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  • from: クマドンさん

    2020年05月24日 06時41分31秒

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    人間は、劣化するなぁ

    少しずつ現実の平穏な心に戻ろうと思う。
    何だか人とのかかわりの中に居ると、
    私の気持ちではなく相手の気持ちに左右されるので、
    自分自身の気持ちの平穏をコントロールできない寂しさを感じた。

    怒ったところで、それまでだ。
    相手の誤解を解いてもらいたいと願っても、それもそれまで。
    人とかかわることで、人の心は歓びにも変わり、寂しさも感ずる。
    そんなことをふと、昨日は感じて暮らした。

    そうなんだよな。
    そこに行ってしまうと、辛いんだよなぁだった。
    だから、昨日は、何もしない。
    何もしないことに決めて、ぼーっと庭に居た。
    すると、それはそれで何だか心落ち着き、豊かなんだと改めて感じた。

    何かをしなければならない。
    何もしないということの罪悪感。
    そこからは、やっと抜け出せた感じがしている。
    時間は、時間の流れのまま流されている。
    お仕事も確かには大切なことだが、
    こうやってぼーっとして自分自身と向き合っていること。
    何かについて考え続けていること。
    これもこれでとても大事なことではないかの気付きだった。

    雀たちの餌箱が、吊るしていた紐の劣化で落下した。
    「どすん」と落ちた。
    直径30センチくらいのバケツを逆さにしたような餌台だ。
    そこに「小鳥たちの餌」という雑穀の餌を毎朝入れる。
    雀たちは、その時刻を今か今かと待っている。
    雀には、餌の時刻が分かるのだ。

    いつもまず一羽の雀がやって来る。
    それは、パイオニアだ。
    勇気のあるその雀が近くの樹に止まる。
    そして、じっと餌台を見つめる。
    そして、辺りの気配を感ずる。
    何もないと了解してから、次の近くの幹に移る。
    それから、餌台に飛び乗り、コツコツと餌をついばむ。

    ところが、地面に落ちた餌台だ。
    まず、いつもの位置でホバーリングする。
    賢いものだ。
    この地面から1m位の位置にあった餌箱を記憶していた。
    「ない」「どこに行った」「あれっ、おかしいぞ」だな。
    次々にやって来る後続の雀たちも慌てふためいていた。
    さてさて、これから雀たちはどのような行動をとるか、興味津々だった。

    すると、やはりパイオニアが地面に置かれた餌台を発見した。
    「あった」というその驚きの声が聴こえた。
    つまり、雀も私と同じで、考えて生きていた。
    その気持ちが「あっ、あそこにある」という声で聴こえた。
    雀のそれからの行動が、一つ一つ声となって聴こえた不思議、不思議。

    「おい、あそこに餌台が落ちてるよ」
    「あれっ、おかしいなぁ。どうして地面にあるのだろうか」
    「行ってみようよ」
    「待て待て、あれは罠かも知れないぞ」
    餌台の上にはたっぷりと雑穀が置かれてあるのに、
    夜中お腹を減らしているはずの雀は、
    その餌台に止まることを躊躇していた。

    まが、餌台の周りに着地だ。
    それから、ひこにあるプランタの陰や、
    その上に落ちている餌を探した。
    次々と飛んで来る雀たちも同じ行動をとった。
    学習している。
    先に来た雀たちの警戒心が、後から来た雀たちにも感じられる。
    だから、いつものように餌台に行かない。
    学習とは、真似ることだ。

    何故、ここまで腹を空かした雀たちが警戒するのかと考えた。
    「高いところにぶら下がっている餌台には飛び乗っていた」
    「しかし、地面に置かれた餌台には警戒して飛び乗らない」
    「そこには、どんな意味があるのだろうか・・・」
    すると、私は、あることに気付いた。
    「ネコだ。ネズミだ。雀を狙っている動物たちだ」と。

