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  • from: クマドンさん

    2019年05月31日 05時34分33秒

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    老いの幸福感とは何か

    叔母ちゃんと会ってから、想うことがある。
    それは、人は、長く生きることは、幸せなのかということだ。

    身体の衰えのために、歩くこともままならず。
    94歳で独り暮らしをしていたAさん。
    何を想い、何を考えて、日々を生きていたことだろう。
    買い物もままならず、自分の身の回りの世話も面倒でできない。
    訪ねてくれる人は、ヘルパーさんだけ。
    時々、外に出るが、後は、ずっと引きこもり。

    何をしたいということもなく。
    どこへ行きたいということもなく。
    食べることと、休むことと、眠ることの繰り返し。
    自分自身でもその身体の変化・衰えに驚いている。
    膝がこわばって立って歩けないこともある。
    それでも、食べて行かねばならないで、
    膝をついて、四つん這いにって台所へ行く。

    彼女は、実にしっかりと実直に頑固に生きた人だった。
    人の世話にはならない。
    人から世話になることを、とても申し訳なく想っている。
    だから、ヘルパーさんが来る日には、彼女は掃除をして、片づけて置く。
    反対なんだ。
    その仕事を手伝うために、ヘルパーさんは来ると言うのに・・・。

    そんな気丈な彼女も、倒れてしまった。
    真冬の台所で、ストーブもついていない極寒の中、
    意識もうろうとして、彼女はいったい何を想っただろうか。
    ケアマネさんのおかげで、九死に一生をみた。
    確かに、幸運にも彼女は、発見され、生かされた。
    もし、その訪問が無かったら、
    きっと彼女は、その場で死を迎えていたと想う。

    ところがだ。
    こうして来週の月曜日に退院となっても、
    彼女の心は、重く、暗く、生きる気力も既に失われるところだった。
    「もう生きたくないて・・・」
    「死にたいて・・・」
    そう言われて、私には、返してやる言葉も無かった。
    彼女は、退院しても我が家には帰れない。
    その家は、息子たちによっていずれ更地にされて売りに出されることだろう。

    老健という施設に入所が決まった。
    それは、彼女にとっては救いのはずだった。
    特老は満員で、待機している人もたくさん居るとのこと。
    彼女の順番が回って来るためには、
    今、そこに入所している人たちの死が必要だ。
    誰かの死を待っての入所の現実。
    しかし、その待っている間に、自らの死が訪れるかもしれない。

    彼女は、本当に頭はしっかりとしている。
    だから、不自由な身体になっても、
    やっと先日、要支援2から、要介護1に認定された。
    介護認定は、認知症の進み具合で、違って来る。
    しっかりと生きている彼女には、介護保険で賄える範囲は少ない。

    何だか、しっかりと、長生きしている彼女のような人には、
    もっともっと大事な何かを掴んで、信じて、生きて欲しいと、
    訳も分からず、私は、祈っている。願っている。
    ここまで来ると、どんな施設に入るかではなく、
    真に心と魂とのケアではないかという、「問い」だった。

    いずれ、私も、そうなるはずだ。
    その時だな。
    その死と向き合わねばならない絶対の孤独の中で、
    どうすれば、「幸福感」を感じて日々を生きることができるか、
    そのことだと、今は、想う。

    彼女は、その幸福感を感じているだろうか。

    人は、みな最期を迎える。死を迎える。
    しかし、その瞬間まで、幸福感をもって生きたいものだ。
    では、どうやったら、そうなれるのか。
    この「問い」も、深い。深い。

    今、ここに、幸福感を感ずる。

    その修業を怠ってはならないと、自らを戒めている。

    追伸
    今夜、シンさんのお店でコンサートだ。
    あの夢にまで見たも「濱田道子」さんの故郷凱旋コンサートである。
    共演は、まさに妖艶なる篠笛奏者「田村優子」さんだ。
    とてもとても楽しみだ。幸福感の中に在る。

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