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from: クマドンさん
2019/06/03 05:55:40
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奇跡のコンサート
二日間、ご無沙汰だった。
前日の飲み会。
朝の寝坊。
土日もスケジュール満載だった。
さて、金曜日の夜、シンさんのお店でのコンサート。
濱田道子さんのピアノ。田村優子さんの篠笛とボーカル。
私は、その音を聴きながら、涙が溢れて止まらなかった。
いつもいつも、こんな時に私は想う。
「泣いているのは、誰?」と。
音で語りかける。
音で想いを伝える。
音楽というより、音なんだな。
その音に、深い深い想いが託されている。
その想いが音になる。
その優しさが音になる。
その愛が音になる。
濱田さんのピアノ。田村さんの篠笛と歌。
そこには、その音でしか顕せない魂があるような気がした。
魂の音であるから、私の魂が感じて、震える。
「ああ、これだ」
「ああ、これなんだ」
それは、私の魂の喜びでもあった。
二人が音に託したその想いは、
私たちが知らずに生きている私たちの想いでもあった。
その気持ちや感情や想いを、
言葉では顕すことはできない。
私も、ここで言葉で書き現しても、それにならないもどかしさだ。
魂からの本物の音は、一音で人を泣かす。
これは本当のこと。
音に「やられる」
その霊妙なる響きは、天からの、神からの贈り物でもあった。
その贈り物を託された人が居る。
それが、プレーヤーなんだ。
プレーとは、「祈り」のこと。
音は、私たちへの語り掛けであると同時に、
ここに在る神様へのギフトでもあった。
ただ、奏者は奏でながらその音に没入する。
その音と一つになる。
音に成りきる。
音だけの人となる。
その瞬間に「奇跡」が起きる。
私が観たものは、私が感涙したものは、
この世ならずの音を、今、ここで、感じているからだった。
そして、その音は、託されるべき人にだけ託される。
私には、決して出せないその音を、
二人は、自然に、豊かに、深い深い音への愛をもって奏でられる。
それが一流のプレーヤーの宿命なんだな。
音が、宿る。
その音を一番最初に探し求めているのは、
オンタイム・ライブのプレーヤーその人自身だ。
音を探し求める。
この音。あの音。この響き。あの響き。
これこれ。そうそう。これなんだな・・・。
そして、そのうちに音を奏でる人が、音に奏でられる人となる。
在る音と一つになった瞬間。歓喜が訪れる。
それが音の顕れだからだ。
その奇跡の音を託され、奏でられる人を、
一流の演奏者と言う。
二人は、まさにその人だった。
いつまでも聴いていたい。
ずっとこの響きに浸っていたい。
この「愛」の中で黙って、静かに、佇んでいたい。
濱田さん、田村さん、またお願いします。
この至福の時を、シンさんのお店で。感謝です。-
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