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  • from: クマドンさん

    2020年09月23日 07時02分36秒

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    向き合ったものになる

    自分が向かい合っているものに、自分がなる。
    そんな感覚を最近は、よく味わっている。
    なるという気持ちもそうだし、そのものと対話しているということもある。
    その対話する前に、きっとそれになっている。同化している。
    それだから、きっと語りかける。対話が生まれる。
    その順番だと、今、分かった。

    理解することは、愛することだ。
    そんな感じもやっと分かるようになった。
    理解すると言うことは、そのままでいいということ。
    いや、この世の中には「いい」も「悪い」もないものだ。
    それは、人が、社会が、自分に都合によってただ勝手に決められたもの。
    だから、庭に出て花や樹々を見ていると、
    どれが「よく」て、どれが「悪い」とは、何も言えない。
    みんな黙って、そのままで、競い合うことも無く、争うことも無く、
    ただ、その生きるを、その日一日、生きているだけ。


    「これで、いいんだなぁ」と感じた。
    するとほっとする。肩の荷が下りる。ぼーっとできる。
    何もしていないかもしれないが、そのことがこんなにも嬉しいと感ずる。
    私が、その仲間のひとつになれた瞬間だ。
    身体は、この人たちの仲間だ。
    自然は、黙って自然を生きている。
    自然は、何も思わずに自然のままだ。
    自然とは、何も思わず、考えず、ただぼーーっと生きる。楽しく生きる。
    それができる人が、自然なのではないかの気付き。

    昨日、やっと日中庭に居ても汗をかかなくなった。
    嬉しいことだった。
    今まではあの猛暑の中、エアコンを一日中つけっぱなしだ。
    ということは、エアコンのある部屋に居座っているということ。
    庭には、そのエアコンはなかった。
    だから、私は、庭に立たなくなった。
    早朝に水をさっさとやって、エアコンに戻った。
    ちよいちょいと野草を抜いて、エアコンにまた戻った。
    だから、しばらくは、この仲間たちとは疎遠だった。離れて暮らした。

    しかし、やっと私は、故郷に戻った。
    「浙江は潮 慮山は煙雨」
    同じ庭なのに、何か見違えるような喜びを感じた。
    この仲間たちが居てくれたら、私は生きられる。
    そんな自覚と喜びだった。

    私は、庭を観渡す。
    すると、「ここだよ」「こっちだよ」と、私のことを呼んで来る。
    そうなんだ、私の仕事は、この人たちが造ってくれる。
    「ありがたいことだ」といつも感ずる。
    もし、この仲間たちがここに居てくれなかったら、
    私は、こうした日中身体を使って、せっせと外では働かない。
    そうなんだなぁ。
    この人たちのおかげで、私は身体を使う、身体で味わう。
    そうした原点に回帰できる気がする。

    どれだけ一日の生活の中で自然と向き合えるかだ。
    先に書いたように、人は、向き合ったものになれる。
    私は、澄んだ青空にも、その雲にも、そして、雀にもなれる気がする。
    それは、そこに在る「意味」を感ずることができるからだ。
    その「意味」を深く味わう。
    そのためには、立ち止まり、ゆっくりと、空を見上げる必要がある。
    しかし、現代の生活の中で、忙しい、忙しいと言い続ける生活の中で、
    空を見上げたり、夕日を見たり、月を見たり、星を見たり、
    街中のど真ん中でもできるそのふとした時間を、
    人は、意識して作ることを忘れ去っている気がする。

    路傍に咲いた小さな花の色に足を止める。
    暫し佇み、その花を愛でる。
    すると、片隅に咲くそま小さな花に「意味」と「言葉」があることを感ずる。
    最近、本当によく泣く私だ。
    突然、感極まる。どこでもそうだった。涙が溢れる。涙がこぼれる。涙が流れる。
    その時、「感動」している自分を感ずる。
    その意味を理解するのが先ではない。
    感ずることが、まずある。
    そして、感応しての涙が溢れる。
    それから、感動している自分を感ずる。
    この順番だな。

