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  • from: クマドンさん

    2018年02月17日 09時25分01秒

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    不思議だなぁ。身体編

    昨日の朝のことだ。
    私が、寒さで目覚めた場所は、浴槽の中だった。
    きっと酒を飲んで、風呂に入ったらしい。
    らしいというのは、その記憶がないからだ。

    湯はすっかりと冷めきっていた。
    私は、ぶるっと震えて立ち上がった。
    何と言うことだ。
    危うく死にかけたなと、想った。
    いや、命拾いしたのかもしれない。

    4時だった。
    私は、四時間近く、この浴槽の中だった。
    すっかり両掌はふやけきっていた。
    私の叔父さんは、風呂で眠り、やけどで亡くなった。
    Yさんは、風呂で心臓だったのか、そのまま亡くなった。
    私も、きっと、何かが違っていたら、
    あの場で、絶命していたのに違いない。

    でも、もし、そうだったら、
    私は、自分が死んだということに気付きことができるのだろうか。
    私は、身体としての私ではなくなっている。
    では、どんな私として、その事実に気付くのだろう。

    そんな不思議な体験を、私は腹膜炎の緊急手術の後、
    ICUの暗がりの中で味わった。
    はっと、目が覚めたら、ベッドの上で寝かされたままだった。
    のどには人工呼吸器の太いパイプが挿入されている。
    動くのは、目の玉だけだった。
    私の身体に何が起こったのか、しばらくは理解できなかった。
    そして、思い出した。
    ああ、手術が終わったんだと。

    もし、あの手術が間に合わず、
    私が危篤状態から、息を引き取ったとしても、
    私には、何の苦痛も恐怖もなかっただろう。
    その意識を失った後、
    私は、私を、再び確認することができるのだろうかだった。

    今朝も、そのことを感じた。
    あのまま死んでいたら、私は、どこで目覚めると言うのだろうか。
    まったく分からないまま、あるというなら、
    そのありかたを教えてもらいたいものだと感じた。
    無くなるものは、在り得ない。

    つまり、姿や形を変えることはあっても、
    すっかりと消えてしまうこと、無くなってしまうことは、
    どうしても考えられないんだな。

    最近、脳って、ただの情報処理の器官ではないかなぁと、想ったことがある。
    感覚や情報を司り、制御し、コントロールしているのは、
    確かに、この脳に違いない。
    私が意識しようと無意識であろうと、
    今もこうして、私の身体を培っている。養い、育てている。
    心臓は止まらない。
    呼吸は繰り返される。
    身体としての生命を維持する機能が、この脳にある。

    AIがどうのこうのと騒がれるが、
    私の脳とは、まさに優秀なコンピュータそのものだと言うこと。
    その優秀さを少しでも模倣しようと、
    このAIの開発が行われるが、
    私は、AIはしょせんパソコンであり、
    人を超えることは、絶対できないものだと考えている。

    それは、人としての私は、脳には存在していないと感ずるからだ。
    何だか、私は、ここに、この胸に居るような気がして仕方ないんだな。
    涙は、ここで感じて、ここから湧き出す。
    感動で、震える部分は、この胸だ。
    心が重く、哀しくなると、胸がなんだか締め付けられる。

    胸と言うのか、肚とと言うのか、
    その私が、こうして語り、こうして考え、こうして想う。

    ある意味、身体全体で感じ、考え、想っていることだけが、
    「ああ、そうだなぁ」と、感じられるもののようだ。

    身体が、感じる。
    身体が、考える。
    身体が、想う。

    実は、身体が、大事だったと、やっと気付く私だった。

    さてさて、浴槽から生還した私は、
    今日一日だけでも、その身体を大事に生きようと想っている。

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