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  • from: クマドンさん

    2017年12月22日 06時30分16秒

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    痛みと孤独

    腰が痛くなることがある。
    また、ヘルニアだけは勘弁してもらいたい。
    だから、そんな時には、腰を労わる。

    長い時間座っていたり、うつぶせで本を読んでいたりする。
    とたんに、腰から痛みの信号が発せられる。
    すると、立ち上がり背伸びをしたり、歩いたりする。
    腰に手を当てて、後ろにそってのストレッチをする。
    そして、労わる。

    重い物は持たないようにしている。
    もし、持たねばならなくなったら、腰を落とす。負荷をかけない。
    走った時もそうだった。
    いつも腰に聴いている。
    本当にそうなんだ。
    腰に聴きながら、この前は走った。

    痛みは、そのものが、ここに「居る」というメッセージのようだ。
    なぜなら、私はその痛みを通して、その存在を感ずるからだ。
    脳みそは、痛いだろうか。
    胃は、痛いだろうか。
    きっと痛みが無いから、その存在を忘れている。
    でも、脳も胃も絶えず、いのちのために働いて休まない。

    私は、痛みを通して、そのものそのものの存在を実感した。
    椎間板ヘルニアでの坐骨神経痛によって、
    この腰に通っている坐骨神経すら実感することができたのだ。
    気付かないでいるし、ありがたいとも何とも思わずに、
    日々を無事に暮らして行けるのは、
    この身体のおかげさまだとは、
    痛みに襲われ、病にならないと分からないものなんだな。

    「眼横鼻直」だ。
    何だかあたりまえにあるものが、
    あたりまえでなくなり、
    不思議だなぁと想えるようになる。
    また、在り難いことだなぁと想えるようになる。
    それを実感する。体感する。腑に落ちる。

    それでもやっぱり「眼横鼻直」なことには、変わりない。
    でも、目が横にあることも、鼻が縦であることも、
    在り難いことと感ずる。変わる。
    それは、痛みによって練られ、試され、やっつけられたおかげさまだ。
    もし、痛みによって、私とは、どうにもならない弱いものだと気付けたら、
    この痛みをどうにもできない実に無力で無様な私であり、
    その痛みにすら耐えられない情けない存在なんだと気付けたら、
    そこから、ふっと見方が変わり、世界が変わる。
    私が、そうだった。

    痛みは、生きようとする、生かそうとする尊いはたらき。
    そのはたらきがある限り、私のいのちは終わらないということ。
    痛みとは、治癒のためのプロセスに過ぎないということ。
    そして、痛むことによって、
    いのちであったことに、私は、初めて気付いたこと。
    その気付きは、この痛みが在ったればこそだった。

    痛みには、深い深い意味が在った。
    そこに、何を学ぶかだ。
    それは、孤独にも言えること。
    孤独は、魂の痛みでもある。
    その痛みをしんしんと、じんじんと感じているなら、
    そこに、魂が在ることを信じたい。
    身体があるから、その身体が生きようとするから痛みがある。
    魂があるから、その魂が生きようとするから孤独がある。

    そのことが、私にとっての「眼横鼻直」だった。

    痛みは、在る。
    孤独は、在る。
    だから、いかに生きるか。

    まず、そこを経てこない限り、深くはならない。
    深くは、生きられない。

    ここが道場だと、道元さんも言っている。

    さてさて、だからその身体を労わりつつ生きればいい。
    そして、ソクラテスの言うように、
    「魂のお世話」こそ、とてもとても大事なことに違いないんだ。

    善く生きるためには、痛みと孤独とは、必須の道なんだな。

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