    つまり、高いところぶら下がる餌台からは、
    そっと近づくこの天敵たちの姿を見つけ、気配を感じられる。
    その気配を察すれば、逃げるのは訳はなかった。
    そこでは、安心して餌をついばめる。
    そして、仲間たちからの警戒の声も聴こえる。
    危険に対する防衛ができるという訳だったる

    ところが、地面ではそうはいかない。
    周りを見渡すことは不可能だ。
    プランタや花壇の陰に置かれたこの餌台は、
    天敵にとってはもってこいのトラップだ。
    雀たちは餌をついばむことに夢中になってしまう。
    すると、周りの気配を感ずることを忘れてしまう。
    そこを襲われたら一巻の終わりだ。

    それは、雀の本能なのだろう。
    しかし、不思議なことだ。
    言葉を持たないこの雀たちは、
    こうした状況の変化から危機を感ずる。
    「怪しいぞ」「いつもと違うぞ」「何かあるぞ」だな。
    その状況の変化を察知して、臨機応変に対応する。
    「おい、みんな気をつけろ」という呼びかけは皆無だろう。
    しかし、互いに何かの危険を感じ、その危機感が伝播する。
    相互に信号を出し合い、それをアンテナでキャッチする。

    見事なものだと、感動だった。

    第六感とよく言われる。
    私たち人間にも本来この第六感は備わっていると思う。
    それは、言葉以前の感覚だ。
    察知するとでも言えばよいのか。
    敏感であると呼べばよいのか。
    そうした、本来的な感覚は、
    人間も生物として確かに持って生まれているはずだ。

    私は、よく雨が降ることを予見することがある。
    急に空が暗くなる。
    冷たい風が西から吹いて来る。
    ざわざわと樹の葉が不気味に揺れる。
    その内に、ポツンと空からの最初の一滴が私の頬や手の甲に当たる。
    「冷たい」と感ずる。「雨になるなぁ」と思う。
    すると、突然ザーーーっと降って来る。
    あの感覚だ。

    気配とでも言うのだろうか。
    人の気持ちに対してもそうだった。
    彼や彼女は何も言わない。
    しかし、その気配で分かる。
    気持ちは、その気配で感ずる。
    これも第六感の防衛本能なのかも知れない。

    ここまで書いて、ふと感じた。
    第六感が働くその瞬間とは、
    命を守ることと深く深くかかわっているのではないかということだ。
    不吉だ。恐ろしいことが起きそうだ。不安だ。怖い。何かが違うぞ。
    そうした瞬間に、さっと鳥肌が立つようにして、何かを察する。
    危ないぞ。近づいてはまずいぞ。止めた方がいいぞ。

    こう考えると、この雀たちの行動に合点がいく。
    だから、雀たちの心の声が私にも聴こえた。
    そして、私は雀たちから大事なことを学んだ。
    自分の命を守るのは、自分しかいないのだ。
    そして、その命を不慮の事故や事態から守るために、
    私たち命ある者たちには、第六感があたえられているのだ。ということだ。

    だから、第六感を信じよう。
    そして、自然の中で、自然の中の独りとなって、
    この第六感を研ぎ澄ます努力をしようと、私は思った。

    あの検事さんには、この第六感が失われていたようだ。
    「危ないな」「何かあるな」「これは罠に違いない」
    そうした危機に対する防衛本能、感覚、つまり第六感が劣化していた。
    それはきっと「俺は偉い」「俺は首相と友達だ」という、
    何だろうね全く信頼できないものを信頼し、
    驕り高ぶり威張っていたから、
    こんな目に合ってしまったのだの教訓だな。

    またまたこの話に戻ってしまったが、
    今、私たちは、あの人を見ながら、
    人とはどれほど愚かになれるものなのかと、
    一つの愚かさの教科書として学んではどうかの「問い」でもあった。

    人間は、権力よって劣化するものだ。
    愚かな人にだけは、なりたくないものだと、つくづく感じた。

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