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  • from: クマドンさん

    2021年01月22日 07時26分50秒

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    退職後こそ、本当の人生だ

    退職したら、何をしたらよいのか分からない。
    退職後の自由な時間をどう使えばよいのか分からない。
    まぁ、仕事オンリー人間には、多い心配。感覚だな。

    仕事をしている間は、自分のことを麻痺させることができる。
    やるべき仕事が向こうから次々にやって来る。
    だから、それを的確にスピーディーにこなす人を、有能だと呼ぶ。
    そう呼ばれ、上司から評価されるために、自分を粉にして懸命に働く。
    仕事の成績によっては、次の人事でも有利になるはず。
    とにかく、まず、上司だ。そして、仕事の相手だ。お客様だ。
    そうやって40代を邁進する。
    その時、自由な時間は、皆無に近い。時間があれば休日出勤も厭わない。

    家族のためと称して、家族サービスも仕事のために皆無となる。
    籍は確かにこの家に会っても、暫く顔を見ない、不在状態。
    まさに、家族から言わせれば、「ふざけんなよ」だな。
    そういう父親に対する信頼感は、全く無くなる。育たない。
    それは、自分のためだけにその自分の時間を使い切っているからだ。
    この分は、家族のためにとは、その男は思わない。
    とにかく、仕事・仕事。その次には、自分の好きなことへの没頭だ。
    しかし、その好きなことも、他者からの評価に繋がる成果を求める。
    つまり、自分を成長させることもなく、59歳定年間近となってしまう。

    もったいない話だと、こういう話を聴くと、いつも感ずる。
    なんたって人生は、一方通行。逆走は出来ない。
    だから、全ての時間が一度きりの通過点。
    その時、何を優先順位の上位に置いて、
    どれだけ自分のことを捨てて、忘れて、他者や家族の為に尽くしているか。
    その結果が、定年退職のその日に分かる。
    私は、「お疲れ様」とは、家族には言ってもらえなかった。
    そんな定年退職のお祝いすら、無かったな。
    それが、現実なんだ。

    「明日から、どうすんの?」それも現実だ。
    しかし、こういう私でも、どれだけ家事や子育てをして来たことか。
    家族旅行には年に何度も企画し、実行した。
    年末には、毎年2泊三日のいけり池の平スキー旅行だ。
    休日は、小学生の息子たちと遊び、とにかく可愛がったつもりだった。
    それでもだ。それなのにだ。そんなもんなんだ。家族とは。人生とは。

    私は、だから、定年退職で自分が向き合った現実を受け入れた。
    私は、40代から、結構、この退職後に向けた生き方の準備はしていたからだ。
    演劇・合唱・登山・ランニング・筋トレ・読書・映画・コンサート等等。
    その時から、そのことには時間を使った。励んでいた。
    だから、ビバ定年退職だった。
    家族には、そうやって冷たく扱われても、何のその。
    私には、やりたいこともある。新しく挑戦したいこともある。
    だから、今は、それが出来るための健康第一に考え、行動している。

    しょせん、人は、独りで生きて、独りで死ぬものだ。
    そのことを、まず分かった方がいい。
    誰からに何か頼っては駄目だ。依存したらもっと寂しく、切ない結末を迎える。
    妻とは、しっかりとソーシャルでスタントを保ち、お互い依存・干渉はし合わない。
    60代の自立は、とてもとても大事なことだ。
    家庭生活でも同じ。男は、独り暮らしを楽しめる家事力は身に着けるべきだな。

    それから、年金を細々ともらえるまでの3年間。
    貯蓄を減らさない程度の、お酒を外で呑める程度の小遣いは、稼ぐことだ。
    だから、仕事をすることを自然と考える。
    しかし、がつがつではない。ゆるゆると、楽しみながら、短期にやる。
    そこまで、社会もこの年代には期待していない。
    ボランティアと考え、僅かでも報酬をいただけることを在り難く思う。
    そのためにも、現役で仕事のために健康を害するなんて馬鹿な真似はしないことだ。
    とにかく、60歳からが本物の自分の人生だ。
    ならば、その時に羽ばたけるように、気力・体力・心の健康の準備を怠らないことだ。

    仕事は、50歳を過ぎたら、後進に譲ることだ。
    そして、自分の経験と知識をまたその会社・学校で役立ててもらうために、
    後輩をしっかりと育て、導いてやることだ。
    しかし、「俺が、俺が」の威張った仕事人間・上司は、
    まだまだ自分のことが一番かわいい。
    だから、定年退職を、部下たちは「やれやれ、やっと居なくなる」と思うだけだ。
    妻からは、「明日からは、どうするんですか」と、溜息をつかれる。

    こんな人生に誰がした。自分だ。それだけの話だった。
    何だか男たちよ、親父たちよ、間違った生き方を私たちは、
    信じて生きて来たのではないのか。
    また、私たちは、子どもたちに街かったことを教えて来たのではないのか。
    そんな哀れな「問い」が、私にはある。ある。
    だから、63歳の後悔を、ここに書いている。
    ただし、私にはまだ自由に動ける身体もあり、ある程度の健康も与えられている。
    それすら、無くなり、定年を迎えたあなた。
    これからの長い長いし死までの老いの生活をどう独りで生きて行くと言うのだろうか。

    退職しても、「何をしたらよいのか分からない」と、言われた。
    まぁ、その人は、本気で自分自身になるために、
    しっかりと誰にも頼らず、依存しないで、独りで自分とまず向き合うことだと、
    私が言えるのは、冷たいようだが、それだけだ。

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