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  • from: クマドンさん

    2019年01月26日 06時31分16秒

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    500匹の猿たち

    起きたら、大雪だった。
    昨日までのあの乾いたアスファルトは、
    今はすっぽりと雪に覆われている。
    来たなぁー、が、実感だ。
    このまま終わるわけはないとは思っていたが、
    毎日の快適生活に、私は真冬であることを忘れていたらしい。

    自然は、自然で生きている。
    さてさて、またまた雪のけ生活の始まり、始まりだな。

    自分の「輝き」を大事にする。
    そんな話をした。
    確かに、ここまで来るまでに、
    私は、どれだけいろいろと迷って生きていたかもしれない。
    それは、「これが自分だ」という「自分」と、
    はっきりと巡り合っていなかったせいだった。

    ただ、大道は歩いていた。
    確かに何度も道を外れたと想い、見失い、迷っていても、
    そこは、まだ大道の中だった。
    だから、ふと、正気に帰り、我に還ると、
    やっぱりこの道なんだと、ここまでとぼとぼと歩き続けられた。
    そのことには、少なからぬ自負がある。

    500匹の猿の話だ。
    ある島に500匹の一つ目の猿たちが住んでいた。
    そこに、一匹の猿が流れ着いた。
    その猿の目は二つあった。
    すると、その猿に気付いた500匹の猿たちは、
    その猿をまさに化物、おぞましい存在、おかしな生物のようにして、
    とにかくとにかく苛め抜いた。

    あっちでも虐められ。こっちでも虐められ。
    まさに行く場も拠り所もすっかりと失った猿は、どうしたか・・・・。
    自分もその500匹の猿たちの仲間にいれてもらうために、
    自分の手で、片目をつぶした。
    そして、自分も一つ目の猿となった。

    これは、お釈迦様が語ったお話しだった。

    私だったら、どうするか。
    みんなだったら、どうするかという話だった。

    昨夜、そんな話をある人と話ながら、
    私は、はっと気付いた。
    もしかすると、この500匹の樽たちも、
    元々は、二つ目の猿たちだったのではないかと・・・。
    そして、同じようにしてこの島にたどり着いた時、
    権力をもってその島を支配している一つ目の猿たちの仲間に入れてもらうために、
    片方の目を自分で潰してしまった猿たちではなかったのかと・・・。

    そうやって、自分は惨めに痛い想いをしてその仲間に入ったのに、
    同じようにして流れて来たその猿が、二つの目を持っているのが許せなかった。
    だから、徹底的に虐める。いたぶる。
    何でお前だけ二つの目で生きていやがんだ、だな。
    それは、妬みでもあり、羨みでもあり、後悔でもある。
    自分は、その権力者たちに迎合するために、片目を潰した。
    なのにこの猿は・・・・。だな。

    これが、日本の組織社会。
    その組織で権力をもっている人に、阿る、迎合する、忖度する。
    自分はそうは思わないことも、
    それはやってはいけないと思っていることも、
    そう気付きながら、目をつぶる。
    見て見ないふりをする。
    どんなに悪いことでも、法を犯していることでも、
    自分がかかわっている間は、知らぬことにする。

    その内、その巨悪が露見する。
    とうの昔にその職を多額の退職金を得て辞した人たちはほっとする。
    まさにロシアンルーレットだった。
    たまたまその人が手を染めている時に、その罪は発覚した。
    その責を問われるのは、たまたまその仕事に携わっていた課長・係長。
    「えっ、なんで、私が」
    「これって、この組織がずっとやって来て、隠ぺいして来たことですよ」
    でも、懲戒となり、職を追われ、退職金もはく奪される。

    結局、秘書が勝手にやったことだ。
    私は、全くこの話に感知していない。寝耳に水で、驚いている。
    との談話が伝わる。
    そんなはずはないことは、世間はちゃんと知っているが、
    大物はしらを切って、知らぬ、存ぜぬで、幕が落ちる。
    これがゴーンを始め、日本の組織社会で行われている実態だ。

    でも、想う。
    一つ目の500匹の猿の仲間に自らなろうとして、
    せっかく見えていた片目を潰したその猿にも、
    やっぱり問われる責任はあるということを。

    「何で、私が・・・あいつも・・・」ではなく、
    そんな腐った組織や権力者を見抜けず、
    その仲間に加わって共に美味しい餌を食べたのだから、
    やっぱり、仕方ないと、諦めるしかないなぁ。

    だから、見える目を、自ら潰してはいけない。
    だから、たとえ500匹居ようとも、我関せず、
    自らの信ずる道を独りでとほとぼと歩けばいい。
    「犀の角のように行け」だな。
    「天上天下唯我独尊」だな。

    本当に「輝く」尊い自分を、失わないこと。
    そして、人生とは、その本当の自分となるための修業であることに気付くこと。
    片目は、絶対に潰さないこと。
    そして、腐った組織と権力者とその取り巻きの仲間にならないこと。入らないこと。

    今、罪に問われている哀れな秘書は、
    この大雪をどんな気持ちで見ているだろうか。
    「善因善果」「悪因悪果」
    それは、冬に当然雪が降るように、ごくごく自然な成り行きなんだな。

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