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  • from: クマドンさん

    2019年11月18日 05時35分12秒

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    リゾート列車「やまどり」の旅

    気付いたら、4日間も「親父たちよ」を書いていなかった。
    まぁ、こんな時もあるなぁと、ただ思う。

    土日は群馬の水上温泉だった。
    特別なリゾート列車「やまどり」に乗るためだった。
    水上から越後湯沢の往復だ。
    途中清水トンネルのループを体験する。
    あの土合駅のプラットホームにも立てる。
    何とも贅沢な遊びの旅だった。

    全山が紅葉だった。
    今年の秋は、紅葉が遅く、満足な紅葉と出会っていなかった。
    そしたら、魚沼辺りからずっとずっと山は真っ赤に色づいていた。
    11月も半ばなのに、この紅葉と出会うことができた。
    幸せだったな。

    そして、考えた。
    紅葉とは、その葉っぱのいのちの最期の時だ。
    その時に最も色づき、色鮮やかな姿となる。
    人も、そうありたいものだと。

    今日からはまた一週間。
    仕事の日々が始まった。
    旅をして、こうして日常に還る。
    そして、日々の生業をする。
    ここで生きる。いやがおうでも今日一日だ。

    そんな生活の繰り返し、積み重ねの中で、
    私はどれだけ幸せを味わうことができるかではないかと感じた。
    特別に何かがあるわけでもなく、
    特別なことが起こるわけでもなく、
    だんだん歳をとり、小さく、ささやかに、片隅で生きるだけの人となった。

    妻と長男とで、この家で暮らし居てる。
    血糖値と血圧を心配しつつも、休酒をいつの間にかやめている。
    少々体重が増加して、お腹周りの皮下脂肪が気になってもいる。
    しかし、こうして、日々を何気なく生きられることの幸せは、
    やっぱり、時々思い出しては味わっている。

    川崎の次男は温泉旅行の為に新幹線でやって来る。
    何を離すと言うことも無く、家族四人で列車の旅だ。
    彼は、大都会で独りで頑張って生きている。
    そのことだけでも、私は彼を深くリスペクトだ。
    いろいろとあり、彼は私のことを赦していないかもしれないが、
    私は、深く深く彼のことを愛してやまない。

    そうだなぁ、人を愛するを教えてくれたのは、長男と次男だったかもだ。
    かわいくてかわいくてたまらなかった。
    そんな気持ちを発見できたのは、二人の息子のおかげさまだ。
    その彼たちと一緒に旅ができる。
    旅だからこそ、同じ部屋で昔のように眠れる。
    豪華な食事に感動できる。
    家族であることの幸せを、しみじみと味わった。

    何も欲しいとは思わない。
    何だか数年前の私とは違う。
    貪欲に何かを求め、できないことはないとぐんぐん突き進む、
    あの猪突猛進の時代は終わった。
    もう、何かを創り出そうと言う意欲も薄れた。
    何もしなくても、それでいい。

    「もう、いいかい」「まぁだだよ」との声が聴こえる。
    だから、先のことを見てはいない。
    だから、過ぎてしまったことはすっかりと忘れる。
    何をやったとか、何ができたとかは、もうどうでもいいことだ。

    ただ、今、ここを、味わう。味わう。

    最期のいのちの時を迎え、樹々の葉たちは、しみじみとその時を迎える。
    真っ赤な赤に、光り輝く黄色に、深い味わいのある茶色に、
    その旺盛だったころの緑から色を変える。
    もうすぐ、この枝ともお別れだ。
    仲間たちはとうにさっきの風で、土に還って行った。
    いつか必ず私の番が来る。

    私は、今、人生のどんな色を自分の色として染め上げ始めているのだろうか。
    色は、外から来るものではない。
    自分の中で深く深くで眠っているものだ。
    旺盛な生命力と言う緑が溶けて行くに従い、
    その本来の自分らしい色が内から顕れる。
    そのことも、紅葉は教えてくれた。

    いつかこの家族ともさよならをする。
    そう思えば、何気ないほんの束の間の生活が、
    何だか尊いものに感じられる。
    終わりがあるから、今がある。

    旅の疲れの中に居る。
    それにしても、疲れの回復が遅い身体となっている。
    これから、ヨガをする。

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