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  • from: クマドンさん

    2019年01月20日 21時52分34秒

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    濱田道子さんの場合

    そのものとなると、そのものが語り出す。
    だから、作り物ではなく、そのものとならねばならない。
    濱田道子さんの、そのピアノには、
    そのものが次々と湧き上がり、あふれ出す。
    そんなそのものの力が強く強く感じられる。

    音とは、誰かが創りだすものでもあるが、
    本当は、そこに生まれたいと願っているものではないだろうか。
    その音を感じ、その音を音として表現する。
    ある意味では、自動演奏家だな。
    音に委ねる。
    音が生まれ出るその瞬間、瞬間を喜びとして感じ、
    音に励まされ、音に後押しをされ、音に追われるようにして、
    無心に音を紡ぎ出す。

    指が・・・追いつかないほど、音が溢れる。
    こんなに長いフレーズをどうやって語り続けられるのか、
    それは、太古の巫女たちの歌のように、
    エンドレスで在り、迸るものであり、流れ出る音でもあった。
    どこまで行くのか。
    そのお互いのあうんの呼吸の中で、
    リスペクトされ、感化され合い、どこまでも行く、行く。

    その行先は、音に聴いてくれ。
    これでもか、これでもかと、音は連なり、繋がり、発展し、成長する。
    音は、音の魂となり、あるがままに迸る。
    こうなってしまうと、音を紡いでいる彼女も無だ。
    音だけが、音として、立ち上がる。
    音は、まるで生き物のようにして奔放に駆け回る。

    それが、快感なんだな。
    この人は、ただ者ではない。
    ある意味、天才なんだと、私は、思う。

    初めての感じ、初めての音、初めての繋がり。
    それを、この今、ここ、目の前で演じ、表現しきる凄さだな。
    確かに、その先の音は、無い。
    生まれた瞬間に、その音が、こうなていくんだと、意志を持つ。
    演奏している彼女は、自らが創作しているのか、
    音によって操られているのかも分からないのではないだろうか。
    それを瞬時にする。間髪をいれずにする。皮膜の中に在り。

    生まれたい。この世に顕れたい。
    それは、本物の音の想い。
    それを感じて、顕し切れる人は、ごくごく少ないのだと私は感ずる。
    音の巫女となる。
    音に、委ねる。

    何だか、その瞬間、瞬間が実にスリリングで、快感なんだな。

    演奏が終わってから、お話しできた。
    そしたら、山の下市場の人であることが分かった。
    何とまぁ、私のリスペクトするジャズピアニストは、
    山の下のレジェンドだった。
    そんな出会いが、もっともっと不思議だなぁだった。

    大西順子さんという、ビックなジャズピアニストが居る。
    私は、彼女の演奏に、現実をすっ飛んで、あっちの世界だった。
    「これは・・・なんだ」という、未知なる衝撃だった。
    その時と、同じ衝撃を濱田道子さんのピアノに感ずる。
    「これは・・・なんだ。いったい、なんなんだ」だな。

    まだ未経験で、感じたことのない音、音、音。
    その音に晒されていることが、
    酔っぱらいの私にとっては何よりもの快感だった。

    これからも、追っかけるぜ。
    濱田道子さん。

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