新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマドンさん

    2018/04/16 14:10:47

    icon

    七人の侍と出会えたことを感謝、感謝

    いやはや、昨夜は楽しい飲み会だった。
    私の退職のお祝いとのことで、昔のビオトープの仲間たちが集まってくれた。
    豊栄駅前のKという居酒屋に、7人の侍たちは集まった。
    20年前に出会った仲間たちだ。
    それぞれがその道のプロであり、エキスパート。
    本当に道はそれぞれ違っていても、いつも志は高く、気高く生きている。

    新潟県学校ビオトープ連絡協議会なるものを、勝手に立ち上げた私たち。
    T財団の研究助成金で、茨木の霞が関でアサザプロジェクトの視察旅行。
    太田小学校のビオトープを5年計画で造り、
    今も、ホタルがこの池と水路には自生している。
    福島潟保全の活動に全力を傾け、
    やんちゃな高校生の友として、その生徒たちの卒業請負人。
    NPOの理事長であり、環境専門の学校の校長でもある。
    とにかく、何でもやりたいことはとことん突き詰めてやって来た侍たちだ。

    私は。御年80歳になるMさんと出会わなかったら、
    きっと今の私は存在していないと感じている。
    ということは、太田小のビオトープも無かったということで、
    ホタルも飛ばないということになる。
    ミュージカル「春のホタル」も生まれず、
    ビオトープのセールスマンにもならなかっただろう。

    人は、やっぱり出会いだな。
    本当にこの侍たちに会う度にそう感ずる。
    この人たちは、途中で侍を辞めた人たちではなく、
    歳をとった今でも、ずっと志高い侍で居続けている。

    偉くなろうとか、出世しようとか、名誉を得ようとかではなく、
    ある意味、有名な人もいるが、私のように滋味に表に立たず、
    それでいて、しっかりと誰かを、何かをサポートしている侍たちが、
    ここにどっこい生きていた。

    若い頃、血気盛んな頃、
    やっぱり何かに向かって突っ走るものだとつくづく感じた。
    もし、石橋をたたいても渡らないくらい賢く、堅実で、慎重な人であったら、
    この出会いは、絶対に恵まれなかったと想う。
    だから、何でも本気になってやってきてよかったと今、想うことが多い。
    失敗も確かに多かったが、今ではそれも楽しい思い出となっている。

    あの頃、夢中になって取り組んでいた私と、
    歳をとり、様々な経験をした今の私とでは、
    やっぱりものの観方・感じ方が違っている。
    だから、あの頃のようではなく、
    今、ここで、感ずるままに、感じ、考えるままに、考える。
    そこには、やっぱり一つの成熟が確認できた。

    「変わらないね。あの頃のままだね」と笑って居ても、
    傍から見たら、やっぱり20年後の私たちは、変わっているのだと想う。
    しかし、不思議なことに、その芯なる信念はまったくぶれていないし、
    何だかもっと逞しく、しっかりとしたものに成熟したと感じ合っている。
    変わりながら、変わらない。
    成熟とは、これなんだと、はたと気付いた。

    そうした成熟した私となれたことは、
    やはり20年前にこの侍たちと出会い、
    本気になって一緒に闘ってきたからだと想う。
    そんなことができた自分の人生が、とてもとても嬉しかった。
    本当に、本当に、侍たちとは出会えてよかった。よかった。よかった。

    「人生フルーツ」の意味が、だんだん分かって来た私でもある。

    Mさんからの提案だった。
    改めて、私を含めた侍たちを集めたのには、他にも理由があった。
    私の退職のお祝いでもあるが、
    実は、太田小学校がこの3月で閉校となったために、
    この太田小のビオトープを守る守り手がいなくなってしまったのだ。
    今、新潟市でホタルが自生している場所が少なくなっている。
    ここはそういう意味では、貴重な、絶滅危惧の場所だった。

    「ホタルを守ろう」
    「そのために、侍、集めよう」だった。
    つまり、あの黒澤明の傑作「七人の侍」の北区版である。

    こうだから、この仲間を辞められないんだな。
    そんな提案に、「よし、やろてば」と、
    その場で「北区ホタルの会」が発足された。
    会長はWさん。事務局はOさん、Kさん、Hさんだ。
    何だかこのノリは、20年前のビオトープの時と同じだな。
    そんな「やろてば」の仲間たちがいてくれて、
    私は、本当に幸せを感じた。

    この七人の侍の志しと絆の強さは、
    「北区ホタルの会」できっと素晴らしく成熟した実を実らせると信じている。

    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件