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from: クマドンさん
2018/03/16 06:24:29
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さてさて、楽しみ、楽しみ
さてさて、退職を前にして、いろいろとやらねばならない手続きがある。
その一つに、保険をどうするかがある。
私に賭けていた保険金は、
それは、私に万一のことが在った時の家族への担保であった。
私は、自分に保険金を賭け、
もしものことが在った場合、
遺された家族がそれでも暮らして行けるようにと、
毎月2万なにがしかの保険金を賭けていた。
入院・手術の時には、確かに助かった。
「まさか」人生にはつきものだ。
昨日の朝は、危うく車をぶつけそうにもなった。
万が一は、やっぱり万が一で、零ではないのだ。
そうやって、ここまでどれだけのお金を保険会社に注ぎこんで来たことか。
ただし、そのお金は、相互扶助の資金と考えれば、
無駄ではなかった気もする。
その掛け金のおかげで、救われた家族が在り、
働いている人たちの給料となった。
つまり、お金は回せば、きっと誰かの役に立っているとのこと。
しかし、60歳、退職だ。
疲れた。そのせいだけでないが、すっぱりと退路を断った。
このまま、再任用では、何かが始まらないような気がするからだ。
保険の解約のために来てくれたセールスの若い男性へ、
「退職」と「途中の人生」について、語った。
彼は、35歳。キャリアを持ち、志を高く持っている好青年だ。
私は、何だかそんな彼に、退職前のポンコツとして、
何かを語って、遺しておきたい気持ちになった。
「退職は、終わりじゃないよ。これからの始まりだよ」
「リセットは、人生には必要なこと。だから、中途半端にしない。」
「管理職ではなく、ただの平社員で私は終わる」
「でも、そうやって何だか心満たされて終れることを感謝している」
「会社人は、きっと組織人だよね」
「個人がどうのこうのではなく、組織の流れや想いが優先するよね」
「その想いや決断に従順に従うことを、義務と責任とされている」
「だから、どこかの官僚たちは、改ざん文書に決済を押した」
「でも、みんな、これはよくないことで、法を犯していることも知っている」
「なのに、どうして十何人の誰かが、まてよ、とストップをかけられなかったのか」
「それは、誰かを守るためではなく、自分が可愛いからだよね」
「上からの命令は、絶対だよ」
「白を黒と言われたら、はい、白ですと言わなければ、明日にはポストがなくなるよ」
「だから、はんを押す。分かっていて、倫理を犯す」
「そのことを命令したのは、そして、最後に決裁したのは、そのトップ」
「でもね、責任を取らされ、詰め腹を切らされるのは、その人たちだけ」
「きっと、懲戒になると想う。でも、トップには及ばない」
「だから、想う。組織の中に在っても、孤であれとね」
「そんな流れの中に巻き込まれてしまうから、はんを押さねばならなくなる」
「流れの外の岸に立っていたら、確かに出世・昇進はしないだろう」
「でも、退職する時、何だかすっきりと、己に忠実に生きたその会社人生は」
「きっと、自己満足であろうとも、誇れる生き方となるのではないかな」
「組織の中であるからこそ、孤であること」
「そして、信念を曲げずに、独り進むこと」
「西郷どんのように冷や飯を食わされ、島流しに遭うこともある」
「でも、彼は、そうあっても孤であり、その信念を持ち続けた」
「すると、時代の方が後からやって来る」
「組織に流されて生きる多には、局面を打開するだけの知恵も力もないからだ」
「上ばかり見て生きて来た人たちには、自分自身を育てることができなかった」
「引きが無くなれば、組織にとっては用もないただの人とと成り果てる」
「一時は、華の時代もあるだろう。でも、続かない。栄枯盛衰・諸行無常」
「一強支配も終焉を迎える。では、そのために粉骨砕身尽くした人たちは」
「やっぱり、詰め腹を切らせられて、一同討ち死に」
「そんん古典的な物語が、今、国会で行われている」
「哀れは、詰め腹を切らされる人たち」
「その中で、生き残れるのは、孤の道を生きている人たちだけだ」
「そして、きっとその人たちだからこそ、会社の危機を救う人となれるとも思う」
「何故なら、人を見ないで、大局を観て生きて来た人たちだからだ」
「目先の利益は、泡のようなもの」
「きっと組織を建て直し、再生させる力は、孤軍奮闘の侍にだけにある」
「そういう骨のある人こそ、組織は育てるべきなんだな」
草莽崛起。
あの明治維新を成し遂げた侍たちは、
組織を離脱し、脱藩し、孤として生きた志士たちだったな。
今の日本を再生するためには、
そうした孤を生き抜ける士を育てるこだ。な。
「職名には頭を下げる。でも、人には頭を下げない」
「でも、人として頭を下げたい上司と出会えたら、組織人として本望だね」
「だから、とにかく、すっぱりと辞める」
「先のことは、何も考えていない」
「後は、後のことは、任せて生きる」
「しかし、やっと自分で選んで生きられる人生と出会える気がするよ」
「ここまで、働いて来た。それは、家族の為、人の為、生活の為、生きる為」
「でも、これからの人生は、自分で決めて生きられる人生だ」
「だから、ここを道半ばとする。途中とするだな」
「終わりなんかどこにもないよ。ずっと素通し、一続き」
「さてさて、また何をしでかすことかと、楽しみでもありますよ」
そんなことを語った。-
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