの知識をその場で教えられても、すっかりと忘れる。
    実地体験を通してのノウハウを学んでも、
    実生活で活用するのではないので、そのこともやっぱり忘れる。
    でも、何だろうね。
    先生のその人柄や、生き方、その佇まい、その笑顔、語り口。
    そうしたその人らしさは、心に残っているものだ。

    もう二度と教えてもらいたくない先生もいた。
    この人は、施設では偉い人だったようだが、教えるのが下手だった。
    「看取り」のT先生は、教科書を使った。
    総括的に実体験を話しながら、ポイントで教科書の資料を使った。
    教科書を教える教師は、まだまだの教師だ。
    教科書を巧みに使いこなし、それを資料として活用できる先生が、
    やっぱり優れていると、私は感じた。

    何よりも、介護職に対する深い愛情と使命感。
    そして、自分はこの現場でどのような人として生きて来たのかという、
    その人の仕事に対する哲学のようなものが、
    しっかりと伝えられる先生は、やっぱりすごい先生だった。

    そうやって、学ぶ私は、先生をちゃんと評価している。
    それは、小学校の子どもたちも同じなんだ。
    「この先生、すごいなぁ」
    「この先生の話、もっと聴きたいなぁ」
    「この先生、好きだなぁ」
    と、子どもたちが感じられる先生の話は、
    子どもたちは静かに、集中して聴くものだ。

    「嫌だなぁ、この先生」
    「退屈だなぁ。つまらないなぁ。訳が分からないなぁ」
    「そんな無駄話ばかりじゃなくて、しっかりと勉強教えろよ」
    「この先生、教える気があるのかな」
    「ああ、こんな人にはなりたくないな」
    では、やっぱり信頼感ゼロであり、その先生から学ぶ気は起きないものだ。

    教える人たちは、学ぶ人になることも大事なんだ。
    立場を替える。見方を替える。立っていたら、座ってみる。
    すると、はっとする何かにきっと気付くはずだ。
    しかし、そうやっても気付かない人がいたら、
    その人は、致命傷だと想ってもらいたい。

    「教育とは、自分自身を育む力を教えることだ」
    これは、ある禅の坊さんの言葉だ。
    私は、初任者研修を受けて、
    私自身の育む力を育ててくれる先生と、そうでない先生の違いが、
    実感としてよくよく分かった。

    願わくば、育む先生に私はなりたいと、今も、そう想っている。

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