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  • from: クマドンさん

    2020年01月24日 05時36分19秒

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    「花は咲く」

    さてさて、金曜日だ。
    今日をやって迎えることができた。
    それでも、日々、それなりに楽しんで生活している。
    仕事があるから、めりはりもあり、遣り甲斐も感じて生きられる。
    「まぁ、生きていればいいか」と、思っている。
    「生きることには、不自由はないさ」とも思っている。
    何かの働きがストップしたら、その時が、サヨナラをする時だけだ。
    気楽に生かされている。
    それが、昨日の朝、五頭山に朝日が昇るのを見て、
    「美しいなぁ」と、感じながら、「生きてるだけでいい」とも思った。思った。

    東区ボーイズの合唱の練習の日だった。
    昨年、私は、超多忙の中、体調を壊した中、
    この練習を休むことが多かった。
    それはそうだ。
    仕事を終える夕方に、私の疲れと睡魔とは、Maxを迎える。
    やっとの想いで、ハンドルを握る。
    「帰るぞ」と、自分に言い聞かせる。

    その後、夜7時からの練習は、今の私にはきつくなった。
    しかし、私のことを待っていてくれるK先生だった。
    「来てくれるだけでいい」「いつもいつも待っています」
    「みなさんもクマさんのこと心配していますよ」
    欠席の私からのメールの返信は、いつもこれだった。

    こんなにも待たれている場所が在る。
    それは、それで、とてもとてもありがたいことだった。
    「居ても居なくてもいい人は、居てもいいかなぁ」と、思ってずっと生きて来た。
    今はきっと、どこにでも「ああ、居たね」と言われる私だ。
    それなのに、ある集まりでは、そうやって必要な人として求められる。
    それは、それで、とても嬉しいことだった。

    年末に病院の個室に居た。
    ここで私が亡くなっても、居なくなっても、
    世の中に何の変化もあるわけでない。
    私は、ただ自分がそうやってでも、
    今日を生かされていることに感謝していた。
    そして、また復活したら、
    自分のやりたいことをやってみようと思っていた。
    そんな時、心配のメールは、K先生だった。

    個室に居ると、私が誰と深く深くで繋がっているのかがよく分かった。
    それは、どうでもよい繋がりは、繋がりではなかったと、
    何だかこのことで明確になったからだ。
    「ああ、そうか。心配してくれる人は、この人たちなんだな」との実感。
    だから、K先生の優しさと心配とには、何とか報いたいと願っていた。

    練習の前に食べた、「仁」のタンメンの超大盛なこと。
    野菜が丼から盛り上がり、どう切り崩して食べようかと思案だった。
    その上、100円で5個の美味い美味い餃子を食べた。
    満腹を通り越して、お腹は、まさにパンク寸前だった。
    そうやって、懐かしい練習室に入って行った。
    みな、何も変わりなく、余計な気遣いなく、そのままだった。
    私よりも10歳以上先輩たちばかりだ。
    この中で、一番病気をしたり、入院したり、手術したりは、私だった。
    本当に健康第一なんだと、いつも思う。

    ところが、「花は咲く」を歌い出した途端、熱い熱い涙が溢れた。
    それが、止まらない。次々に溢れては、流れる。困った。どうしよう。歌えない。

    「叶えたい夢もあった。変わりたい自分も居た」
    「今はただ、懐かしいあの人を思い出す」

    「誰かの歌が聴こえる。誰かを励ましてる」

    「花は花は花は咲く。いつか生まれる君に。」
    「花は花は花は咲く。私は、何をのこしただろう」

    「傷ついて、傷つけて、報われず泣いたりして」
    「今はただ、愛おしいあの人を思い出す」

    「誰かの笑顔が見える。悲しみのむこうがわに」
    「花は花は花は咲く。いつか生まれる君に。」
    「花は花は花は咲く。私は何をのこしただろう」

    「いつか恋する君のため」

    どうして、この歌を歌いながら、涙が止まらなくなったのだろう。
    今も、こうして、涙が続く。涙を流す。

    これって、なんだ。
    その自分を、歌いながら発見した。
    そう心から歌いたい私。
    そう心から歌われたい私。

    合唱に参加し、この歌に改めて出会った。
    この歌は、きっと今の私の歌なんだな。
    私の歌。「花は咲く」

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