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from: クマドンさん
2018/04/11 11:05:30
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諦念だな。
不思議だなぁ。
いっぱい時間があるのに、この親父たちよを書かなかった。
毎朝、少しの時間を見つけては、書いていたのに、
いつでも書けるとなると、書くことを忘れている。
そんなもんなんだなと、おかしく感じた。
毎日、どう時間と共に流れて行くか。
その流れに流されつつも、心満たされているか。
とにかく、何もしないということに、豊かに落ち着けるか。
今は、そのことを日々の生活の中で向かっているような気がする。
朝、読書は続けている。
ストレッチとヨガには、45分間をかけている。
終了の時刻を気にせずに、ルーテーンは全て終わらせる。
最後に深い呼吸を行い、暫くの間瞑想する。
朝食を食べた後は、コーヒーを飲みながら新聞を読む。
こんなにも焦らずに、丹念に記事を読んでいる自分を発見する。
勤めていた時は、さーっと見出しだけで終わり、
帰ったら読もうと思って、読み忘れる記事ばかりだった。
鉄道写真の彼のお話し、とても面白くて大ファンになった。
妻と子どもたちが、仕事に出かけた後が、私の出番だ。
毎日、一つだけ決めて、その家事を行っている。
昨日は、床下収納の掃除と整理。
今朝は、流しの引き出し3つを掃除して、整理した。
こうして、何かに没頭して居る時は、
きっと無心になっているんだろう。
時間はあっと言う間に過ぎて行くし、
何だか終わった後に、充実感と満足感を感ずる。
家で過ごす。
庭を観て過ごす。
その何も無い時間を、無駄だと想わず、何かしなければと想わず、
ただ、ぼーっとしていたり、瞑想していたり、
座って、雀の鳴き声を聴いていたり、
それだけで、心が満たされていたら、嬉しいなぁと想う。
何かをしようとか、何かないかと、探し回っている内には、
心にはこの穏やかな落ち着きは感じられない。
ただ、じっとしている。
こうして、時間のことを全く気にしないで、佇んでいる。
家事でもいいし、読書でもいいし、書き物でもいい。
無心になって、集中し、没頭している。
そのことは、とてもともても豊かな時間なのではないだろうか。
「今、ここ」だな。
その「今、ここ」から離れないことだ。
今、ここに居られる。
今、ここを味わえる。
そんな今、ここを感じて、味わう生活を、
しばらく、我が身で実践しながら、感じたい。
昨日は、本町の「あき乃」だった。
山菜の天ぷらに、美味しい手打ちの小千谷蕎麦。
「平日に来られる身分になりました」と笑顔で言ったら、
「おめでとうございます」と女将さんの笑顔だった。
平日の昼、あき乃の蕎麦を食べる。
これは、私にとっての何よりの贅沢だった。
1時半から、国際情報大学で「シェークスピア」の講座だった。
平日の日中に、講座を受講する。
それも、全く仕事とは関係のない劇作家の講座だ。
生徒は中高年の6名だった。
この70代だろうか、男性の先生が実に実に味わい深い人で、
なかなか魅力的な先生だった。
時々、うつらうつらとしながらも、
私は、先生の講義を聴き、ノートをとっていることが実に新鮮だった。
自転車での往復だった。
帰りに「くまくら酒屋」で、八海山の一升瓶だった。
それを家に届けた後に、晩飯の買い物に。Sフードに自転車で向かった。
今夜は、豚骨鍋にする。
材料は冷蔵庫にあるものを使い、足りない食材だけを調達する。
5時半からは、懐かしのアメリカンポップスを聴きながら、
料理を作った。
何だか、主夫の生活が、私には合っているような気がした。
鍋が出来上がる頃には、次男坊が会社から帰って来る。
彼と晩飯を食べながら、私は缶ビールを飲み、八海山を燗にする。
今、ここに、ただなんとなく生きる生活をしている。
それをごくごく自然にできたら、
きっと私も達観できることだろう。
それは、何もしていないようだし、怠けてもいるようだが、
やっぱり生きるの修業そのものだと想っている。
組織はない。上司はいない。やるべき仕事も責任もない。
同僚もいない。予定もない。提出物もなく、準備するものもない。
全く、今まで当たり前であったことから、解放された今、ここで、
私は、自分のことを自分で決めて、生きている。
そんな生活をいかに生きるかは、
やっぱり自らの体験を通して、自らの失敗を通して、学ぶ他に道はない。
「定年退職をした親父たちよ」にこの題は変わった。
「無職人たそがれ呑兵衛」が私の名前だ。
いつかこの修業が実った暁には、
「諦念退職の私」になれる日が来ることを信じている。
さてさて、今日のお昼は、昨日の鍋の残りでラーメンを煮て食べよかね。-
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