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  • from: クマドンさん

    2018年09月23日 09時28分06秒

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    61歳のリストラなんだ

    またまたやってしまった。
    防災訓練が今日だと思い、さっき消防署に行った。
    誰も来ていなかった。
    集合時刻の8:35はとっくに過ぎていた。
    「おかしいなぁ。どうしたのかなぁ」と。
    そこで、はっと気付いた。
    防災訓練は9月30日日曜日。今日は・・・。
    いつもの自分勝手な思い込みだった。

    実は、カレンダーを見ずに、
    スケジュールを書き込んだ手帳を見ずに、
    勝手にそうだと思い込んで失敗することが多くなった。
    楽しみにしていたバレーのチケットを失効させてしまったときは、
    絶望のどん底だった。
    予定を手帳にびっしりと書き込んでいるのだが、
    何を書いてあるのか判読不明なこともあり、
    こんなことばかり繰り返している。

    失敗は、受け入れる。
    時には、その失敗を冗談にする。
    笑い話にする。
    そんなスタンスで今は自分の情けなさを納得している。

    ぶち壊すことだなぁと、かの鬼婆コーチのことを考える。
    私が身に着けているこの泳ぎは、全てが我流だった。
    それは、友人から教えられ、美人コーチからも教えられ、
    少しずつ進化した泳ぎでもあるが、
    やっぱり基本とは全くかけ離れたところに居るらしい。

    本物の人から見たら、「何をやっていだ。てめぇは、全くなってない」だ。
    出来る人とは、やっぱりその道をマスターした人だ。
    その道については、少なくとも体現している。
    だから、実技では、自分が背浮きをしたり、バタ足をしたりする。
    その一つ一つの技が、実に見事に洗練されている。
    「やってみれ」の言葉は汚いが、技そのものは美し過ぎる。

    ところが、言っても言ってもそうできないのが私だった。
    何故か。
    それは、そうやってずっとやってきたようにしか泳げないからだ。
    頭では分かっていても。
    身体にその言われた通りの動きを覚え込ませるためには、
    それはそれは長い時間がかかるはず。
    そのことは、彼女は十分理解している。
    短期決戦。そのためのストラテージが彼女の圧倒的なパワハラだ。

    世の中でこれだけパワハラの指導についての批判が起こっても、
    彼女にとってはへの河童だ。
    とにかく、基本に忠実にこの私を泳がせる。
    本気なんだな。決意なんだな。覚悟なんだな。
    だから、パワハラもやりきってしまう。
    へっちゃらだった。

    徹底的に平泳ぎの足で痛めつけられながら、
    何だか「できない自分」がここにいて、
    本当に足から力を抜けないどうにもならない自分がここに居て、
    そのこと自体が、何だかおかしくなって、笑ってしまった。
    彼女は私の両足を持って、「ほら、力抜くんだてば」と怒鳴り散らしている。
    何だかそのことが、腹も立たず、愉快に感じた。
    こうやって私のことを本気になって怒ってくれた人は、
    一体何人いたかなぁと、ぼーっと想い出していた。

    人生も、同じだ。
    ずっとこれで生きて来た。
    でもね人生のマスターから見たら、「お前は、何をやってんだ」かもしれないな。
    自分では61年間疾風怒濤・ご迷惑をかけっぱなし・失敗だらけの人生だが、
    これは、やっぱり、これでよかったのではないかと想っていたりする。
    自分の我流の生き方をそれなりに納得してはいても、
    マスターから見たら、基本がなっていないと、いうことになるかもしれない。
    そんな気付きを、61歳の私に彼女は与えてくれた。

    まず、「壊す」ことだ。
    そこから、「新たに創る」ことだ。
    その勇気が、この61歳の頑迷な男に在るか、無いかだな。

    つまり、創造するためには、それまでの当たり前をぶち壊すということだ。
    壊すのが先だ。
    その後、空っぽになったところに、創造の種が植えられ、芽を出す。
    その逆ではないんだ。
    在るものの上に確かに積み上げることはできる。
    しかし、その在るものの基礎が歪んでいたり、曲がっていたり、違っていたら、
    その上にどれだけのものを積み上げられるだろうか。
    ドミノタワーのように途中でガラガラと崩れてしまうのが落ちだろう。

    そのことを、彼女は、スイムを通して教えてくれた。
    「お前、そのままの泳ぎでは、何も進歩がないぞ」だな。
    マスターとは、しっかり道を指示し、
    私をいったん全部捨てさせて、空なる状況にして、
    新たな道を歩かせる力をもった人のことを言うのだ。

    61歳のリセットだ。
    61歳のリストラクチャーでもある。
    再構築の為の勇気を持て。
    果敢に自分自身を無にして、再構築せよ。
    過去の自分自身のリストラを断行する。
    そのためには、罵倒に耐え、ぼろくそに耐え、パワハラに耐えよ。
    この疾風怒濤をの航海を経なければ、
    その再構築された新たなる私には出会うことはできないぞ。

    鬼婆コーチであるマスターの教えは、深いと、私は悟った。

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