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  • from: クマドンさん

    2019年01月22日 05時30分46秒

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    本家郷に還る

    本家郷に還る。

    天地同根万物一体。

    そんな言葉と、朝、出会う。
    沢木興道さんだ。
    面白い生き方を貫いた人。
    何もこだわらずに一生禅坊主を通した人。
    だから、その人の話は、気持ちいい。

    気持ちいい人の話は、分かりやすい。
    面白い。
    ああ、そうだ。そうだったと、納得する。
    興道さんは、自由闊達に語る。語る。
    その言葉が、在り難くこうして記録されている。

    ある意味旅から旅の乞食坊主。
    会ったことも無く、写真でお姿すら見たこともない。
    しかし、この人は、私の中でずんと生きている。
    いや、この人の生き様と言葉とで、
    どれだけ励まされ、気付かせられ、目を覚まさせられたか分からない。

    では、会ったことも無い、その姿も知らない人に、
    どうしてこんなに深く深く感じ、共感し、心酔し、まいったと思うのか。

    それは、興道さんが私で、私が興道さんで、
    何だか境目がなくぶっ続きのような感じだからだ。
    「同じだなぁ」だった。
    それは、傲岸不遜にこんなちっぽけな私を、
    偉大なる禅師である興道さんと同じだとしたら、
    確かに罰が当たるだろう。

    同じとは、そういう意味ではない。
    でも、やっぱり、きっと、同じなんだなぁと思う。
    その同じだ。
    だから、興道さんの語りは面白い。
    「そうだなぁ。やっぱりその通りだなぁ」と、合点する。腑に落ちる。

    そこなのではないかと言うことだ。
    語られた言葉を合点する。腑に落ちる。納得する。あっそうかと気付く。
    それは、どうしてなのか・・・・。

    簡単な話だ。
    その語られた話を、私が既に知って、信心しているからだ。
    私は、この煩悩具足の我でもある。
    そのために、随分随分迷いと妄想のまま、あっちこっち旅させられた。
    それが、私だ。
    しかし、その旅には、旅をさせられているご本人が知らぬとも、
    一つの目的地が与えられている。
    しかし、その地図は、魂にだけ描かれたもので、
    この意識には上っては来ないものだ。

    ところが、旅の途中に困難な試練と出会う。
    まぁ、生きるとは、苦であるから、それは当たり前のことだ。
    その時、俺が、俺がと自慢していた我が、
    ほとほとたいしたものでもなかったことを、まざまざと知る。
    そのたいしたことなかったが、大事、大事だ。

    その瞬間、言葉が聴こえる。
    それを魂の声と言う。
    その時、初めて、自分が人生の旅の途中であること。
    そして、今、ここに、迷い、苦しんでいること。
    これからどう生きたらよいのか、途方に暮れていることを悟る。
    本当は、それが人としてこの世に生かされている事実なんだが、
    何だか人の言うことや、世の中の言うことに、騙されて生きていただけなんだな。

    その声が、本来の自分自身だ。
    もう世の中や人には騙されず、その声だけを頼りにして生きる。
    その生きるを決意して、再び立ち上がり、旅に出た時から、
    御同行だ。

    その道ずれは、神様であり、仏様。
    そして、一緒にこの苦難の道をおもしろおかしく旅をするのが、
    キリストであり、ブッタであり、道元であり、良寛であり、沢木さんだ。
    本来の自分に還る。
    これが、「本家郷に還る」だ。

    そして、キリストも、仏陀も、道元も、良寛も、沢木さんも、
    みんな同じ声を聴いた。
    それは、宇宙であり、天地の声だ。
    実は、みんな同じ声を聴き、その声に導かれて生きて来た。
    その旅の途中で、実感として覚った言葉を、語り、記録した。

    「天地同根万物一体」
    つまり、別々なものは何も、一つも存在していない。
    みんな同じ、一続きだな。
    そこに生きると、これが分かる。実感として、腑に落ちる。

    そういう意味で、私が沢木さんだし、沢木さんが私だった。
    でもでも、まだまだ私は、その旅が始まったばかりの人だ。
    だから、謙虚に、その言葉を聴く。
    そして、祈る。
    そして、願う。
    そして、喜ぶ。
    そして、感謝する。

    本来とは、実にシンプルな生き方なんだな。

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