新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマドンさん

    2021年01月10日 07時18分19秒

    icon

    仕方ない・仕方ない

    大雪の中、どこへも行けない。どこへも行かない。
    閉ざされたこの生活は、実は、日々の私の生活と余り変わらない。
    突然、外に出れなくなったら困るだろうが、
    毎日、こうして自粛生活を続けている私には、ただ寒さが困るだけだ。

    仕事に行かなくてはならない人たちには、本当に申し訳ない話だ。
    この大雪の中でもスーパーやお店はちゃんと開業している。
    病院もそうだった。向かいの看護師さんは、やはり出勤しなくてはならない。
    これが休日だったからよかったが、
    平日勤務日だったら、あの日のように2時間かけて出勤だった。
    3年前?の大雪の日、小針の先生は路地から車を出せず、年休だった。
    雪とは、そうした人たちにとっては、本当に魔の存在だったる

    歳をとるといことは、こうした突然異常に、
    少しずつ耐性がつき、堪えられるようになったことだ。
    いくらこの大雪に腹を立てても無駄だった。
    怒ったら、止む。ならば、どんなんでも怒り続ける。
    しかし、そのことと、この大雪とは、全く別なことだった。
    その別であるということを理解したら、まぁ、仕方ないと思えるようにもなれる。

    本当に生きていると、仕方ないことだらけだった。
    と言うか、自分で自由にコントロールできることって何だの現実だ。
    この自分の感情すら、自分ではままならないことも多い。
    この身体の健康状態もそうである。自分と身体とはやっぱり別だと考える。
    家族と暮らして居れば、それぞれの想いや願いだ。
    これは、全く私とは別物。私のコントロールどころか、私が過度に影響を受けている。
    つまり、私とは別物に、私は囲まれて生きているということだ。

    昨日、急ぎの印刷文書があったので、印刷しようとしたら、
    全く不具合を起こして、何も印字されないまま、白紙が出て来た。
    次は、紙を巻き込み、詰まってしまった。
    やっと詰まった紙を3回も取り出して、印刷を始めたら。
    「サポートセンターに修理に出してください」の液晶表示だ。
    本気で「この野郎」だった。
    このプリンターのインクは、新しいものに替えたばかりだ。
    この表示を見るまで、私は40分間くらい無駄にこのプリンターと格闘していた。
    それは、何だったのか。の怒りなんだが・・・・・。
    よく考えたら、これも私とは別物で、5年も経てばあるあるの話だ。
    機会は壊れる。それを、「分かりました」と、平静に受け入れる。
    「仕方ない」ことだからだ。

    夜、部分入れ歯を外す。
    上の4本の入れ歯を外す時、片方の丸い金具がポロリと折れた。
    この金具で他の歯でこの入れ歯を支えてもらっている。
    つまり、支えが一つになってしまったということだった。
    「今、ですか」と、怒りたいところだが、それも止めた。
    「仕方ない」ことだからだ。
    確かに毎日がちがちに噛んでいるのだから、劣化するのは当たり前だ。
    それなのによくもったほうではないだろうか。
    しかし、このままでは、飲み込んでしまう危険性もあった。
    もし、そうなったら開腹手術で取り出すしかないそうだ。
    金具も飲み込むことなく無事であったことを、ただ喜ぶしかないようだ。

    そして、この大雪だ。
    一日2回の雪除けをしなくては、ならない。
    その度に万全の身支度を整え、この寒さの風の中に出て行かねばならない。
    「何で、こんなことに」と、腹も立てたくもなるが・・・・。
    仕方ないことだ。みんなそうなんだから。大雪なんだから。

    次々と、こうした試練が向こうからやって来る。
    しかし、ここに一切の感情は入れないことにする。
    「仕方ないことだ」と、パンチでぶち壊したい衝動を自分で押さえた。
    怒らないことだ。腹を立てないことだ。別物だと考えることだ。
    では、どうして「怒り」が起こるのか。
    それは、自分の思い通りにならないからだ。
    それは、自分の言った通りに動かないからだ。
    しかし、そこにこの問題の肝がある。
    それは、別物。どうにもならない。それを分かっているのに、分からない。
    「怒り」とは、心の「幼さ」「自己中心」だ。

    だから、まだそんなことに怒っている己のことが恥ずかしくなる。
    「まぁ、いい」「こんな、こともある」「仕方ない、仕方ない」と、
    そんな予想外の異常なる展開をいなすことができれば、
    それは、それなりに歳をとり、大人になった証拠なんだな。

    そうした、自分だけよければいい。自分の思い通りになればいい。
    そうした欲望を、妄執と言う。我執と言う。妄想という。
    人は、勝手に自分で造り出したこれに、惑わされる。コントロールされる。
    そのことに縛り付けられると、全く不自由な生き方となる。
    その人には、自分のことしか頭にはない。
    そして、その欲望が遂げられない内は、いつも不満と怒りに満たされる。
    不思議なもんだ。人は、自分で自分のことを不幸にするものだ。

    と言うことは、自分で自分を幸せにもできるはずだ。
    それが、この「仕方ない」には、隠されている。
    何がこの身に起きようとも、「仕方ない」と、それだけを思う。
    つまり、向こうから来た予想外のこの異常な展開を、
    それをそのまま受け入れる。何も抗わず、そんなもんだとごくんと呑みこむ。
    感情を入れない。感情を乱さない。ぶらさない。
    何があっても、そのことをよくよく見つめて、
    「さて、どうするか思案する」そして、「よし」と決まったことだけを実行する。
    その連続の先に、きっと癌があり、大怪我大病があり、老衰と死がある。
    それは、決め事だ。
    みんながそうなる定なんだな。

    この大雪は、我が家だけに降った大雪ではない。
    この地続きの新潟県の大地のみんなだ。
    こんなものではない、2mの積雪の山間地もある。
    もっともっと苦しんでいるでいる人ばかりだ
    「私だけじゃない」そう考えたら、諦められるのではないだろうか。

    まず、この煩悩を消すことだ。
    感情が動き、感情の乱れを少しでも感じたら、まだまだだと思え。
    その修業のために、私は、この世に生まれて来たのだから、
    まだまだ途上・「途中」だと思えば、少しは楽になるはずだ。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件