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  • from: クマドンさん

    2018年02月21日 06時18分46秒

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    不思議だなぁ。自分と言う奇跡編

    「自分と言う奇跡」 五木寛之著

    毎朝、4時に起きて本を読んでいる。
    今朝は、目覚ましが鳴らなくても、その時刻に目が覚めた。
    それから、枕もとのスタンドをつける。
    腹這いになる。本を開く。

    言葉と向かい合う。
    言葉を味わう。
    心に残った言葉は、小さな手帳に書き留める。
    言葉がここにある。
    読み返すと、何だか本来の生き方に戻る。
    「ああ、そうだったな」と、気付かせられる。

    朝、言葉と出逢うことで、
    新たな気付きが生まれる。
    改めての後悔と懺悔が生まれる。
    独りぼっちの哀しみとも出会う。
    そして、それでも今日一日は生きようなぁと、慰める。

    韓国の言葉に、「恨息」ハンスムと「恨晴」ハンプリがあるそうだ。
    恨息は、胸の中で木枯らしのように深いため息をつくことだそうだ。
    恨晴は、その木枯らしの空からちらりと光が差し、青空が見えることだそうだ。
    恨とは、それは人が人として生きていくことで感ずる、悲しみでもある。
    その恨を、韓国は民族の人としての自分の中に深く深く宿らせている。

    「悲しいではないか」で、人は、人と深くでつながる。

    私は、そんな悲しさを、朝に感ずることが度々だった。
    考えてもどうにもならないこと。
    想うようにはいかないこと。
    取り返しのたかないこと。
    そんなことばかりではないが、
    そんなことがやっぱりあった。

    その結果かが、今の私だとしたら、
    何を言っても弁解になるし、
    そんな言葉は、きっと人の心には響かない言葉だ。
    だから、諦める。
    仕方ないと、想う。
    そんな時に、何とも言えぬ悲しみに襲われる。
    つくづく、独りでこの天地に生かされている我が身を憐れむ。

    そう生きざるを得なかったと言っても、
    それはきっと何にも慰めにはなっていないだろう。
    しかし、そんな深い悲しみや、後悔や懺悔は、
    私だけが感ずるものではないはずだ。

    それが、恨だと、教えてもらった。

    でも、これがやっぱり自然のように、
    曇ったり、雨や雪になったり、突然ぽっかりと青空になったり、
    変幻自在。同じ気持ちは続かない。変わって行く。今も、変わった。
    だから、恨はあっても、恨息であり、恨晴なんだな。
    そう教えてもらえば、過度に自分を責めることもない。
    絶望して立ち止まることもない。
    そんな時は、恨息の時なのだから、
    深く悲しみ、溜息をついて、立ち止まり、うずくまっていよう。

    でも、昨日の空のように、いつの間にか輝くことも人生だ。
    そんな時には、立ち上がり、背伸びをして、お日様を浴びて、
    恨晴の気持ちを味わえばいい。

    そうした心の襞を、そうした心の在り方の当たり前を、
    私は、毎朝、言葉によって教えられた居る。
    それは、在り難いことと感謝している。

    「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」
    これは、古くから言われている中国で季節を顕す言葉だそうだ。
    そこには、色が在ることが分かるだろう。
    青・朱=赤・白だった。
    でも、その色は突然きその瞬間から変わるものではない。
    徐々に、次第に、混ざり合い、重なり合いながら、
    青は赤に、赤は白に、白は・・・・。

    それでは、玄とは、どんな色なのだと言うと、
    それは、黒なのだそうだった。
    その黒も、白が混じった黒と、
    青が徐々に混じった黒とがあるそうだ。

    つまり、連続し、循環し、繋がり合っている色には、
    その瞬間その瞬間の微妙なる色の違いがあるということだ。
    厳冬期の中の暖かさ。

    「こうだから、こうだとは言えない」

    「白と黒とはっきり分かれない」

    そんな曖昧さ、いい加減さ、どうでもいいと言える生き方。

    それって、とっても自然な生き方なんだとも、教えてもらえた。

    本日も、この恨晴といい加減さで生きようと想っている。

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