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  • from: クマドンさん

    2020年02月13日 05時26分23秒

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    ディジデントとして生きることとは

    久しぶりの出勤だった。
    何と4名の内、2名がインフルエンザでの欠席だった。
    1名は、昨日インフルが判明したと言う。
    この学級の平常化は、来週になりそうだ。

    こうしてインフルエンザのウイルスの猛威が続いている。
    確かに、このウイルスは、目には見えない。
    キャリアである本人すら、その自覚がなく生活している。
    その無自覚の期間に、周りの人たちへの感染は広がって行く。

    私も知っていたら、手洗いをもっともっと頻繁に励行した。
    しかし、それをそれとはしらなかったので、
    そのまま惰性に流し、気が付いたら発症している自分だった。
    ウイルスは、目には見えない。
    その存在すら気付かないくらいだ。
    しかし、体内に侵入したら、必ず起爆する。
    そして、悟る。「ああ、やられた」と。

    そして、まだそのウイルスに侵されていない健康な身体に感染する。
    そして、知らない内に、ウイルスに支配される。
    そんなインフルエンザの恐ろしさをまざまざと知らされた。

    「力なき者の力」ハベルの書いた書物だ。
    チェコスロバキアの共産主義が権力をふるっている最中、
    ハベルは、自由を求めてこの書物を書いた。
    プラハの春の後、ソ連の侵略を受け、強固な全体主義の国家となった。
    その国家とは、スローガンの元、国民の心を一つに統一する。
    国民は、国家に反逆して孤となることを恐れ、
    理想を捨て、良心を忘れ、責任を放棄する。
    つまり、個人として自由で創造的に生きる生き方を、捨ててしまう。忘れてしまう。

    国家の掲げたイデオロギーと言うスローガンに、
    自らの自由と個性とを隠す。
    そして、みんなと同じ言葉を話し、同じ国家を認め、讃美する。

    そをポスト全体主義とハベルは言っている。
    体制とは、偽りや嘘であり、ゲームは単にゲームに過ぎないのに、
    そのことを暴くことも無く、そのことに抗うことも無く、耐え忍んで行く。
    すると、意図して作りだされたそのイデオロギーは怪物と化し、
    その猛威をまるでインフルエンザのウイルスのように発揮する。席巻する。

    イデオロギーは、まるでウイルスだった。
    これが全体主義となると、病とは違うのは、
    喜んで国民は、そのイデオロギーのウイルスに罹患しようと努力することだ。
    どれだけ重篤な罹患者となるかを、国民は競い出す。
    そして、重篤であればあるだけ、国家から認められ、勲章を与えられる。

    そうした最中にも、そのウイルスに罹患しないように細心の注意を払う個人はいる。
    ハベルは、そうした少数の「ディジデント」(異論・反抗)を大切にしている。
    それこそが、ウイルスに罹患しない個人の自由だ。

    1977年に彼は、少数の学者や哲学者たちと「憲章77」を発行した。
    そこに描かれた精神の真実の生を理想として、市民革命は成功した。
    今は、やっとこの番組の第2回目を観ているところだ。
    なかなか難しくて、その理解に至り得ていないことが多い。
    しかし、自分がインフルエンザに罹患して発症して分かったことは、
    何事も予防が大事であり、初期対応が大切であったということだ。
    蔓延され、席巻し、支配されては、既に遅しだ。
    あの日中戦争から太平洋戦争の15年間が、再びやって来ることとなる。

    その全体主義のウイルスに対しては、敏感に察知する必要がある。
    また、表に語られるプラカードの文言の裏の意味を理解することだ。
    意図的に情報は操作される。
    そして、その情報を鵜呑みに信じ込ませようとする一部の権力者たちはいる。
    それを、「国家のためだ」「国民の幸福のためだ」と宣伝する。
    そうしたプロパガンダの声が、大きく響くようになったら、
    危険な時が近づいた来ていることを感じよう。

    国家は、ウイルスを培養し、国民の生活にまき散らす。
    そして、そのウイルスに罹患した人は、知らず知らず全体主義の一員となる。
    その恐ろしさは、世界の歴史が証明している。
    いかに、戦争を回避するか。いかに個人の自由と尊厳を守るか。
    その闘いが、ディジデントとしての生き続ける日々の闘いなんだ。

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