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  • from: クマドンさん

    2020年02月17日 05時28分52秒

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    亜美さんと言う生き方

    人は、傷ついた心にどれだけ寄り添うことができるのか。
    私は、そうした心には寄り添いたいとは願っている。
    しかし、その心に寄り添えているのかどうかは、
    相手がそれをどう感じているかなのだと思う。

    「分かるよ」と言ったら、分からないのかも知れない。
    「大丈夫だよ」と言ったら、何が大丈夫なんだと思われるかも。
    「がんばれ」と言ったら、こんなにがんばっているのにどうすればいいんだかな。

    人が、人を分かると言うことは、難しいことなんだな。
    その難しさと、分かり合えない苦しさを味わいつつも、
    それでも、やっぱり見過ごしにできない。
    話を聴きたい。何かの助けになりたい。傍に居てあげたい。
    ぎゆっと抱きしめたい。笑顔でハグをしたい。少しでも力になりたい。

    高橋亜美さんの仕事を観た。
    プロフェショナルだ。
    虐待を受けた子どもたち、少女たち、成人した女性たちだ。
    父親からの暴力を受け、性的な虐待を受け、
    児童相談所から施設に避難させられた子どもたち。
    しかし、成人したら、その施設を出て行かねばならず、
    自立した生活を求められる。

    しかし、一律に決まりだからと言って追い出された子どもたちは、
    その瞬間から路頭に迷う。
    住む場所がなかったり、仕事に就けなかったり、心の病であったりだ。
    その人たちへの支援は少なく、
    その人たちのSOSに応えるセーフティーネットがあったとしても、
    そこにたどり着けない人たちも多い。

    その人たちの為に「ゆずりは」という団体を立ち上げ、
    個人的に活動し、支援している。
    とてもとても素敵な女性だった。

    彼女自身、小学3年生の頃、父親から卓球を指導された時ね
    スパルタを超えた、パワハラ・暴力に耐えた時代があった。
    その時、父親から罵倒され、殴られ続け、死んだらどんなに楽になるかと考えた。
    そんな彼女を、親身になって支えてくれた1人の親友が居た。
    「亜美は、亜美のままでいいんだよ」が、救いの言葉だった。

    その親友から、30代半ばで、子どもたちの保護施設で仕事していた彼女に、
    電話があった。
    「死にたい。どうにもならない」との電話だった。
    彼女自身仕事に行き詰っている時だった。
    「だめだよ。頑張って。死んではだめだよ。やめて」と、厳しい言葉だった。
    そして、その親友は、命を絶った。
    亜美さんは、今は岐阜で暮らしている。
    それは、ここに親友との想い出の場所、長良川の川辺があるからだ。
    ここから、2時間以上かけて東京に行く。仕事のためだ。

    彼女なら、きっと相談のために初対面のその子たちの気持ちが分かるだろう。
    分かるとは、その同じ気持ちを分かち合えるということだからだ。
    深く深く傷つき、疲れ果て、希望を失い、死にたいと日々願っている人。
    その人と本当に寄り添えるのは、
    その人と同じか似たような経験をした人たちだけなんだな。
    「教えたい」「何とか助けたい」と思ってかかわっていた頃、
    「くぞばばぁ」「お前なんかに何が分かるか」と、罵声を浴びた彼女が、
    その親友の死から変わった。
    独りで「ゆずりは」を立ち上げた。

    年間3万件の相談依頼だそうだ。

    その亜美さんの姿は、私には何ができるのかの問いでもあった。
    本当に、そうした理不尽なその苦しみと悲しみにある子どもたちに、
    私にも何かできることはあるのではないかの問いだった。

    最近は、こうして生き方の先生たちに出会うことが多くなった。
    安先生がそうだ。
    中村哲先生がそうだ。
    そして、高橋亜美さんがそうだ。

    みんな先を行っている。その道を歩き続けた。その道は、ある。
    やっぱり残りの人生は、その道を歩きたい。
    私が歩く道は、まだ見つかっていない。
    しかし、既に、いつか私が出会うために既に用意されているのかも知れない。
    生きるとは、それを期待することではないかと思う。
    その曲がり角を曲がったら、その道がずっと先に続いているかもだ。

    また独り、心の師と出会えた。

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