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  • from: クマドンさん

    2019年07月22日 06時02分45秒

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    五十嵐キャンプ場でキャンプだった

    土日に魚沼の五十嵐キャンプ場でキャンプをした。
    とは言っても、雨が心配だったので、
    トレーラーハウスのバンガローだった。
    中には電灯がともり、エアコンまで備えてあった。
    実に快適な居住空間だ。

    長男がタープを立てる。
    これが実に、実に悪戦苦闘の連続だった。
    隣のトレーラーとの幅が狭く、
    方向を何度も変えても難しかった。
    ロープが張れない、支柱が倒れる。

    次にすぐ前の道路に張った。
    到着が5時半だったので、7時近くにはなっていた。
    すでに辺りには夕闇が迫りつつある。
    しかし、ここも駄目だった。
    車が通る道でもあるために、砂利が敷かれ、ペグが入らない。
    ここでも悪戦苦闘の連続だった。

    その内に、私はへとへとに疲れ果て、勘弁してもらい休憩にした。
    「もう、諦めよう・・・」だった。
    そして、バンガローに入って驚いた。
    両足のすねの辺りにびっしりと小さな血の点々だった。
    ざっと数えて30以上の虫に血を吸われた跡だった。
    タープを立てることに夢中で、私はむき出しの両足が不防備であったことに、
    全く気付かなかった。
    それにしても、これだけ刺されてもつゆほどの痛みも感じない。
    これは、ただものではない虫だと悟ったる

    今も、あたかも皮膚病のようにして、赤い点々がびっしりだった。
    痒いの、痒いの・・・・。
    しかし、悟った。
    後悔しても無駄であることを。
    この献血は、山の虫たちへの返礼であると、考えることにした。
    何だ、こんな私でも、虫のためには、役に立ったではないか、
    そう想うことにした。
    人は、気持ちの持ちようだ。
    デボラ熱にならないことを、祈りつつ、菊水一番搾りを飲んでいた。

    長男は、むくっと起きだし、
    「やっぱり立てる」と、サイトを変えて、ランタンを付けての挑戦だった。
    大人になったな。
    私のように諦めて、途中で投げ出さない。
    暗くなっても、どうしてもやると心に決めての実行だった。
    そして、ペグが入らない現状を考え、
    立ち木にロープを縛って、見事にタープを立ててくれた。

    そして、私と妻とはせっせと、そのタープの下にテーブルや用具を運んだ。
    「できた」「完成だ」
    私たちは薪を燃やし、炭に火をつけた。
    網を敷き、ホイル焼きとスペアーリブを造り、シェラスコを調理した。

    まず身体を動かすことだなぁ。
    そして、自然の中で生活することだなぁ。
    例え、30か所も虫たちに献血をしたとしても、
    この「至福」には、なにものにも代えられないと言う大きな気付きだった。

    確かに、非日常の今、ここではあるが、
    この沢の音を聴きながら、肉を焼いている私は、
    本来のあるがままの私ではないのか、という問いだった。
    ここに居る私は、私だ。
    その私を、心から楽しんでいる私も私。

    翌朝、4時半に目覚め、沢の傍でマットを敷いてのヨガだった。
    それもまた、私。
    渓声山色 心身脱落 脱落心身  本来清浄心
    これもまた、私にとっては「至福」なんだな。
    今、ここからは、ご近所の家々とその窓が観える。
    昨日の今頃は、沢の音を聴き、目の前に山が聳え、読書していた。

    何だかね。
    自然の中に還ると、何かが本質的にリセットされる気がする。
    そのためには、献血の犠牲も致し方ないかと、自分に言い聞かせていた。

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