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  • from: クマドンさん

    2021年02月16日 09時08分15秒

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    自閉的な人と認知症の人と

    何だか、土日に私は疲れていた。
    それは、どうしてだったのかを考えた。
    そして、気付いたことは、人と接することが多かったことにその原因はあった事だ。
    独りで平日、庭を見て、寒太郎と雀たちに話しかけている時は、いい。
    ヨガをした、レクイエムの稽古をしたり、読書をしたり、料理を造ったり、
    その時も、それなりに心は穏やかで、平穏だった。

    ところが、「こうしてもらいたい」と願っていたことを、やってもらえず。
    「どうしてこうなるんだ」と、腹の立つことをやられ続ける。
    何だか、俯瞰した立場から、冷静にかかわろうとしていたのに、
    いつの間にか相手の思いや、我がままに巻き込まれて、感情を乱している。
    「ああ、そうか。そうですね。やってみます」ではなく、
    私が提案したことは、ことごとく否定される。批判される。
    自分の思いややり方が優先するために、その提案を拒否し続ける。
    ここには、妥協や折衷案は無い。
    「私がやりたくないのだから、やらせないで」だった。

    確かに、その気持ちも分からなくはない。
    しかし、余りにも一方的で、自閉的なこの態度には、
    やっぱり、どうしたって。腹が立つものだった。
    自閉的に生きている人には、その自覚は皆無だった。
    ただ、相手から言われたこと、強い口調で要求されたこと、批難されたこと。
    そのことだけが心に残る。
    どうして相手が感情的になって語りかけて来るのか、
    そもそも相手を怒らせたのは自分だということの認識すら、この人たちは持てない。

    自閉的な人は、相手の感情や想いを創造する力が、本当に欠けているのだ。
    本当に相手のことを理解できない。というか、理解しようと言う気持ちは無いのだった。
    まず、興味・関心は、自分のことだけ。
    つまり、相手についての興味・関心が無ければ、まずその人の話はきかない。
    だから、私が提案をしたとしても、その提案そのものが存在しないものと同じだった。
    そして、言ったからと、私が強引に行動に出ると、驚き、騒ぎ、拒否をする。
    「何で、そんなことを勝手にするのか」だ。
    しかし、このことは、既にお互いの話し合いで了承し、契約しているはずの事だ。
    自閉の人には、そうした交渉事は、通用しない。
    自分のことだけを、最優先に考えているからだ。
    自分にとって得なことはやる。自分にとって損なことは、やらない。
    本当に、閉ざされた自己の中の世界だけで完結している人だから、
    そんなことは、この人たちにとっては当たり前のことだった。
    腹を立てる、私の認識が間違っているだけなんだ。

    頭の中の情報も整理整頓、分類して保管することが出来ない。
    この人たちは、目に見えないと不安になる。失くしてしまったのだと思う。
    だから、床や畳の上に衣類や持ち物、道具をばらまいて置く。
    箪笥の中に片づけると、どこへしまったか忘れる恐れをもっているから、
    そうやって脱いだ衣類もたたまずに、床の上に山積みにする。
    私から見たら、どうなっているのかの状況でも、
    そのままであることを見ると、安心するらしい。
    この人たちの部屋が、時にはごみ部屋となっていることが多いのは、
    この自閉の人たちの特性にもよるようだ。

    それから、決断が出来ない。決断をしない。のらりくらりと決定を先にする。
    それは、一度決定すると、それをやらなくてはならなくなるからだった。
    つまり、決断・決定をしなければ、そのままでいい。
    この人たちは、変化をとても恐れる人たちだ。
    特に、急な変化・変更には、耐えられない。
    今日は夕食がいらないと言っていながら、やっぱり夕食をお願いします。
    そうした、突然の変更は、この人をパニックに陥れる。
    どう対応していいのか分からずに、立ち往生する。思考停止する。
    そして、こうなってしまった原因の相手に対して、怒りを感ずる。
    そして、攻撃する。

    実は、自閉の人は、突然、怒りだすことがある。
    急に感情を激し、相手のことを執拗に攻撃するのだ。
    「自分の気持ちを分かってくれない」
    そこから発する怒りのエネルギーは大きなものだった。
    一度、スイッチが入ると、興奮に興奮を呼び、だんだんエスカレートする。
    その内に、どんどん過去への遡りが始まる。
    「いつもこうだ」「絶対にこうだ」「あんたはこうだ」と、一方的な決めつけだ。
    こうなると、手がつけられない。だから、その場を離れることだ。

    相手の気持ちを尊重して、考えることを苦手としている。
    いや、そもそもそうした考え方のセオリーを持たずに生きて来た人たちだ。
    自分が言ったことや、やったことを相手がどう感ずるかは、どうでもいいことだ。
    不思議なんだが、そうした人とのコミュニケーションの基本である、
    相手の気持ちを想像して、推し量るという機能が乏しい場合が多いようだ。
    だから、こんなことが頻繁に起きてしまう。
    「自分が考えたように、相手が考えていることが、当然なんだ。」
    「どうして、私が考えたように、この人は、考えて、行動しないのか。」
    つまり、他者は、自分なんだ。
    他者は、違った存在・人格・考えを持って生きていることを、実感できない人たちだ。
    だから、相手が怒ることを、平気で言える。やれる。
    それに対して、相手が怒ると、怒られた、怒鳴られた事実だけが頭に残る。
    怒らせたのが自分だと言うことは、すっかりと忘れているからだ。

    この人たちは、自閉でありながら、とてもとても他人の目や評価を気にする場合もある。
    「みんな」「普通」「社会」「常識」「世の中」の基準を自分で勝手に決めて、
    それを相手に対する反論のエビデンスとして使う。
    自分の意見や考えは、持たないでいる。
    みんなが考えるように、自分は考えているとの大きな錯覚だ。
    自分は普通の人で、相手は異常だと言う勝手な決めつけだ。
    世の中はこうなっているのだから、どうしてあなたはそれに従わないのかだな。
    確かに、この人には、自分のオリジナルの意見や考え方は、無い。
    自分の行動や失敗から学習して、自分を変える、変更することが出来ないからだ。
    つまり、自分自身も、その環境の1つであり。
    急な変化・変更には耐えられないから、疑問は持たず、与えられた価値観だけで生きられる。
    閉ざされているのは、外部とのかかわりでもあるが、
    そうやって守っているのは、自己の変化・変更をしなくてもいいためなんだと、
    何だかこうやって分析しながら、今、そのことに、気付いた。

    絶えず、変化や変更を迫られ、臨機応変に即断即答を求められる職場では、
    なかなか大変なストレスを、味わっているのだろうなぁと、推察できる。
    周りに居て、共に生活し、仕事をしている家族や同僚のこの特性理解がないと、
    その人は、異質な人として批判・非難・攻撃・差別の対象となる人だ。
    そう言えば、一緒に勤めたあの人、この人と、思い当たる人が居る。
    実は、昨日、ケアマネさんに叔母のことで私が腹を立てていると話したら、
    「クマさん、叔母さんの認知症は、相当進んでいますよ」と、言われた。
    みんな、認知症がしていることなんだな。

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