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  • from: クマドンさん

    2019年01月27日 05時42分19秒

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    濃すぎる土曜日

    実に、実に、濃すぎる一日だった。

    雪が積もっていた。
    今年初めての雪除けだった。
    我が家を終わると、三件の家の雪除けに向かう。
    叔母の家、視覚障がいの独り暮らしの人の家、お世話になった人の家。
    みんな80代の独り暮らしの女性だった。
    その家の玄関から道路までの雪除けを去年の冬からしている。
    スノーダンプで雪を押しながら、
    こんな人が、一人ぐらい居てもいいかなと、思って仕事する。
    これも一つの菩薩行だ。
    ついでに、長男の駐車場の雪除けもやった。

    9時からは、ヨガだ。
    身体の気付きと目覚めだった。
    言われた通りにする。
    ただ黙ってその通りにする。
    すると、新たな気付きが生まれる。
    この格好は、生まれて初めての格好もある。
    昨日は股関節の集中過重だった。
    耐えられないが、その耐えられない痛みもよかった。
    身体と心とがそうやって繋がる。
    私が今、負っているものは、やっぱり神様からのくびきなんだな。

    昼は、あき乃だった。
    お母さんは、腰を痛めて、お休みだった。
    居るべき人がそこにいないことの寂しさだな。
    ご主人が温和な笑顔でお茶を運ぶ。
    私は、雲海を飲み、冷たい蕎麦を堪能する。
    蕎麦を食べる時は、ただ黙って蕎麦と向き合う。
    噛みしめる。深く味わう。語り合う。
    身体と魂とが喜んでいることを感ずる。
    お客さんがひけたとき、ご主人と話した。
    いつもいつもその柔軟な姿勢に頭が下がる。
    学び続ける人。
    あき乃の蕎麦と天ぷらには、
    このご主人の魂が味わいとして顕れている。
    お母さん、早く元気になってください。また、行くよ。

    2時からシネウインドで「家に帰ろう」を観た。
    何と大入り満員だった。
    私のいつもの指定席には既に初老の叔母さんが陣取っていた。
    いい映画だった。
    85歳の仕立て屋の爺さんが、アルゼンチンからポーランドへの旅だった。
    それは、ナチのホロコーストから命を救われた彼を助けた親友に、
    約束をした一着の青いスーツを届けるためだった。
    このロードムービーが実に素敵だった。
    どこにもいい女は、居るものだ。
    人生を深く味わって生き抜いて来たその女性たちが彼を助ける。
    私は、彼の人としての誇り、生き抜く力であった信念。
    その信念を全うしようとする気力、情熱に感動だった。
    こんな老人に、私もなりたい。
    だから、あれだけの中高年のお客さんだったのだろう。

    5時からは、ノイズムの「ROOM」だった。
    雪道のやすらぎ堤を歩いてりゅうとに向かった。
    閑散としたりゅうとぴあ。
    東京交響楽団3月公演とノイズムⅡのチケットを買った。
    展望レストランで、赤ワインの小瓶を一本空にした。
    そして、会場では、最前列の胡坐をかける椅子に座った。
    真っ暗な中で微かな音が聴こえ、灯りが入ると銀色の部屋が現われた。
    ダンサーたちは、その天井から降りて来る。
    そして、動き出したら、もうその瞬間から、魂が奪われたな。
    私の身体も気持ちよく踊っているような気分だった。
    これも、ヨガのおかげ、ヨガマスターのおかげさまだ。
    身体は本来、踊りたがっているんだな。という実感。
    それから、踊りとは、感情であり、想いであり、意志であり、顕れである。
    その動きは、言葉以上の、言葉以前の言葉なんだな。
    浅海さん凄すぎる。西澤さん素敵すぎる。
    踊りは、文学だったな。と、わけのわからない結論だった。

    それから、バスに乗って、末広橋。
    シンさんのお店だった。
    Iさんがカウンターででっかい蠣を3つも食べていた。
    テレビでは、全豪オープンの大阪ナオミだった。
    本当にメンタルだなぁとの試合だった。
    何時間もこの聴衆の前で戦い続ける。
    最後は、勝者と敗者のどちらかしかいなかった。
    そんなスリリングな闘いを、ライブで観られることの感動、感動。
    試合途中だったが、家でゆっくりと観たいので、
    半額の300円の生寿司と、75円という破格の値段のアジの刺身を買って、
    我が家に急いだ。
    そこで、妻と、この感動的な勝利を見届けた。

    ああ、終わった。
    ああ、私の濃すぎる一日も、やっと終わった。
    何だかね、この濃すぎる一日のスケジュールは、
    テニスの一試合の試合時間よりも、濃くもあり、長い時間かかっていた。
    これが、ある土曜日のクマの一日だ。
    今日の日曜日は、休養日とする。本を読もう。

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