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  • from: クマドンさん

    2022年07月24日 14時18分16秒

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    これからもガチでついて行くぜ

    長岡駅前、クックテール久保田への旅だった。新潟駅から快速直江津行きに妻と乗った。本当は私は、行けない旅だった。しかし、不思議な巡り合わせで、行けることになった。久しぶりの電車旅。ホームを後にしたら、すぐに菊水一番搾りの缶を開けた。これから、また呑み鉄の旅が始まる。
    お目当ては、日向率いるこのバンドだった。これを私は、奇跡のバンドと呼んでいる。まぁ、大した才能の塊だった。何をらやらかしてくれるのか、ただひたすら期待しかない。いつも思う。あるものをあるものの形で提供するだけでどうするのかと。それをソフトに綺麗に、気持ちよく提供することは、何かの真似でしか過ぎないかもだ。
    やりたい事がある。しかし、それはまだここにはない。何だか感じてはいるが、それは何かを自分でも探したい。そして、それは独りでは出来ないことで、その音やパワーや驚きの発想から触発されて、初めて自分から生まれる音だ。その音を発見したしたい。その音と出会いたい。そのためにセッションはある。
    降りて来るためには、形に留まろうとする臆病な自分をまず粉砕することだ。この先の分からない音の旅に、もう旅だってしまった。旅は、冒険だ。もう後にはひけない。行くしかない。それも、無様かもしれないが、まず、自分を捨てて、どこまでその自分が走り切れるか、ただ只管、叩く、叩く。まさに、クラッシュ&ビルドだな。彼の炸裂するドラムがそれだ。未知であり、未開の宇宙をぐんぐん進む。
    この書く旅もそうである。この白い先には、まだ文字は書かれていない。私が、こうして文字を書くから、そこに言葉が現れる。これが、創造だ。未だ、どこにも存在しない音は、神からの音である。それは、真似からも、踏襲からも、スタイルからも、生まれないものだ。では、その激烈なまだ誰も聴いたことの無い音の響きと輝きは、どこにあるのか。それは、このLive会場に音にならないまんまに存在している。音は、音に成るのを待っている。
    奏でる。それは、その音を魂で感じた天才だけが出来ることだ。これは紛れもなく、そのピュアな音楽だった。産まれ出るその音は、奏でる彼女すら初めて聴いた音である。瀬戸際はある。そのギリまでは行ける。その先に何があるかは、そこを跳んだ者にだけ感じられる音である。彼女は、それを見事にやった。この音は、その音に成りたい音に触れている。その音は、まだこの世には無かった音だ。ならば、私はきっと奇跡に立ち会っているのだろう。
    降りて来るものに憑依する。憑依したまんま、それを暴れさせ、踊らせる。これが出来るのは、やはり選ばれし天の才だ。この人は、飄々と優しく笑顔の人だ。しかし、サックスを吹き始めると豹変する。彼はただの着ぐるみになり、彼は大いなるみなぎる偉大な力そのものに取り憑かれ、化ける。これも奇跡なんだな。舞台での名優がまさにこれだった。成りきるが、独りそれを見つめる自分がここに居る。音と一つになり、次々に止めどなく溢れて来る音にその指が追いつかない。しかし、それを「おい、おい」と楽しみ、感動する彼自身がそこに居る。今、ここの、この音は、二度とこの世には現れることの無い音である。だから、その音を楽しみたい。味わいたい。まさに、舞台と同じで、その音は消え、もうどこにも存在していない。
    面白いと感じて、やれると信じて、やれや‼️とリードする。コンダクターであり、名プレーヤーでもある。彼のベースには、心臓そのものの激しく力強い鼓動や血の騒めきが感じられる。「俺は、俺だ」「俺だけの俺を創るぜ」その挑戦する者の気概を激しく感じる。確かにそれは音であり、ビートであり、リズムではあるが、あの世界陸上の選手たちのようなアスリートとしての爽快感をいつも感ずる。「やるなぁ‼️」そうしてやりきる稀有な男を、私はいつも観ている。この男が、奇跡なんだな。圧倒するそのカリスマとパワーは、そんじょそこらのものでは無い。彼と誰を比較出来るか⁉️まぁ、どこにも居ないな。だから、その存在感のまんまに、この独自なグルーブでダイナミックな音は存在している。
    やはり、独自であることだ。それは、絶対に楽なことではない。いや、どんだけ険しい道であることか。同じでは無い。今、ここで、感じたまんまに、それを音にしたい。このピアニストは、音を詩にして語ることの出来る魔法の指の持ち主だった。その音は深い深い音楽性と豊かな感性に支えてられた音である。ビル・エバンスを感じた。その音には間があり、音と音との間には、彼だけにきっと聴こえる音がある。彼はとってもいいやつだ。優しく、いつも笑顔で周りの人への配慮を忘れない。その人間性が音になる。人間は、あるものしか現せないものだ。彼の奏でる音を聴いていると、心がホッと、優しくなれる。それでいて、これでもか、これでもかと、自分に対するチャレンジは、やめない。お客様に演奏を聴かせるとは、それはピアノの音と対話しながら、新たな自分自身の発見でもあった。その音が、今、ここの彼なんだな。どこまで偉大なピアニストになれるのか、私は死ぬまで彼を見ていたい。
    さて、仕事で遅れてきたパットメセニーだ。昨日の50名近くのお客様は、まさに音楽を聴き込んだベテランの大人たち。一流ホテルのバーのようなその場所に、奇跡の舞台に舞い降りて来たばかりで、よくあのギターをやり切った。彼がだんだん超えていく彼となることを、目の前で父は感じた。よく私が言った言葉がある。「歌を歌え」。それは、心の中にその歌・その愛・その想いが無ければ、出せない音である。音は、その人だ。どう生きているかが、何を感じて生きているかが、その音になり、フレーズになる。私は、その長いソロに追い込まれ、立たせられた彼が、少しずつ逞しくそれを受け入れ、その自分を超えた音を追究する旅をしたことを、嬉しく感じた。彼は、確実に自分を超えた。
    奇跡とは、天から降るもの。まだ誰も見たことも聴いたこともないもの。そして、それはある目撃をする人たちの前で事実として展開するものだ。奇跡は、ここにある。彼が彼女が醸し出す音は、まさに豊穣な奇跡の音だ。だから、深く深く感じて雄叫びを上げる。感動で体が震える。それをこの体が味わいたいから、長岡まで夕方出かける。
    ストラビンスキーの「春の祭典」だ。初演は全く新しい世界に理解できないお客からの大ブーイングだった。しかし、この音楽は新しい世界の幕を開けた。全てを変えて、全てに新たな息吹を吹き込んだ。私は、彼等の演奏に、ストラビンスキーを感じた。日向が言っている。「ついて、来いや‼️」だな。
    帰りは初めて長岡から新幹線だった。そう言えば、新幹線に乗ったのは、何年ぶりのことだろうか。
    奇跡に立ち会った後には、胸がいっぱいになる。今、目撃したことは何だったのか?その答えを見つけるために、これからも追っかけを続けるつもりだ。10月には隅田川JAZZフェスに出場するそうだ。その次は、ニューヨークだな。😃

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