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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2018/05/09 10:35:35

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    独居の心得とは

    暇だとばかり思っていたら、そうではなかった。
    何だか昨日からバタバタとお仕事が続いている。

    独居の心得とでも言うのだろうか。
    日々、そのことを我が身で実践しながら、
    ここに気付いたことを記している。
    「健康・お金・孤独」が高齢者の心配事のベスト3だ。
    さもありなんと、こうしてのほほんと生活しているとそれを感ずる。

    最近、怪我が多くなった。
    戸に指を挟んだり、けっつまずいて足の指を痛めたり、
    ちょっとの拍子に冷蔵庫に身体をぶつけたり、だった。
    「いててーーーっ」と、声を挙げても妻からは何も反応はなかった。
    いつものことになってしまった。
    情けない、情けない。

    朝、ヨガとストレッチに1時間をかけている。
    何だか一日の時間の流れの感じ方が変わったようだ。
    3月までは、出勤するまでの分刻みの逆算だった。
    すると、それぞれのすることへの時間配分が決まる。
    朝のルーテーンは、だから、そうやって忠実に守られた。
    しかし、今は、どうか。
    一つのことに集中したら、終わりの時刻を気にしないで、
    そのことをずっとやり続けるようにしている。

    その時間の流れに、無心になるということ。
    流されるままで、流れて行くということ。
    そのことを惜しく想ったり、もったいないと想わないこと。
    何故なら、その後にやることはないのだから・・・・。

    独居の心得その1かな。
    「時間の流れに身を任せる。」
    終わりの時刻を気にしない。
    そのまま、集中して続けられるのなら、遠慮なく続ける。
    誰にも迷惑はかからないし、待っている人もいないからだ。
    流されて行く自由は、心のゆとりでもあった。

    独居の心得その2かな。
    「独りを楽しむためには、相手と向き合う」かな。
    今朝、雨が降っている。
    その中をいつもの雀が一羽、お腹を空かしてやって来た。
    庭の雑草の中をついばんでも餌は無かった。
    だから、いつもの餌場に雑穀を置いてやったら、喜んで食べていた。
    その無心に食べる雀を観ていた。
    心が何だか、すっきりと落ち着いた。

    独りは、私だけでない。
    庭の花たちを見つめる時もそうだった。
    花は、花たちではなく、独り独りの花だった。
    この冷たい雨の中、凍えながらも咲いている。
    そうすると、私の独りも納得できる。
    独りは、私だけでないのだ。

    独居の心得その3かな。
    「考える時を持つ」かな。
    こうして何の役にも立たない駄文を書いている私。
    でも、この時間は、私にとってはとてもとても貴重な時間だった。
    それは、私と向き合う時間であり、
    何か新たなることの発見や気付きの時間となるからだ。
    考えることの楽しさは、そのことを知っている人にしか分からない楽しさだ。

    考えて居る時、人から見たら何もしていない時だった。
    ただぼーっとしている。
    座ってパソコンに向かって、キーボードを打っている。
    生産的な仕事や活動は何もしていない。
    しかし、こんな空白の時間を持てることも、
    独居の楽しみだった。

    独居の心得その4かな。
    「感ずるままに、感ずること」かな。
    考える前に、きっとダイレクトに、そのままに、何かを感じている。
    その感じとは、向こうからやって来るもので、
    こちらが用意したものでもなく、意図したものでもない。
    「感ずる」そのことに浸る。
    「感ずる」ずっと感じたままに居る。
    それは、時間に流れると同じなのだが、
    その「感ずる」というその今、ここに、感動や喜びを見出して行く。

    何と言うか、
    孤独だなぁと、侘しくもあり、寂しくもあり、辛くもある。
    でも、よくよく考えると、人は、絶対に孤独にはなれないんだな。

    今も、雀たちが鳴いている。
    あの餌場に集まって来たらしい。
    庭に出ると、ビオラやパンジー、マリーゴールド真っ盛りだ。
    その花たちに声をかける。
    自然の命は、ここに共に生きていてくださる。
    独りだと、その雀が、その花が、よく分かる。
    何だか、御同行なんだな。

    身体を動かす。
    身体を感ずる。
    ヨガをするようになってから、そんな感性が蘇った。
    ああ、人は、身体があるんだなぁと、そんな気付き。
    動かしていると、伸ばしていると、呼吸していると、無心になる。
    その時は、時間の流れに身体を任す。
    その流れに揺蕩う。浮遊する。浮き沈みする。
    その時は、何も考えない、想わないステッチに切り替える。
    「それでいい」と言い、「それがいい」と言う。

    雨だと、心が落ち着く。
    今日は、「雨読」の日だ。
    だから、家に独り居る。
    そのことに迷わない。
    そのことを心に決める。
    自由とは、自分の心で決めるということだ。

    独居の心得とは、
    「いつでもマインドフルネスである」ということ。
    「考える」ということ。
    「感ずる」ということ。
    「気付く」ということ。
    実は、この時間の流れの中で、そうやってシンプルに生活することが、
    独居の心得としてとてもとても大切であると、分かって来た。

    例えば、手に取った賢治さんの詩集がある。
    「読んでみるか」と、読み始める。
    なかなか不思議で、訳も分からず、何とも言えない。分からない。
    それでも、「それでいいか」と、まだ読み続ける。
    その内に、時間を忘れる。
    気付いたら、「あっ、こんな時刻か」だった。

    でも、焦らない。後ろめたく感じない。
    それで、昼を迎えてもいいではないか。
    朝の家事は終わったのだからと、自分につぶやく。

    独居の心得その5かな。
    「地域の仕事を何かする」かな。
    実は、ご近所、自治会、地域では、ボランティアの働き手を求めている。
    私がその担当になってかかわってみたら、実感だった。
    みんなは個別な個人のことはするが、
    地域の人たちのための仕事は、面倒な仕事と敬遠していた。
    頼んでも、断られることが多い。
    何と言うか、自分の家に閉じ籠り、他人とかかわることをしないで、
    かかわり求められると、余計なおせっかいだと拒否をされることもある。

    しかし、今は、その「余計なおせっかい」が大事な時代となっている。
    だから、自分のできる仕事があったら、その仕事を引き受ける。
    仕事からリタイアしたので、平日の日中は自由になる時間がある。
    ならば、ちょっとのボランティアは可能なはず。
    すると、誰かの役に立てている喜びと充実感を感じられる。
    それは、今の私の生活では、実感だ。

    ということで、独居をどのように楽しむか、
    それがきっとその人の生きて来た生活文化なのだと感じている。
    「文化的な生活」をする。
    「地域の文化人」になる。
    さてさて、そのためにはやっぱり自分なりの独居の心得を見つける必要がありそうだ。

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