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  • from: クマドンさん

    2021年01月19日 09時19分36秒

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    不採用だった

    あるディサービスだけが、面接の申し出だった。
    あとの事業所からは、何の応答もないままだ。
    つまり、63歳。男性。日中だけ。週に3日間。時給900円。
    この条件だけを見たら、採用は難しいということなのかな。

    実は、看護職初任者研修を私は4年前に習得をしている。
    それは、現役を引退したら、介護の仕事に就こうと思ったからだ。
    なかなかハードな仕事だとは、実習や講義を通して学んで来た。
    肉体的にも厳しい仕事だとも聴いている。
    でも、私にも出来ることはあるのではないのか。
    そんな気持ちで、この仕事を希望している。

    父が施設に1年半入所していた。
    住宅型の個室での生活だった。
    職員の人たちは、若い人たちが多く、献身的に働いていた。
    何もりも心のケアを大切にしている施設だった。
    だから、職員の人たちはいつも笑顔での応対だ。
    父もここではゆったりと生活が出来た。
    何よりも、職員の人たちや同じ利用者さんから、愛されていたと感じた。

    終の住まいとなる場所だ。
    いろいろな事情があって、自宅では介護が出来ない。
    だから、ここに入所して、老いの日々を過ごしている。
    時には、亡くなる人もいる。
    その時は、施設のみんなでその人のことを悼む。
    そうした場所が、父の施設だった。

    私には実務の経験が全くないから、まずディサービスだと考えた。
    先輩の職員に教えてもらいながら、仕事を覚える。
    それは、私にとっての新たな人間関係の始まりでもあった。
    同じ職場の同僚との出会いがある。
    それは、講師で小学校に戻った時も、学童保育でも感じた。
    その人たちとの出会いから、私は多くのことを学んだ。

    そして、学校では子どもたちであり、施設では利用者さんたちである。
    ここにも私が全く知らない人生があった。
    その人たちと出会える。触れ合える。語り合える。
    ある意味で、私は、私が出会った人たちを師と考えている。
    誰からでも、学ぶことはある。
    そして、その人との出会いでの気付きや発見は、私のこれからの人生の言葉になる。
    「ああ生きる」「ああ在りたい」「あの人のようになりたい」だな。
    その人としてのモデルが、そこには居てくれる。
    時には、反面教師も多いが、私は、仕事でのそうした人との出会いを楽しみにしている。

    ところが、今回の面接で、現実の厳しさを思い知った。
    確かに、採用する側にとっては、若い人。経験のある人。長く勤められる人。
    その人の方が、雇う側にとっては。メリットがあるはずだ。
    私の申し込みに対して、何社も無回答のままでいるのは、
    そういう意味の現われと感じている。
    しかし、こうした条件だけで、判断されたくないとも思っている。

    昨日の面接担当の人は、私からすごいエネルギーを感じると言ってくれた。
    年齢は63歳でも、私は、この私なんだ。
    63歳。男性。という、既成概念から却下するのではなく、
    今、人材不足で苦労している現場なら、まず使ってみてはどうなんだの提案だった。

    それから、フルタイムで目いっぱい働こうとは考えていない。
    今は、自分の人生の楽しみも、優先的に考えている。
    現役時代は、時間がなく、ゆとりがなくて出来なかったことを、
    今は、やれることの楽しみを味わっている。
    だから、一つの仕事を複数の人でシェアすれば、お互いが楽に出来るはずだ。
    しかし、こうした考え方を、まだ事業主は持っていないようだ。
    仕事の労働条件に対する既成概念を打破することが、
    これからの60代以降の人たちの就労には大切なことのような気がする。

    確かに、身体の衰えは否めない。
    しかし、人生の経験は積んでいる。多様な見方や考え方も身に着けている。
    いろいろな話も持っている。
    そして、何よりも精神的な成熟もそれなりに遂げている。
    これこそ、職場においては大切な人材、潤滑油だ。
    まぁ、諦めずに今日も就活するつもりだ。
    誰か、こんな爺さでも、雇ってはくれまいか。

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