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  • from: クマドンさん

    2018年04月29日 06時35分08秒

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    太鼓・太鼓・太鼓

    祭りで太鼓を叩いた。
    もう一番太鼓は若手に譲って、
    子どもたちと一緒に太鼓を叩いた。

    思い切り、自分なりのリズムで叩く。
    でも、やっぱり、へたくそだと言われる。
    それは、それで、いいと、今は、居直っている。
    トントントトントンと叩くと、
    それだけで無心になれる。

    20年余り聴いて来たリズムだ。
    時には、自分かが叩けもしないのに、
    子どもたちに教えた音だ。
    リズムだけは、門前の小僧で身体に沁みこんでいる。
    だから、その人のその人らしいリズムを感じる。

    実は、これが正しいと言う音が、
    この太鼓にはないような気もしている。
    基本的なリズムは確かに在ったが、
    その内に、長年叩き続けている内に、
    それぞれの叩く人の味わいのあるリズムと化する。

    十人居たら、十人のリズム。
    百人居たら、百人の呼吸。
    その響きの違いが、やっぱり太鼓の面白さではないだろうか。

    笛の音と合わせる。
    これはあ・うんの呼吸だ。
    太鼓のリズムが気持ちよく響かないと、
    笛を吹く人の気持ちも心地よく響かない。
    不思議なんだが、その二つが一つに融け合う瞬間は、
    不思議な喜びを感ずる瞬間だった。

    右手親指と人差し指の間に、豆がある。
    これは、撥の握りがまだ固いせいだった。
    撥のはねっかえりを上手く使う。
    すると、自然な力で、続けてどんどん叩けるようになる。
    ある意味、トランス状態に陥ることもある。
    その時は、下手も何もすっかり忘れて、
    まさに無心になって太鼓の音と一体となる。

    師匠は、厳しい眼差しで私の太鼓を見つめる。
    それでも、駄目は出さない。
    その響きだけを身体で感じて、じっと見守る。
    独り独りのスタイルでもある。
    と、私は、勝手に解釈して、それをやっているから、
    いつも師匠からは、ぼろくそだった。

    長男が宮昇りの途中から参加だった。
    「おっ」と、感じた。
    一番太鼓から懐かしい、心地よい響きだった。
    長男が、あの独特なスタイルで太鼓を叩いていた。
    彼の音は、正統な音であった。
    彼が、小学1年生の時から、
    彼と私とはこの太鼓にかかわることとなった。
    彼は、いつの間にか小学校高学年で名人の域に達した。
    その頃は、まだ私は、太鼓を教えていても、叩いてはいなかった。

    さてさて、今朝も素敵な天気になった。
    本宮で朝から午後3時頃まで太鼓を叩ける。
    またまた、師匠の渋い顔が眼には浮かぶ。
    それでも、やっぱり、好きだから、太鼓は、叩かせてもらう。

    昨日の不如意は、太鼓のおかげでいつの間にか消えていた。

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