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from: クマドンさん
2018/05/15 12:07:57
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奇跡は、舞台に在る
疲れが、消えない。
日曜日の慰労会の酒のせいなのか、
何だか身体がだるくて、ずっと早朝に起きることができなかった。
いつもは4時にすっきりと目覚めるのだが、
今は、6時過ぎても布団から出る気が起きない。
こんな日は、身体の声を聴き、ゆっくりしている。
土曜日、アスナロ奉仕作業だった。
鎌をもっての草刈だ。
その後、自転車でりゅとだ。
そこでは、「天上の音楽」コンサートのリハーサルが待っていた。
私は、りゅうとのステージに立ちたかった。
そこで思う存分に歌を歌い、その響きを確かめたかった。
だから、このコンサートに合唱団一員として参加した。
そして、私は、奇跡の歌手と出会うことになった。
中国から声楽を学ぶために来日している男性だった。
私は彼がリハーサルでステージで歌い出した途端、
涙が溢れて止まらなくなった。
その歌の響きに、朗々としたテノールに、
全くやっつけられてしまったのだった。
音楽の不思議さだなぁと、感じた。
歌を聴きこめば聴きこむほど、
その歌声と一体になればなるほど、
私は、深く深く魂で感動する自分自身を発見した。
感動している私。
そのあまりにも深い感動に驚いている私。
アメージンググレースは、その歌に本当に魂を奪われた。
歌の力は、その人の力。
その人の人生。
その人そのものの魂の顕れなんだな。
すると、私にある深くに眠っていた魂もその歌に共振し、シンクロし、
震えだし、歌い出し、喜びに満たされ、歓喜を感ずる。
その私の深い魂を目覚めさせる力をもつ人たちが、
きっと奇跡の人たちなんだな。
いつの間にか、歌が雄大な響きで、彼の身体の周りを包み込み、
いつしかホールいっぱいに響き渡った。
この音はどこから生まれて来るものなのだろうかと、
在るこの歌に、私は驚き、魅入られ、感動していた。
歌が歌としてまるで生き物のようにしてうねり、たゆたい、降り注ぐ。
奇跡は、舞台に在りだな。
コンサートでは、私は、彼に成り、
朗々とした響きで歌を歌った。
そこはりゅうとぴあのステージだった。
すると、私自身の声の響きが変わっていることに自分で気付いた。
声の響きが太く、豊かになっている。
私も自分の歌に何だか包まれているような不思議な感動だった。
喜びをもって、感謝しながら、歌を歌った。
この歌を誰に捧げるのだろう。
私は、誰にこの歌を歌いかけているのだろう。
それは、彼が語っていた「祈り」であり、「感謝」だった。
その想いで、歌い切る時、
その祈りと感謝とは、やはり必ず天上に届くのだ。
そして、その瞬間その歌は天に響き、天と一体となり、鳴り響く。
私が歌いながらに感じたのは、そのことだった。
歌えることに感謝だった。
そして、この歌声を下さった神様に深く深くの感謝だった。-
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