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  • from: クマドンさん

    2021年03月29日 09時24分40秒

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    スピリチュアルを思い出す

    もうすぐ3月が終わる。
    現役時代は、この時期は、超多忙を極めた。
    特に異動をする時だ。
    公務分掌の引継ぎを行い、全ての私物を運び出さねばならない。
    持ち込まない。直ぐに捨てる。いらないものはもらわない。
    そうやって物資を少なくはして来たが、やっぱり段ボール箱一個はあったな。
    そんな箱が、まだ屋根裏に山積みされている。

    新生活のスタートを切る時期でもある。
    他県の大学に入学した学生たちは、新天地での生活が始まる。
    私は、かっては東京で4年間の生活だった。
    金が無く、寂しく、孤独で、それでいて、東京の生活を楽しんだ。
    そおかげで教師にもなれ、この転職を現役のまま全う出来た。
    そんな人生のこれからのスタートなんだな。

    そして、そんな今朝、癌の手術を受ける人もいる。
    いや、今朝、きっとどこかの病院では息を引き取った人はいる。
    この朝を、病による体の痛みに耐えている人もいる。
    そして、辛く、厳しい痛みに、涙を流している人もいる。
    そんな、きっと今日なんだな。

    人は、自分が経験したことしか、実感として分からないものだ。
    私は、自宅で5年間引きこもった息子をもつ母と話した。
    というよりか、その母の話を黙って1時間以上聴いていた。
    親として何も助けてやれない無力感だった。
    しかし、彼は確実に回復に向かっていた。
    それは、私が鬱病で休職を経験したからよく分かる。

    私には、彼の心の在り方と哀しみ辛さ。そ
    そして、体がどのような状態であるのか、自分のことのように理解できた。
    それは、私がそうであったからだった。
    本当に体からエネルギーが消えて無くなる。
    電源をすっと抜かれたパソコンを思い出してもらいたい。
    ぶっんと、画面が消える。回復は出来ない。画面は真っ暗なままだ。
    そんなように、全身から力が抜ける。エネルギーが空っぽになる。
    すると、体だけでなく、思考も停止する。
    考えがまとまらない。決定・決断が出来ない。わけがわからない自分になる。

    どうしてこうなってしまったのかは、きっと誰も分からない事。
    これは、体がその命を守るための緊急事態。危機からの回避行動。
    それを無視したら、きっとその人は、自らの死を選ぶかもしれない。
    そんな危機的な状況に置かれる。
    すると、体から行動するエネルギーも、意欲も消える。
    それが、私の鬱であり、彼の引き籠りだった。

    だから、自分が安全に安心して生きられる自信が出るまで、
    彼はじっと引き籠った。これは、とてもとても大事な行動だった。
    引き籠らされているのではなく、引き籠りを自己選択した。
    そこには、自分自身を守るための強い強い意志が働いている。
    だから、力では引き出すことは絶対に無理なんだな。
    その自己防衛行動を攻撃したら、もっと頑なになるのは当たり前だからだ。

    みんな時間が解決してくれるものだ。
    向かいの家のタムシバの真っ白な花が、今朝咲いていた。
    あれだけ固く縮こまっていた蕾も、時期が来たら、花を開く。
    何でもそうだ。時期が来たら花は咲く。時期が来なければ蕾のままだ。
    この引き籠りは、自分が自分として生きるための大事な時間だった。
    彼には、きっとその時間が必要だったのだ。
    その時間の意味に彼が気付いたら、彼の自信は深まるはずだ。

    彼は、彼の。私は、私の唯一無二の人生を生きている。
    そのことに気付き、人とは比べず、自分を否定せず。
    まず、私は、どう生きたらよいのか。私の幸せとは何かを考え。
    人真似ではない、自分だけの生き方の道を恐る恐るでも歩き始める。
    その独自な道を選択し、決定し、歩き始める。
    その時、回復へのプロセスを、歩き始めるものだった。
    「まず、自利。自分」なんだと思う。
    自分を自分から好きになり、自分の善さを少しでも感じられる。
    こんな自分のことをちゃんと見守り、心配し、愛してくれる親や家族がいる。

    そして、スピリチュアル・ペインに対して、ケアが行われ。
    自分は愛されている存在であることを実感で来たら、もう大丈夫なのだ。
    そういう意味では、人は、霊的な存在であると言える。
    その霊性を見失い、忘れ、気付かずに、我が侭の道を歩き続ける。
    しかし、そうした生き方に対しては、必ず体や心へ警告が発せられる。
    それか、体と心病だった。
    「病気」という漢字を書くとよく分かる。
    「病んでいる」のは、「体」ではなく、「気」だからだ。
    その気とは、ある意味、スピリチュアルなものなんだ。

    目には見えない、触れることも出来ない。そんなものは存在しない。
    彼は、さう思っている。頭で考え、解決しようとしている。
    しかし、その彼が病んでいるのは、体でも心でもない。
    本当の彼の中に存在している霊性・スピリチュアルである。
    私の鬱もそうだった。
    このケアには、スピリチュアルを考えねば、解決できない病だった。
    だから、そうした霊的なものへの癒しをどのように行うか。
    それが、スピリチュアル・ケアだった。

    共に居てくれる。話を聴いてくれる。認めてくれる。尊んでくれる。
    それが、スピリチュアルの求める「愛」だった。
    真実の愛によって満たされたら、その空っぽのコップは満たされる。
    その満たされたものがエネルギーとなり、やる気になる。
    そして、その人は引き籠りから自ら扉を開けて、外の世界に出られるのだ。

    そして、実は、人間誰もが求めるのは、この「愛」なんだな。
    しかし、今は、親子・家族ですら求めることが難しい時代になった。
    でも、そうであるからこそ、人を人として生かす元気である「愛」は、
    もっともっとお互いに大切に育て、与え、受け続けねばならないと思う。

    体の病気も、根本的な原因は、霊的な病であることも多いと思う。
    ストレスを長期間感じ続け、いつもストレスフルであったとしたら、
    自己防衛のために、病を造り、休息・休養を会社や学校からもらい、
    回復に専念できる時間と状態が求められるのは、当たり前だ。

    もうすぐ全身麻酔で、手術を受ける彼女は、
    今、この時刻をどんな気持ちで生きていることだろう。
    私は、二度の開腹手術をたので、その恐怖はよく分かる。
    しかし、この試練は、どうしても通らねばならない試練でもあった。
    彼女の無事を、ただ祈るだけだ。
    手術は、午前10時から始まる予定だ。

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