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  • from: クマドンさん

    2017年12月23日 11時37分22秒

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    居なくなった私

    二日酔い。
    それもこの時間になってもまだ頭が痛い、むかむかする。
    何よりも記憶がないことが恐ろしい。
    あの瞬間から、ぱっと消えている。
    何も覚えていない。
    何か失礼なことをしてり、言ったりしていたらどうしよう。
    酒の席とは言え、何だか不安でもある。

    私が居た記憶はなくても、私はそこに居て、喋っていたはず。
    何を語っていたかは覚えていなくても、
    私は、何かを語り続けていたはず。
    そのことは、確かなことは、
    こうして自宅に私が帰ってきていること。

    途中のタクシーの中での運転手さんとの会話をおぼろげに覚えている。
    しかし、まだらなんだな。
    あのまま死んでいたとしても、
    私は、私である記憶がないのだから、
    死んだとしても私は気付かなかっただろう。

    記憶を無くしている間の私は、
    いったいどんな私だったのだろう。
    私は、酩酊して何も訳も分からずにしゃべっていたのだろうか。
    それとも、ちゃんと私としてしゃべっていたのだろうか。

    一体どんな話をしていたと言うのか。
    それは、まともな話だったのか、
    それても、相手が肚を立てる話だったのか。
    何だかとても恐ろしい。
    でも、その酩酊して我を失っている最中の私を、
    見て見たい気もする。

    意識は、私ではない。
    私だと想っている私だけが、私ではない。
    記憶が無いとということは、どういうことになるのだろうか。
    それでも、やっぱり支払いをして、傘を忘れず、タクシーに乗った。
    帰りにコンビニによってプレミアビールを買ったらしい。
    台所のテーブルには、飲み残しの缶ビールになっていた。
    メガネは、いつものようにテーブルの下ではなく、上だった。

    ということは、それなりに、しゃんとして帰ったはずなのに、
    何で、ある瞬間から、記憶が全くなくなっているのだろう。
    「ああ、今、ここから記憶がなくなるなぁ」という自覚はあるわけはない、
    でも、あの時の隣の人の顔と話は、確かにあった記憶が在る。
    なのに、なのに、そこからの記憶がすっ飛んでいる。
    まったく存在しない。

    これってどういうことなんだろうか。
    居ても居なくてもいい人の私が、
    本当にそこ居ない人になっていたんだな。
    でも、私は、きっと変わらずに馬鹿な話を喋り続け、
    笑って居たかもしれない。
    相手の人は、ある瞬間から私が居なくなった私であるとは気付かない。
    でも、私は、会話を続け、何かを喋り続けた。

    分からない。分からない。
    とにかく、その時、何をしゃべり、何をしたのか。
    それを知りたい。
    認知症の人とは、こうした不安感にいつも襲われているのだろうか。
    誰か、昨夜のある時間の私を、教えてください。

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