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  • from: クマドンさん

    2018年10月31日 05時11分34秒

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    独り抗う勇気とは

    毎日、毎日、夕方になるぐったりだった。
    パソコンに向かって、うとうとしていることもある。
    とにかく、4時を過ぎると使い物にはならない。
    仕事をさっさと切り上げて、
    帰宅モードに入る。

    帰って来たら、ビールを呑む。
    昨日はシンさんのお店に行った。
    まず一杯だ。
    それから、「まんぷく」を観る。
    これがなかなかよくなった。
    万平さんの生き方が、好きになった。
    無実の罪で入れられた監獄で、拷問を受ける。
    それでも、「自分は無実だ」と、抵抗を続ける。

    何だかね。
    こうした信念の人が少なくなったなと、
    自分のことを含めて、何だか寂しい時代となったと感ずる。

    このドラマによって、改めて太平洋戦争のことを想い出す。
    いや、私には戦争体験はないので、
    そうだったなと、歴史を見直す。
    そして、「二度とこんな戦争を起こしてはいけないな」とも、考える。
    しかし、世の中は、世界情勢は、
    何だか行ってはいけない方向に向かっているような気配がする。

    自分だけがよければそれでいい。
    これって、ナショナリズムなのだろうか。
    貧しく苦しい生活の難民を拒否する。排斥する。攻撃する。
    それって人道的に赦される行為なのか。
    強い者だけが勝つ。
    弱者は社会の片隅に追いやられ、
    自由と平等を叫ぶ声を暴力で押し殺す。
    そうしたヘイト的な考えをもった政党が国を支配する。

    もし、日本が、あの太平洋戦争前夜に戻ったら、
    そこで「戦争だ」という国や民衆の声に、
    抗って、日本人は他国との武力による戦いを回避できるのか。
    それは、何とも言えない時代となっているようだ。

    今、半藤さんの「幕末史」を読んでいる。
    「尊王攘夷」の掛け声の元、
    幕末の京都では、長州薩摩、そして、土佐藩たちの浪士に寄り、
    テロが行われた。
    そのテロには、思想的・論理的な背景はあまりなく、
    ただ、「開国派は、殺すべし」だけで、行われた殺戮だ。
    「熱狂こそ、恐ろしいことだ」と、半藤さんは書いている。

    何だろうかね。
    もし、日本がそんな熱に浮かされ、
    国民が熱狂に向かったとしたら、
    私は、独りでも、万平さんになれるだろうか。
    その「熱狂」から身を引き、その渦に巻き込まれず、
    きちんと人間の尊厳を守り通すことができるるかどうか。

    その日は、きっと私と言う人間が問われる日となるだろう。

    独り抗って立つ勇気。
    それを、今のうちに少しずつ培って行く必要があるようだ。

    しかし、毎晩やっていることは、
    他愛ないごくごく平凡な初老の男だ。
    ああ、休肝日は、いつになることなのか。
    酒に対しては、いつもいつも白旗なんだな。

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