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  • from: クマドンさん

    2019年07月16日 05時35分30秒

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    無心であることとは

    疲れていたな。
    からっとした暑さだったので、庭仕事を午前中にした。
    庭に出ると、ほっとする。
    世間という人たちにやっつけられて生きている。
    そのことを想うと、少し辛くなってしまった。
    「お前は、こんな駄目なやつだ」と、決めつけられる。
    その決めつけが、私には辛かったな。

    だから、元気が出ない。
    しかし、仕方ないと自分に言い聞かせる。
    それでよかったと、そう想う。
    現職ではその仕事難しすぎる。
    まあ、いろいろとあってこうなったと、自分自身を慰める。

    花たちを見ている。
    すると、花たちの優しさを感じる。
    花たちが、私のことを見ている。
    いつもこうして黙って、じっと、あの場所から。
    そこで、私の心は、原点に戻る。
    世間ではない、あるがままの自然こそ、私が独り生きる場所だと。

    鈴木大拙著 「無心ということ」を縁側で読み始めた。
    何だか、この「無心」にすがるような思いだった。
    信仰とは、正に他力である。
    既に、それは願としてなっていることである。
    救われていることの喜びを感ずることである。
    この他力本願の中で生かされていることの幸いを、
    やっと感じられるようになった。

    この本は、今だから読めるのだと、感じた。
    言葉を覚えるために読んでいるのではなく、
    今、ここの、私の生き方を確認し、覚了するために読んでいる。
    呼んだことはみんな忘れていても、読んでいる最中には、
    私は、その言葉そのものと自らを感じている。
    「確かに、そうだ」と、その合点で読み進む。

    午後からずっとずっと読んでいた。
    そして、途中には疲れたので昼寝した。
    その内に、あの世間のことがすっかりと頭の中から消えていた。
    どんどん独りになって行く。
    どんどん理解されない人になる。
    本当に酷い人になっているのかどうかは分からない。
    しかし、私は、私として生きることだけは確かになった。
    独りになればなるほど、私は、私だ。

    大拙さんは、「それでいい」と、言ってくれる。
    「まだまだ、どんどんその道を行け」と、励ましてくれる。
    「無心」であることは、宗教生活の極致である。
    だから、これからも無心の修業だ。

    辛いとか、切ないとか、独りぼっちだとかは、
    まだまだ無心からはほど遠い我慢だった。
    生かされたまま。託されたまま。それを信じて生きることだ。
    人を見ない。御言葉に従う。無住になる。
    全てのことは、無功徳・無効用なんだ。
    何ももたない。手放す。捨てる。
    そのなかで三昧となって生かされて生きて行く。

    無が在ってから、初めて真の働きが生まれる。
    これからは、その働きに全てを賭ける生き方をする。

    気付いたら、夕方だった。
    5時半にヨガが始まる。
    本日は体験の日だそうだ。
    尊敬する教師M先生から、「参加して、いいですよ」の返事だった。
    自転車で駆けつけて驚いた。
    何と、子どもを含めて、総勢12名の参加者だった。
    こんなにスタジオが人でいっぱいになるのは初めてだった。

    しかし、盛況は嬉しいが、何故か私は寂しかった。
    それは、M先生が、少しだけ遠くなった気がしたからだ。

    世間から、無心の生き方を教えてもらった。
    ヨガからも、身体と無心で向き合う生き方だった。
    「無心」は、在る。
    これでありたい。

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