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  • from: クマドンさん

    2019年05月25日 07時54分45秒

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    独りは、いい。

    どこでも独りで居る。
    独りでいられる。
    それって、とても楽で、自由な生き方だ。

    他人に気を使わない。
    他人からどう想われようとも、気にしない。
    だからと言って無茶をするわけでない。
    理性的に、常識的な範疇で生きる。
    それも、目立たなく、俺がと言わず、
    居ても居なくてもいい人として、そこに居る。
    これって、とてもとても楽なんだな。

    昨日、帰って来てから、バスで万代シティーに向かった。
    「クラフトビール」の大会だった。
    道路の片側に、ビールと食べ物とのブースが並ぶ。
    反対側にテーブルと椅子だ。
    私は、さーっと観てから、ライデーンのIPAを頼んだ。
    本日は、IPAの飲み比べと決めた。

    椅子に座って、天を仰いだ。
    ビルとビルの合間に、初夏の夕方の青空だった。
    風は爽やかで実に気分爽快だ。
    ライデーンを味わう。
    それは、飲むと言うよりは、食するするビールだ。
    独特のほろ苦さが身体に沁みる。
    小さなブラカップのビールだった。
    それを、じっくりと時間をかけて飲む。味わう。

    ビアカーデンでは、その量を競う。
    しかし、一杯500円のSサイズのこのビールは、
    そういう飲み方にはふさわしくはない。
    太威の担々麺を食べる時の、敬意だった。
    造り手の魂と技が、この味を醸し出している。
    それをいただくのに、ビビッと一飲みでは申し訳ない。
    身体でいただく。身体に沁みる。身体が喜ぶ。
    そうした丹念で一口一口を一期一会とする味わい方だ。

    だから、Sサイズは、少量とは感じない。
    このコクと深い深い味わいに、じわりじわりと酔って行く。
    次に、所沢ビールの「ファラオ」という黒ビールを呑み、
    次に、鹿島から来たパラダイスビールのIPAを飲み。
    次に、妙高高原ビールのバイツェンを飲んだ。
    次に、栃木のIPAを飲んだ。
    これが、私的には最も気に入った味だった。

    その味は、大手のビール会社のビールには無い味わいだった。
    大手のビールには、そま造り手の顔が見えない。
    その造り手の魂はきっと同じであると思うが、
    大量生産されたビールは、それはそれなんだと、改めて思った。

    このビール一つ一つが味やコクが違っているのは、
    造り手の想いや願いが違っているからだ。
    そして、何年にも渡る試行錯誤の結果、
    到達した逸品の味だからだ。
    その味は、他では絶対に味わえないものだ。
    クラフトビールは、地域限定のご当地ビールである。
    そこに行かないと飲めない。
    量販店やスーパーでは手に入れられない、希少価値も存在する。

    何よりも、造り手の気持ちが、ダイレクトに伝わって来る。
    それは、こだわりであり、技であり、かんであり、魂である。
    その造り手の魂を震わせる味でなければ、
    そのビールは私たちが飲むことは絶対にできなかったはずだ。

    各ブースには、その造り手の人たちが居る。
    そして、お客が来ると、カップに自ら産みだしたビールを注ぐ。
    時には、そのビールのオンリーワンを説明をする。
    自分たちがこの世に誕生させ、育て続けているこのビールを、
    心から愛していることが、その表情から感じられた。

    「これなんだな」と、深く深くの合点だった。
    これは、きっと「みんな」からは、誕生しないビールだ。
    これは、きっと「独り」だから、この世に生まれたビールだ。
    そして、このビールの味は、「みんな」ではなく、「独り」なんだ。

    「独り」がいい。
    そのことを、どうして学校の先生も、大人たちも子どもたちに教えないのか。
    それは、学校の先生も、大人たちも、独りで居ることが不安だからかな。

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