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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2020/05/20 06:52:36

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    生きよ。考えよ。

    昨日の夕方の突然の大雨、土砂降り、雷に驚いた。
    来るときは、来るものだ。
    私は、stayhomeで録画した「グッドドクター」を観て感涙だった。

    そう言えば、「キリング・フィルド」を観ていたら、
    突然の「緊急地震速報」だった。
    「強い揺れに注意してください」とのアナウンスに身構えて待った。
    先日も映画を録画していたら、この画面が挿入された。
    その後も、各地の震度が表示される。
    「キリングフィールド」は、今、ここなのかの錯覚だった。

    実は、我が家の下水が詰まってしまったらしい。
    トイレの流れが突然悪くなり、
    カッポンカッポンで凌いできたが、業者に来てもらうことにした。
    蓋を開けて中を見ると、何と根っこがびっしりと繁殖だった。
    一塊の抹茶色の根っこの塊が、排水溝を塞いでいたということだった。
    恐るべきは木の根っこか。
    とにかく枡を細いやつに交換してもらう工事をお願いした。

    ニュースで富士山登山の今季登山禁止の発表だった。
    この夏の季節だけで何十万人の登山者だ。
    山小屋は営業停止だ。
    親父が途方に暮れて語っていたな。
    「全く収入が断たれてしまって、どうすればよいの分からない」
    つまり、来年解禁となったとしても、
    この山小屋が営業できているかは、不明だとのことだ。
    富士山から、山小屋が消える日が来る。

    まさに、日々、想像も、予想もできないことの連続だった。
    とにかく、天変地異については、人間は全くの無力だ。
    突然の寒気による突風、大雨、雷を、
    私たちは止ますことはできないことは重々承知だ。

    最近、地震がこの国の各地で頻繁に発生している。
    毎日、どこかでの地震のニュースだ。
    それも、一日に何度も発生する場合もある。
    これで震度がまだ緩いので助かっているが、
    東日本大震災級の大地震が来て、また津波にやられたら、
    この国はいったいどうなってしまうかの恐れだった。

    コロナウイルスに対しての対策の遅れと失策とが、
    ここまでの被害を国民に及ぼしている。
    マスクでは、どうにも生きて行く算段にはならぬのだ。
    解雇・失業・自宅待機・休業・倒産。
    生活苦のために今日、飢えをどうしのいだらよいのかの家庭も多い。
    仕事を失い、蓄えも底を尽き、途方に暮れてこの朝を迎えた父親・母親。

    独り暮らしの高齢者の孤立を心配しているとの報道もあった。
    田植えの後のお茶飲み、カラオケ、地域での交流イベント等、
    全くしてはいけない、やっては駄目だと言われるために、
    お年寄りたちは家で独りじっと引きこもっているそうだった。
    その人たちを訪問することもできず、
    どうやって繋がったらよいのかとアイデアを出している市町村もある。

    映画「キリングフィルド」を観ながら考えた。
    憲法を改正してまであの人がやりたいことは、これなんだなぁと。
    戦争をしたくてたまらない。
    武力で強い国にしたくてたまらない。
    国際紛争を武力で解決する。

    愚かで、馬鹿な人がリーダーになると、
    この映画のように戦争が現実となってしまう。
    戦争をしたい人を、リーダーにすべきではない。
    戦争は、人が欲の為に起こした、惨状だ。
    これも、歴史からは無くならない。
    今も、世界のどこかで銃声が鳴り、爆発が行われ、
    多くの市民や子どもたちの命が奪われている。
    それをやりたい人たちに対しての警戒は怠ってはならない。

    「グッドドクター」は、いつもいつも感動だった。
    私の深いところの私が、目覚める。その私の確認と認識でもある。
    不妊治療でやっと授かった命だ。
    しかし、母体が心筋梗塞で危ない、胎児は気道が閉塞だ。
    同時に帝王切開と胎児の手術をする。
    それも15分間で同時に行う。
    そのリスクを避けるために、胎児を諦め、母親の命を優先にする。
    その決定を、彼が夫を説得して覆す。
    「お母さんと、赤ちゃんの命を助けたいです」

    遺された命としての自分は、何ができるかの「問い」
    「答え」の無い「問い」は存在しない。
    それは、もし「答え」が無いのであったら、
    決してその「問い」は存在しないからだ。
    「答え」が在るから「問い」がある。

    「問い」とは、「答え」からの呼びかけだ。
    「ここに在る」「ここに居る」だから、探して欲しい。見つけて欲しい。
    深い「問い」を感じた人は、その問いを問い続けながら考え続ける。
    「どうしたらよいのか」と。
    このときの「よさ」とは、「善さ」なのだと私は思う。
    「どうしたらより善く生きられるのか」と、
    私たちは、その問いと共にこの世に生を受けている。

    だから、彼は、考えた。
    「残された命として、自分はこの時、どう生きれば善いのか」と。
    彼は、幼い時に事故で兄が先に亡くなったことで、救われた命だった。
    父親からは、自閉症の彼が死ねばよかったとはっきりと言われた。
    彼は、兄によって救われ、この世に遺された命の彼だ。
    それは、きっと私もそうなんだ。
    本当はこの世に生まれた命たちは、
    その残された命としての自分であることに気付き、感じ、知ることが、
    大切な生き方なんだと、私は、考える。

    遺された命として、生かされた命として、どう生きるか。
    それはきっとただ一つ。
    「善く生きる」こと。
    問いとは、その選択において自分の身体から生まれるものだ。
    それも、こうした緊急事態・災害の最中、疫病の蔓延・経済的な困窮。
    何よりも命を守る。命を救う。その瞬間に立ち会った時、
    その「問い」が目覚める。
    そして、言う。
    「わたしを見つけろ」「わたしに気付け」「わたしはここにいる」
    そのわたしが、答えなんだ。
    そのわたしを、信じることだ。

    問いをもった人は、その問いに責任があると考える。
    問いから、逃げない。
    問いを誤魔化さない。問いに嘘をつかない。
    問いに従う。
    問いに向き合う。
    問いを味わう。
    問いの「意味」を理解する。
    そして、その「答え」だけに従って生きる。ただ、それだけ。

    このコロナウイルスで、stayhomeとなった。
    その本当の「意味」とは、
    独り独りがこの「問い」に黙って向き合い、
    その「問い」が顕す答えに本心で気付くまで、根気強く、耐えて、待つこと。

    そうした「いかに生きるか」の「問い」。
    「生きることの幸せとは何か」の「問い」。
    「善く生きるとは、どういう生き方のことなんだ」の「問い」
    「私は他人のために何ができるのか」の「問い」。
    「みんなが幸せに生きられる社会とはどんな社会だったのか」の「問い」。
    つまり、根底・根源からの「問い」と、向き合う。決して逃げない。誤魔化さない。
    その「問い」の時が、今なんだとの自覚と覚悟だな。

    きっとその「答え」に少しても気付いた人がいたら、
    そして、その人たちが「連帯」したら、
    afterコロナは、その「答え」が実現する社会になるのではないだろうか。

    試練の最中で人ができることは、考え続けることだ。
    「生きよ。考えよ」と、池田晶子の声が魂に響く。
    今は、世界中がその時なんだ。
    そして、本当の意味での「連帯」が求められている時でもあるんだな。

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