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  • from: クマドンさん

    2021年02月17日 07時01分36秒

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    孤独感と不安感

    みんな不安を抱え、孤独に生きている。
    問題の無い人は、一人もいない。
    その問題とは、その人の周りの人がかかわり、解決する問題である。
    本人は、ただ困っている。不安感を抱えて生きている。
    だから、その問題を理解して、手を差し伸べる人が求められている。

    そんなことを、カウンセラーの彼と話し合った。
    つまり、誰もがそうした孤独感と不安感に生きているという事実だ。
    そんなもの、感じたことは一度もないと、言える人はいないと思う。
    それは、こうして生きていることの、特性のようなものだからだ。

    「子宮外胎児」という考え方があると教えてもらった。
    人間は、胎児として子宮内で生きている時が、一番安心して幸せを感ずる。
    それは、すやすやと眠りながらも生きることを母親から守られ続けるからだ。
    その安心感は、深く深く母に対する信頼感となる。
    しかし、人間は脳の発達により、子宮で大きく育つと、
    生まれてくるときに、狭い産道を通ることができなくなる。
    だから、10カ月で外の世界へと産まれさせられる。
    しかし、他の動物たちは、その時、既に自立して、生活できる能力を与えられている。
    人間は、違う。
    まだ成熟の途中。まだまだ本当は保護され、守られねばならない状態で、
    この世界に産まれさせられる。

    つまり、赤ん坊は、まだまだ生物的には胎児のままなんだ。
    しかし、その時、しっかりと抱きしめられ、愛され、守られる感覚。
    それを味わうことで、その不安感は薄らぎ、それが信頼感と変化する。
    つまり、泣けば、助けに来てくれる。
    ここで赤ちゃんが出会う「愛」がとてもとても大切なことになる。
    その時、本質的な人に対する信頼感を、赤ちゃんは培っていくこと出来る。
    母の愛情は、赤ちゃんの母や人間に対する「信頼感」に転化する。

    これが、「ベーシック・トラスト」と呼ばれるものだそうだ。
    つまり、根本的に人に対しての信頼感を持っていたら、
    自分自身が困っていたり、辛く感じたり、悩んでいたりしていても、
    そのことを人に打ち明け、話し、相談する、
    そうした相手の人に対する「信頼感」が育って行くというのだった。

    しかし、反対に虐待やネグレクト等、冷たくほうっておかれたあかちゃんは、
    ずっとずっと孤独の中で、不安感を抱え続けて、生きて行かねばならないのだ。
    生まれてから、幼児の頃、どうやってその子は、育てられていたのか。
    それは、その後のその子の人生を大きく左右する要因となる。

    また、この信頼感を持っている子は、探究心をもち、冒険が出来る子となる。
    それは、自分が困ったり、痛い目に合ったりはしても、
    泣いて戻れる母がそこにちゃんと居ることを知っているからだ。
    もし、そうなっても、母がしっかり守ってくれる。抱きしめてくれる。
    その繰り返しの中で、子どもには生きる意欲と自信とが育つそうだ。

    それから、大事なことは、受容的な態度だった。
    「よし、悪し」「出来る、出来ない」「優れる、劣る」「賢い、愚か」
    そうした価値観では、子どものことを絶対に評価をしない。
    そう感じられるような言葉も、子どもの耳には聴かせない。
    いつも笑顔で、ぎゆっと抱きしめる。
    「大好きだよ」と、その愛情を言葉に表す。
    そして、その子のことを宝物のもように大事に育てる。
    そうされた子は、どういう人に育つだろうか。
    きっと、いろいろな壁にぶち当たり、挫けたとしても、
    やっぱり自分自身を鼓舞して、勇気を奮い起こして、立ち上がるだろう。
    その力は、母親から、父親から、肯定的に与えられているからだ。

    さてさて、そのカウンセリングにやって来る、クライアントは、
    やはりその根源的な人に対する信頼感を持てない人が多いそうだ。
    というか、自分自身の存在に対する信頼感も持てないまま、
    大人になっている人たちが、多い。
    「アダルト・チルドレン」と昔、呼ばれた人たちだ。
    人は、孤独感と不安感を持って生きるものだ。
    それは、生きている人には、全ての人に当てはまるものだった。
    ます、そういうものであることを、自覚する。認めることだ。

    しかし、その時なんだな、その困難な状況を確かに認め、
    その原因である自分自身の無意識な心に気付き、
    その傷ついた自分を「許し」「受け入れ」「好きになる」そのプロセスが、
    カウンセラーとクライアントのかかわりの中で展開される。
    そうすると、その問題は、自ずから解決するらしいのだ。

    彼も、「Doctor倫太郎」に、はまっていたそうだった。
    今、私が一番観たいドラマが、これだった。

    孤独で無い人は、一人もいない。
    不安感を持っていない人は、一人もいない。
    そこから、スタートしないと、この根源的な問題は、決して解決しないようだ。

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