    ということは、この感動する自分が居るということ。
    私が感動するのではなく、感動する自分が私なんだと言う気付きだ。
    そして、その自分で生きられることが、とてもとても楽であることも悟った。
    その自分を信ずる。
    全てのことを委ねて、任せて生きる。
    すると、この庭の仲間たちのように、ただ生きられる自然な自分だ。
    「ただ生きれば、それでいい」

    私たちは、きっと何かに騙されていた。
    私たちは、きっときっと幸せとは反対の道を歩かせられて来た。
    私たちはもきっとそうしないと幸せになれないと信じ込まされて来た。
    しかし、そこに「幸せ」がなかったことに、
    そこには、何も確かに信じられるものがなかったことに、
    このウイルス禍の中でやっと気付いた。

    「では、一体、何を頼りに、何を信じて生きればいいのか」
    その「問い」をもった人たちは、人と向き合うことをまずやめることだ。
    人は、向き合ったものになるからだ。
    そんな時は、「独り」になることだ。
    実は、自然と向き合っている独りは、とても豊かで充実した気持ちにさせられる。
    物や金や目に見える者の量で、この豊かさを換算できない。
    実は、本当の豊かさとは、目に見えない魂・スピリチュアルなものだからだ。
    その存在。
    つまり、本来の自然と向き合い、自然と同化できる霊的なものを、
    人は、見ないように教えられて来た。
    そんなものはあるはずがないと、言われて来た。
    何を言っているんだ、この科学の世の中でと、馬鹿にもされた。

    そもそも、その考え自体が間違いだった。
    二元論には、そのままの分裂と分類と個別と対立と分離しか存在しないからだ。
    あらゆることは、一元である。
    その一元で生きているから、庭の仲間たちはたんたんと生きられる。
    まぁ、「定」という一元のままで生きているからだ。
    「悩むな、考えろ」だな。
    人は、生まれて、生きて、死ぬだけだ。
    その間に、どれだけ逞しく図太くしぶとく根を生やすかだな。

    その根を生やせる人は、人真似をしたり、人に従い、人の評価で生きた人ではない。
    ここで、人は、生き方を誤ってしまう。
    そうではないんだ。
    どんな状況、立場、場所におかれても、
    人は、自分独りをどう生きるか、考えて行動し続けることなんだ。
    その時しか、その根は太くならない。数を増やして手を伸ばさない。
    そうやって現役の時代を生きる。
    その図太く茂った根ですくっと立っている樹は確かに逞しいものだ。

    庭に出て2時間は、あっという間だった。
    とにかくいろいろな生きる「意味」や「知恵」を学ばされる。
    それを、自分のももとする。
    その繰り返しだ。

    昨日、百日紅の選定をした。
    どんどん伸びた枝を切って行った。
    密に重なる枝を切り、風通しをよくした。
    その枝葉の間から、きらきらとお日様の光だった。
    「気持ちいい」「これでいい」だな。

    Sさんとよく話す。
    「身体の気持ちいいことわする」と。
    身体はこの百日紅の仲間だ。
    一元をあるがままに生きている。
    身体は、私を越えている。
    私は、ただ足りない頭で考えるだけ。だから、悩む。
    悩むことは、全くの無駄なこと。悩んでよくなったことは何も無い。
    そんな時こそ、身体に聴けだな。

    Sさんは詰まったら散策に出かける。
    私は庭に出る。
    そして、自然と向き合う。
    すると、さっきまで悩んでいたことは何だったか、忘れる。
    それは、向かい合っているものに、Sさんも私もなっているからだ。
    身体に戻るということは、自然に生きると言うことだ。
    自然はただ一元のままだから、明確ですっきりとそのままだ。

    本当は、身体で考えれば、幸せになれるんだ。
    そこの機微が、こんな私にもだんだん分かり始めて来た。
    Sさんは、今頃また、信濃川に添って彷徨していることだろうなぁ。

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