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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2007/01/18 21:14:32

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    父の再入院・90000名突破

    父が昨日再入院した。
    家に居ると何もやることがなく、炬燵の中に入ったきり動こうとしなかった。
    酒が呑みたくなると、台所に立ちお勝手口でワンカップを飲んでいた。
    無気力とでもいうのだろうか、何事も手をつけようとしないのだ。
    テレビのリモコンを握ったまま眠っている。
    私がそっとテレビを消すと、むくっと起きだしてまたスイッチを入れる。
    老人性のうつになるのではないかと心配している。

    この年になって弱っていくのは、日に日に目に見えていた。
    あれだけ元気で、動いていた人が、ぱったりと動かなくなる。
    毎年年末にはあれだけ動いた人が、
    神棚のお札を替えることすらしようとはしなかった。
    玄関と門までのたたきを掃いたのは私だった。
    新年を迎えるために心して家中を大掃除していたあの父の姿が懐かしい。

    私の顔を見ると文句ばかりである。
    私も聞き流せばよいのであるが、
    やっぱり何度も何度も言われると腹が立ってしまうのだ。
    入院する朝も、やっぱりやってしまった。
    こんな父と私の姿を見ているから、
    長男も私に辛らつに口答えするのかもしれない。

    昨年の秋、東京のおじさんの見舞いと葬儀とで2回新幹線で東京に出かけた。
    その写真を見るたびに、行って来てよかったなあと思う。
    実は父とは2回二人だけで東京に出かけたことがあった。
    いつも日帰りであったが、これも私にとっては大切な思い出となっている。
    あの頃の父はまだまだ若かった。
    都庁の展望台に上がり、東京見物したことが懐かしい。
    1回目は私がオリンピックセンターで「ビオトープ」について講演をするときだった。
    2回目は新宿でトヨタ財団の研究助成金の授賞式だった。
    父の眼差しが温かかった。

    しかし、今は病気のせいか、老いたせいか、
    瞳には輝きがなく、生きる力が感じられない寂しさがある。
    年を取るとは、もう二度とあの日には戻れぬと言うことなのだ。

    今父は病院のベットで眠っているだろう。
    これが6回目の入院である。
    そういう意味では脳梗塞を5回も起こして生還していだけ不死身であるといえるだろう。
    ただし、無常には勝てぬのである。
    残された月日は数えるばかりであろう・・・。

    二人の息子たちは、父と母との老いの姿を見つめて育っている。
    そして、いつの間にか私がかって反抗していた父の年代になっていたのだ。

    ただ今アクセス90334件となった。ありがたいことである。

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