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  • from: クマドンさん

    2020年02月10日 08時27分54秒

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    平熱となった

    平熱となった。
    昨日のことだった。
    午前中に体温計で熱を測ったら、36.4度。
    こんなに平熱が嬉しかったことは、久しぶりの話だる
    何故なら、我が家の体温計が電池切れでずっと使えない状況だったからだ。
    この体温計の活躍の場が無かったほど、
    我が家の家族は、きっと平温無事な生活を送っていたのだと思った。

    さて、隔離状況は続いている。
    あの豪華客船の人たちの気持ちがよく分かる。
    自分が発熱や何らかの症状があるうちは、
    何とかその病を治すために隔離されることも本望ではあるが、
    こうして平熱となり、身体の自由がきくようになると、
    やっぱり人は、動きたくなるものだった。

    しかし、家族への観戦が一番心配される。
    そのために、妻からは、固く固く部屋から出ないで下さいとの戒厳令だ。
    私は、だから、本を読む。メールを打つ。それだけだった。
    昨日は、身体から動きたいと言うサインが届いたので、
    30分間だけヨガをやってのリフレッシュだった。
    身体もそうやって平常身に戻ろうとしていた。

    身体は、やっぱり自然なものと、
    今回のインフルエンザの経験から改めて学ぶことが出来た。
    とにかく、インフルエンザは免疫が無く、対抗する体力が身体に無い時、
    こんなにも辛い者なのかと、天を仰いだ。
    それ程の苦しみなんだ。
    OSでストーブのすぐ傍で、背中を温風に晒し、暖をとった。
    本当に身体の体温調整のセンサーが壊れてしまったのかと感じた。
    ああ、冬山での凍死とは、こういうことなのかの実感だった。
    低体温症という体温を、私は私の身体で実感した。

    もし、インフルエンザと感じたら、我慢は絶対に禁物だ。
    こればかりは、どんなに体力に自信が在り、
    念力の力をもっていると自負していても、
    人間の力では遙かに及ばないエーリアンのようなものだ。
    絶対に君臨し、即座にその身体全てを支配して、思うがままに荒れ果てさせる。
    その超絶的な脅威の力を、私は自分の身体で体験させられた。

    仕事が・・・。とか、まさか、私が・・・。とか、申し訳ない・・・。とか、
    そんなことを思い、躊躇している余裕は、この病に接待に存在していない。
    私は、意を決して、「帰ります」と言って、仕事をほっぽりだして早退した。
    しかし、帰りの車で、無事に家までたどり着けるかの危機感だった。
    車の運転は、この病にはご法度だった。
    できれば、家族や友人に病院に連れて行ってもらうことをお勧めする。
    しかし、感染させるリスクは大きいので、それも難しい選択ではあるが・・・。
    とにかく、ハンドルにしがみついて前を向いていることがやっとだった。

    とにかく、直ぐに近くのかかりつけの病院に直行だ。
    後は、鼻の奥のにロングの綿棒を入れられ、検査を受ける。
    看護師の声に耳をすます。
    「ああ、ほれほれ、やっぱ昨日とちがうみてらね」
    「そらそら、出てたね。これって、プラスらよね」と、つっつぬけだ。

    「クマさん、出ました。A型でしたよ」との宣告を受けたら、ほっとするべきだ。
    これで、特効薬のタミフルを処方してもらえる。
    これを飲んだら一発完了なんだ。
    後は、職場には迷惑はかけるが、解熱から5日間の監禁生活である。
    全ての予定はキャンセルとなり、職場には仕事の段取りを伝える。
    独り暮らしは辛いだろうなあと、こんな時、家族のことがありがたい。
    妻は、マスクをして、黙ってお盆の上に食事をのせて、
    ドア越しに私に手渡し、去って行く。

    テーブルの上には、非常食のバナナが3本だ。
    今日は、平日の月曜日。
    我が家には誰も居なくなる。
    本日は、だから、きっと、断食の日となるのだろうなぁ。

    朝日が、今は、眩しく輝いている。
    昨日までの寒さとは打って変わったこの暖かさだ。
    髭が伸びた。髪がぼさぼさだ。それもそうだ。三日間風呂に入っていない。
    もう私の身体からウイルスは駆除されているはずだ。
    あれだけ私を地獄の責め苦にした憎きウイルスだ。
    しかし、この病のおかげで、また、1つ何かが分かったような気がした。

    それは、インフルエンザなんか罹らないことに越したことは無い。
    しかし、罹ったことで、実感として学んだことも少なからずあるようだ。
    あの日から、新型肺炎の人たちが、何だか遠いニュースの人ではなくなった。
    ウイルスの恐怖。ウイルスの猛威。感染予防。隔離。ワクチンの開発。
    みんなインフルエンザの私にも適用される言葉となった。

    知らず知らずに体内に入り込んだウイルスだ。
    しかし、そこで生きる場所を見つけ、猛威を振るって暴れ出す。
    それを、誰も止めることはできなかった。
    感染していたその当日に検査をしてもらった。マイナスだった。
    ウイルスは、潜伏と言う巧みな技をもっている。
    その間、私は、日常生活を安心して行っていた。
    その時、知らぬうちにやっぱり他者への感染は行われていた。
    飛沫からの間接的な感染だ。

    インフルエンザには、タミフルという特効薬がある。
    10年前だろうか、私は三日間40度近い熱で苦しんだ。
    布団を何枚も重ねても寒さに震えた。しかし、体温は40度だ。
    その時、タミフルは存在していなかった。

    こうして体験を通して学んだことは、知恵となる。
    ここに記すことで、少しは何かの役に立つことを祈っている。
    とにかく大流行は、日々の生活の心構えで、阻止したいものだった。
    もう金輪際、インフルエンザは、ご遠慮願いたい。

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